エンゼルス観戦記2018

7月10日(火) 成田-LAX-アナハイム

成田空港に14時に到着。関西から来る友人家族と無事合流した。
航空会社の選択肢は多くあれど、今回彼らが帰国便はSFからKIN(関空)への直行便を
リクエストしたので、運行しているUAにした。1日2便も飛んでいて予約も取りやすかった。

飛行機は定刻に離陸。ただ、昔の「ジャンボジェット」機に比べて、使用機は随分と小さくなった。
真ん中でも3席しかない(まあ2便飛んでるのでもう1機は大きいのか?)。

また、エコノミーではあるが、「エンタメ」関係は充実していた。映画・ビデオも多くのラインナップがあり、
まあ、米国の会社なので、全て「日本語吹き替え」ではないものの、画像だけで充分楽しめる作品もある。

但し、その分「機内食」は正直ショボくなっている。以前は「ビーフメニュー」を頼むと
前菜にステーキ、デザートのケーキやフルーツなど、あの狭いテーブルの上で容器やナイフにスプーンなど
下に落としはしないかと、はらはらしながら食べるのも楽しみだった。
今は着陸直前の朝食程度のボリュームと種類しかない。確かにあの品数では食べにくいし、
身体を動かさない機内ではあまりお腹も減らないので「適量」かもしれないですね。
(勿論コスト削減の意味もあるのでしょう)エンタメが充実して「機内食」が機内での「暇つぶし」の大きな役割では無くなったのでしょう。

夕食後、日本時間ではまだ午後8時頃。普段仕事の関係で、深夜3時過ぎに就寝している自分は、只でさえ乗り物での寝つきが悪いのに、今回も値付けず。
但し、LA便は既に20回以上の経験があるので、「約10時間」の長旅も、それはそれでペース配分は心得ている。一方でそこから2~3時間余計にかかる東海岸はさらなる延長にもう耐えるのがしんどい。いtsまでたっても到着しないのです。

まあ、それでも機内トラブルや大きな揺れもなく、順調にLAXに着陸した。

UAは大きな会社なので、自社便だけのターミナルがあり、「入国審査」も専用に行われる。JALやANAは国際線ターミナルだ。

入国審査も今や先ず最初に機械でパスポートや自分の写真など撮影し、終わったところで、検査官のチェックを受けなければならず、結果的にかなりの時間を要する。後部座席だった我々はだいぶ遅くなった。その分検査官には何も聞かれず荷物を受け取ってからの「関税報告書」は受け取りもしなかった。晴れて4人無事に解放された。

さて、ここから我々はツアー会社の「送迎プラン」を依頼してはいないので、アナハイムへは自力で向かう事にする。「ディズニーバス」「スーパーシャトル」「バス&鉄道」などの選択肢があったが、一番早く来た「スーパーシャトル」に乗車。我々だけでも「ほぼ満席」ながら、ドライバーは次のターミナルでさらに3人のファミリーを強引に押し込んだ。よって気の毒に太った息子(白人)を痩せたママが膝上に乗せて明らかに「定員オーバー」かつ人の熱でムンムンの車は、ここから1時間強かかるアナハイムに向かった。
かといって、僕らが乗車しても、まだ2名ほどの空きがあり、恐らくドライバーはそれを満たすまで、ターミナル間を巡回しただろう。

約1時間でバンはディズニーリゾートに入り、有名なホテルで次々と客を降ろしていった。
残されたのは我々一行のみ。しかたない、このバンは本来大半がディズニーリゾートがメインだから。
乗り合いでも先に降ろす。さらに我々の向かうスタジアム近くのホテルは、アナハイムの東の外れにあり、ルート的にもディズニー優先だ。

さて、残った我々を乗せて、バンはカテラアベニューを東へ。通り沿いに段々エンゼルスの選手フラッグが掲出されていて、球場も間近に見えてきた。ドライバーも日本人と見るや、「オオタニサン・・・」と話題を振ってくる。ほどなく車は「エアーズホテル」に到着した。

ただ、請求されたのは「35$?」・・・ちょっと高くないか?ネットで「スーパーシャトル」の方は約20$ぐらいで案内されている。
それとは違う会社ではあるが・・・。ただ、昔から確かに16$ぐらいだったが、物価も上昇しているし、100$を超えるような「ボッタクリ」ではない。

まあ、これ以上こじれるのも嫌なので(ていうか、英語で話が出来ない)そそくさと支払う。
ドライバーはしつこく帰りも「コールしてくれ!」と名刺を渡してくる(帰りは決まっていたので無理)。

決して大きくもなく、落ち着いた雰囲気のこのホテルは、これまで「エンゼルス観戦」に利用しているが、これも「大谷効果」であろうか、この10~12日のシアトル3連戦の間は珍しく?満室らしい。
自分は「チープトラベル」さんのHPを通じて「おすすめ」していたが、段々浸透しているかのようだ。
ただ、フロントの応対はとても親切丁寧で、我々4人(ツイン2部屋)も希望のフロアに隣(中で行き来可能)同志部屋ととても満室とは思えない程、融通を利かしてくれました。

部屋に荷物を下して、道路を渡ったところにある「JDシュミッツ」というアメリカのカジュアルレストランに入る。既にそこには、恐らく一足先にチェックインしたと思われる日本人旅行者が何組かいた。

ここで、「BBQ」「ピザ」「バーガー」など、いかにもアメリカンフードの典型メニューをオーダーした。
夜は「スポーツバー」も兼ねているようだ、

遅い昼食を済ませた後、そのままスタジアムへと向かう。
時刻は球場開門ちょっと前の16時半頃だが、真っ赤なTシャツや帽子など「大谷グッズ」を身にまとった若い女性ファンが同じように球場に向かっている。

このホテルからは、歩道に沿って、そのまま鉄道のガード下をくぐれば、球場のセンター後方の駐車場に出るが、もう1つアムトラック(鉄道)の駅を伝って同じように駐車場に出る事も出来ます。
駅の1階は、チケットブース、鉄道と長距離バスも扱ってます。さらに、コンビニタイプの売店が22時まで営業している。ホテルにも簡単な売店もあるが、ここも便利だ。

3年前訪れた頃はまだ無かったカフェが2階にあり、1階のチケットブース後方にもジューススタンドがあるが、はっきり言って持て余すぐらいに広すぎ、立派過ぎ!
それまでは、日本にもあるようなローカル線の小さな駅だったが、無駄に?でかくなった。
しかし、お陰で駅はやや東よりに移動し、正面が反対になった事で今度はこのエアーズホテルからは随分と近くなった。あの「ホンダセンター」は真っすぐ行くだけである。

エスカレータで2階に上がり、跨線橋を渡ってエレベーターか階段でプラットホームに降りると、球場方面の出口スロープがあります。
もう球場は目の前ですが、さすがにそこはメジャーのスタジアム。
駐車場を突っ切り、外周を歩くこと約7分。やっとお馴染みの「巨大帽子」がお出ましだ。

私はもう何度となく訪れているのだが、友人の奥さんや息子さん、他の日本人観光客はここで、テンション上がりまくりだ。
相手は同地区とはいえ、さほど人気がある訳ではない、マリナーズだけに、開門を待つ観客は日本人が多い。

ゲートが空いた。今日は「トラウトTシャツデー」だ。大事なお土産ゲット。
皆で座席を確認した後、各々思い思いの場所へ向かう。友人家族、特に奥さんと息子さんは、本日のみの観戦の為、「チームストア」へと向かったようだ。

私はひたすら「サイン」を求める為、内野席スタンドに降りていった。
目的は勿論大谷だったが、右肘を痛めているので、恐らく期待できない(勿論試合開始まで出てこなかった)。そうなれば、目標はやっぱりトラウト。
しかし、あまり人気のないマリナーズ戦とは言ったものの、スタンドには予想外に多くの少年ファンが・・・。

実は3年前、ここでトラウトにサインをして貰ったが、してくれたのは、もう少しベンチに近い場所で私が陣取ったレフト辺りからはちょっと離れすぎた。そこはもう黒山の人だかりで近寄れなかったのだ。

そんなヤキモキした中、両チームのスターティングラインナップが発表された。
5番DHで無事先発出場。まあ、相手が右のリ^-クだから、間違いない。
以前、YouTubeでその様子を見てトラウトと大谷じぇの歓声が突出していましたが、が、今回撮影した動画ではファンの歓声は大谷がトラウトに勝っていました)。

さて、いつもならこのあたりでトラウトがサインを始めるのだが、今日はなんだかスタートが遅く、結局僅か数人しかしなかった。いつもは10人ぐらいにしてくれるのに。場所もやはり、3塁側ベンチのややレフト側で行うのはいつもどおりだったけど。

プレーボール直前となり、本来の席に戻ると、友人一家もチームショップや食事など、思い思いに買い出しをして戻ってきた。

さて、今回初めての体験となったのが、メジャーも「ファールボールによる事故防止」の為、内野席にネットを張り巡らせたことである。これまで、最もグレードの高い「バックネット裏席」を忌み嫌い、内野席ですっきりとした視界を楽しむのが常だったが、
これからはメジャーに行っても、NPBと変わらなくなって、選手との間に「距離」が出来てしまったのと、やはり「臨場感」や「迫力」が薄らいだのは残念。但し、これから女性ファンや子供たちが安心して観戦出来るように配慮したのだろうと理解しなければならないが・・・。

それでも、どうしても気になるなは「写真」である。使っているデジカメはどうしてもネットに焦点が合ってしまい、実際うまく選手にピントが合っている画像は少なくなった。「フィルム」でないのが、幸いだ。
今MLBでは、「持ち込み荷物」の規制が厳しくなり、一眼レフの大きな望遠レンズもダメな場合がある。
まあそれでも、「一眼レフ」はピント合わせにマニュアル設定があり、自分の意思でも選手に合わす事が可能なのが良い。デジカメはほぼ「オートズーム」なので、なかなk思うようにピントが合わないのだ。

さて、本日エンゼルスの先発はGリチャーズ。長い間待ち焦がれていた投手だ。
あの「林修」先生も推していたリチャーズは、Jウィーバーに続くエースとして期待されたが、「故障体質」で、あまりフルシーズン働いた事が無く、ちょっと期待外れである。
オフにFAとなるので、充分良い成績を残しておきたいところだが、今シーズンもパッとしないようだ。

開幕のアスレチック戦でも順調に投げていたが、途中脆くも崩れ、その後もなにかのエラーやヒットを足掛かりにあっけなくKOされてしまう試合が多いのだ。
挙句の果てに大谷の二刀流に伴う変則ローテーションの影響で調子が悪いなどグチを零し始め、エースらしからぬ小物ぶりを見せている。

この試合も初回から不調でいきなり3点を献上。前半戦で早くも「腕が痛い」とかで、早々降板。
殆ど記憶にも残らない残念な投球であった。そのまま「トミージョン手術」を受けるらしい。
恐らくもうエンゼルスのユニフォームを着て再び目にする事はないだろう。

確か10年近く前もエイデンハートという将来のエース候補が事故死しており、この先エンゼルスのエースは見通しが立たない状態だ。

初回で既に3対0..。打線の奮起と期待したいところだが、今年のエンゼルスはそれを上回る「弱体投手陣」。まだ初回の段階でこれから既に毎日酷使された疲労困憊の中継ぎ陣が「火に油を注ぐ」のは目に見えている・・・として、まあせいぜい大谷、トラウトのバッティングのみ楽しもうと諦めの心境に陥った。

ところが、いつもBSを観てエンゼルスの不甲斐なさに呆れている友人の息子さんが、「今日はいつものエンゼルスと違いますね~」と唸るほど、ここから怒涛の反撃が始まった。
2回にはすぐに同点に追いつき、4回にはプホルス、6回にはカルフーンと、今シーズン大谷ファンから叩かれまくっている2人のホームランが飛び出す。

いつもはサンドバッグのようにただ打たれ続けるリリーフ陣も、今日は踏ん張っている。
2002~2009年辺りまでの「強いエンゼルス」が蘇って嬉しい。
さて、注目の大谷は四球→二ゴロ→エラー(この後内野安打に訂正)とパッとしなかったが、とにかく渡米前までは、「果たして見れるのか?」と不安で堪らなかっただけに、結果はともかく、目の前に大谷が居る事が嬉しい。

実は昨年、大谷がメジャーに行くようだとして「今のうちに観ておこう」と、4月の開幕直後、大阪でのオリックス戦に出かけようとしたのであるが・・・。
前日旅の準備をしている中、スポーツニュースで「大谷走塁中にケガ、明日から欠場・・・」と報じられ、哀れ何のテーマもなく大阪へ行き、空しい観戦をしたので、6月の長期離脱は「自分は一生彼を観れないのではないか?」と絶望したくらいだった。

しかしこうして現実にこの試合を観戦しながら、「エンゼルス大谷を観る為に神様が楽しみを引き延ばしてくれたんだ!」と納得した。しかも今日は初日、まだ気持ちにも余裕があった。

もう5打席目はないかなあと思ったところ、8回2アウトからなんとプホルスがヒットで2塁まで激走!
既に8ー3とリードしており、さほど頑張らなくても良い場面だが、これで大谷に回る。
相手はサウスポーなるも、うまく流し打ってレフトセンター間へのタイムリーヒットだ!
周囲の日本人観客も大興奮。ホッとした。

試合は9対3のままエンゼルス快勝である。
手前味噌だが、長年エンゼルスを応援してきた自分への、心からのプレゼントのようであった。
また、昼間こそ少し暑かったが、この日の夜は暑くも寒くもなく、Tシャツ1枚でもとても快適に過ごせ、こんな気分の良い観戦は久しぶりであった。

エアーズホテルへの帰り道はご機嫌なエンゼルスファンが多くいた。同乗したエレベーターの中でもみんなニコニコしていた。
また、今回同行した友人の奥さんや息子さんが、たった1試合だったが、大谷の出場と活躍だけでなく、このエンゼルスタジアムの楽しい雰囲気に大変満足して頂いた事にこちらはホッと胸を撫で下ろした。
渡米初日は、長時間の飛行機と時差でとても長い1日なのだが、充実した1日だった。


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