MLBの歴史で多くのスーパー・スターが排出されました。今回の記事では誕生年をグループとし、その年の最高の野球選手を統計値から紹介するものです。その指標としてここではWARを使用します。WAR を使用するのは、完全な指標とは言えないものの、ポジション、時代を超えて選手を比較するのに最適な数値であると判断しました。では、2001年生まれから1847年(殿堂入り選手が初めて輩出された年) までさかのぼります。
まずは1840年代~1890年代をご紹介します。
1890年代
1899年:ウェイト・ホイト (52.3 WAR)
注目の同期:ジュディ・ジョンソン、アール・コームズ、チャーリー・ルート
1898年:ビル・テリー (56.5WAR)
1930年に打率.401を記録しています。
注目の同期:ジョー・シーウェル、キキ・カイラー、ディック・ランディ
1897年:フランキー フリッシュ (71.8 WAR)
注目の同期:ビズ・マッキー、ロス・ヤングス、アンディ・クーパー
1896年:ロジャース・ホーンズビー (127.3 WAR)
打率.400以上を3回記録しています。
注目の同期:オスカー・チャールストン、アレハンドロ・オムス、ジャド・ウィルソン
1895年:ベーブ・ルース (183.1 WAR)
偉大なスラッガーは史上最高のWARを記録しています。
注目の同期:ジョージ・ケリー(ハイ・ポケッツ) 、ヘビー・ジョンソン、レイ・クレマー
1894年:ハリー・ハイルマン (72.5 WAR)
注目の同期:ハーブ・ペノック、ジョー・ジャッジ、ハワード・エームケ
1893年:ジョージ・シスラー (57.1 WAR)
生涯打率.340を記録、2004年にイチロー破られるまで84年間1 シーズンの安打記録を保持していました。
注目の同期: クリストバル・トリエンテ、バレット・ローガン、バーリー・グライムズ
1892年:ウィルバー・クーパー (53.6 WAR)
注目の同期: ダッチ・レナード、サッド・サム・ジョーンズ、レイ・シャルク
1891年:ダジー・バンス (60.2 WAR)
1924 年に投手三冠王 (28勝-6敗、防御率 2.16) を獲得。
注目の同期:デイブ・バンクロフト、ラビット・マランヴィル、エッパ・リクシー
1890年:アーバン・ショッカー (58.6 WAR)
注目の同期:マックス・キャリー、サム・ライス、ディック・レディング
1880年代
1889年:スタン・コベレスキ (61.5 WAR)
注目の同期:ルイス・サントップ、スモーキー・ジョー・ウッド、ヘイニー・グロー
1888年:トリス・スピーカー (134.7 WAR)
注目の同期:ザック・ウィート、ベン・テイラー、レッド・フェイバー
1887年:ウォルター ジョンソン (164.9 WAR)
歴代2位のWARを記録。
注目の同期:ピート・アレクサンダー、エディ・コリンズ、シューレス・ジョー・ジャクソン
1886年:タイ・カッブ (151.5 WAR)
24シーズン中23シーズンで打率.316以上を記録。
注目の同期:ホームラン・ベイカー、ルーブ・マーカード、“スモーキー” ジョー・ ウィリアムズ
1885年:アート・フレッチャー (47.1 WAR)
注目の同期:ホセ・メンデス、エド・コネッチー、スリム・サリー
1884年:シェリー・マギー (59.4 WAR)
注目の同期:エディ・シコット、ジョン・ヘンリー・ロイド、チャールズ・ベンダー
1883年:ジャック・クイン (58.7 WAR)
注目の同期:ハル・チェイス、ラス・フォード、レフティ・レイ・フィールド
1882年:ベーブ・アダムス (52.7 WAR)
注目の同期:ピート・ヒル、エド・ルールバッハ、フランク・シュルテ
1881年:エド・ウォルシュ (65.9 WAR)
注目の同期:ジョニー・エバーズ、オーヴァル・オーバーオール、ブランチ・リッキー
1880年:クリスティ・マシューソン (106.6 WAR)
注目の同期: サム・クロフォード、ジョー・ティンカー、アディ・ジョス
1870年代
1879年:ドク・ホワイト (48.6 WAR)
注目の同期:ロジャー・ブレスナハン
1878年: ジミー・シェカード (49.5 WAR)
注目の同期:ミラー・ハギンズ
1877年:トミー・リーチ (47.1 WAR)
注目の同期:アール・ムーア
1876年:ヴィック・ウィリス (63.2 WAR)
注目の同期:モルデカイ・ブラウン
1875年:エディ・プランク (90.8 WAR)
注目の同期:ハリー・スタインフェルド
1874年: ホーナス・ワーグナー (130.8 WAR)
注目の同期:ナップ・ラジョワ
1873年:ボビー・ウォレス (76.3 WAR)
注目の同期:ジョン・マグロウ
1872年:フレッド・クラーク (67.9 WAR)
注目の同期:ウィリー・キーラー
1871年:アモス・ルジー (65.8 WAR)
注目の同期:ジョー・マクギニティ
1870年:ジョージ・デイビス (84.5 WAR)
注目の同期:ビル・ダーレン
1860年代
1869年:キッド・ニコルズ (116.3 WAR)
注目の同期:クラーク・グリフィス
1868年:ジェシー・バーケット (59.7 WAR)
注目の同期:シルバー・キング
1867年:サイ・ヤング (163.6 WAR)
勝利数511勝は史上最高の記録。
注目の同期:エド・デラハンティ
1866年: ビリー・ハミルトン (63.2 WAR)
注目の同期:ヒュー・ダフィー
1865年:マイク・グリフィン (40.8 WAR)
注目の同期:ビリー・ナッシュ
1864年:ボブ・カラザーズ (59.5 WAR)
カラザーズは二刀流として1886年のシーズンに投手として30勝14 敗、防御率2.32、打者としては43試合で打率.334、OPS.975を記録。
注目の同期:エド・マッキーン
1863年:ジミー・ライアン (43.7 WAR)
注目の同期:トミー・マッカーシー
1862年:エド・モリス (38.4 WAR)
注目の同期:コニー・マック
1861年:ジョン・クラークソン (83.2 WAR)
注目の同期: ピート・ブラウニング
1860年:ジョン・ウォード (62.3 WAR)
注目の同期:サム・トンプソン
1850年代
1859年:ミッキー・ウェルチ (62.3 WAR)
注目の同期:バック・ユーイング
1858年:ダン・ブラウザーズ (78.7 WAR)
注目の同期:ジョン・ライリー
1857年:ティム・キーフ (86.9 WAR)
注目の同期:ロジャー・コナー
1856年:ジム・マコーミック (76.2 WAR)
注目の同期:パッド・ガルビン
1855年:ポール・ハインズ (44.9 WAR)
注目の同期:ハーディ・リチャードソン
1854年:オールド・ホス・ラドボーン (75.4 WAR)
注目の同期:ウィル・ホワイト
1853年: マイク・ドーガン (8.5 WAR)
注目の同期:ジャック・マニング
1852年: キャップ・アンソン (94.3 WAR)
注目の同期:ジョージ・ブラッドリー
1851年:ボビー・マシューズ (55.1 WAR)
注目の同期:オレーター・シェイファー
1850年:アル・スポルディング (60.3 WAR)
注目の同期:ジム・オルーク
1840年代
1849年:ジム・デヴリン (32.9 WAR)
注目の同期:エズラ・サットン
1848年:キャンディー・カミングス (36.2 WAR)
カーブ・ボールを発明した投手と言われています。
注目の同期: ジョージ・ベクテル
1847年:ディーコン・ホワイト (45.5 WAR)
注目の同期: ジョージ・ライト
(※このデータはこちらの記事を参考にしました。