テッド2023年エンゼルス観戦記

皆さん、こんにちは。テッドです。

2018年、大谷さんメジャーデビューの年に観戦して以来、「コロナ禍」を経て2023年5月に再びアナハイムを訪れ、エンゼルス戦4試合を観戦して参りました。
この様子については、今回もいろいろとお世話して頂いた富所さんの依頼もあり、「観戦記」を書く予定でありました。
ところが2020年、コロナと同時期に発症した「膝関節炎変形症」の影響で歩行だけでなく、太ももの裏の痛みで椅子に長時間座る事すら厳しく、帰国後なかなか作業が進みませんでした。
そうこうしているうちにシーズンはどんどん消化、エンゼルスは後半戦息切れ、あろうことか大谷選手はまたしても「靭帯」を痛めシーズン後半を棒に振りました。
それでなくても世の中は今や「You Tube」をはじめ、SNSで「大谷ニュース」「エンゼルス情報」が 飛び交い、リアルタイムで映像を楽しめる訳で。

1995年の「ノモマニア」からスタートした頃はまだそういった情報も少なくて、随分いろんな形で観戦記」「旅行滞在記」をアップしていたのですが、もはやそういったやり方も「限界」を迎えてしまった感がありました。さらにさらに今回の「ドジャース移籍」で世の中は ほとんどエンゼルスに関心を失った感があります。
しかし、それでも富所さんには恩義があり、自分も一応記念に残しておこうと考え直し、まあ、当初予定よりはだいぶ内容を削って、またこれから「ドジャース観戦」を目指す方々への若干のアドバイス(ドジャースタジアムも過去10試合程訪れています)も出来るかなとして、回ご報告させて頂きます。

「出発に際して」

今回はご承知のとおり、「円安」「燃料費高騰」「コロナ禍」など、日本人観光客」にとっては 逆風ばかりであり、これは今後もまだ続くだろうが、大きな味方が現れた。
JAL系列の「Zipair」です。とにかく「燃油サーチャージ」がかからないのが大きい。
但し私は致命的な失敗をしてしまった。片道分「搭乗日」を間違えて予約してしまい、「出発に際して」機内食」や「荷物重量限度保険?」など全て再度やり直しで結局1.5往復分 掛かってしまったので、とにかく「旅行代理店」に依頼出来ない分注意が必要です。また「ビジネスクラス」も安いので、これは競争率かなり高いはずです。
さらに西海岸方面の多くはこれまで16時~のフライトですがこの便は14時過ぎですから、遠方の方は大事を取って東京や成田などへの「前泊」をお勧めする。
「ESTA]申請は当初「スマホ」にて進めていたが、途中から画面が進まなくなったので誤入力防止なども考慮して「パソコン」のある人はそれをお勧めします。
さらに後日触れますが、「Uber」や「Amtrak」「Fly Away」などのアプリ導入とWifi環境は整えておいた方が良いでしょう。

「5月24日 出発日」

さて、予定通り成田空港から旅立ちました。
機内は約6割程度の乗員率で私は3列シートの通路側でしたが、他2席空席なのはラッキーでした。機内食は予め「カレー」を予約していました。
また到着直前の朝食には空港でパンを購入し、機内でカフェラテを注文しました。
近くの学生はおそらく空港のコンビニで「鮭弁当」を購入して食べていました。悪くないと思います。
勿論、エコノミーでも「機内食」は楽しみではありますが、まあこれで充分だと思います。
座席もそんなに「窮屈」とは感じなかったですし、Wifiが使えたので(とはいえ、接続に大分 時間とられた・・・それが機内での良い暇つぶしにはなりました。)You Tubeなどネットを使え、機内の「エンタメサービス」が無くても困らなかったです。

「5月24日 滞在1日目」

無事(ほぼ遅れなどなく)LAXに到着。ここからはいつも緊張する「イミグレーション」です。

ただ、これも良かった点は到着が早いせいか、他の到着便がほとんどなく「入国審査」は あまり待つ事なく終了しました。
前回あった「KIOSUKU」という機械での二度手間のデータ入力も無く 簡素化されていました。
空港を出て私は「Fly Away」というリムジンバスの乗り場に向かいました。
アナハイムに向かうのに、バス→鉄道という一番安上がりな方法を選択しました
ここでは昔はタクシー、ディズニーランド行きバス、そして「シャトルバン(乗り合いタクシー)」ツアーガイド車などありましたが、今は「Uber rift」が主流となっており但しそれ専用のエリアまで移動しなくてはならず、Uber未体験の私は回避しました。
このFly Awayバスは「Amtrak」の出発するユニオンステーションやハリウッド方面に定期的に 運行しており、10ドル弱という安価で行けるバスです。
1人~2人旅にはお勧めです。
これについては30分に1本、各ターミナルを移動しながら目的地に向かいます。
これは下車してから「クレジットカード」にて支払い(現金不可)又はアプリで決済という方法もあります。しかし、ここでもやらかしました。とりあえず登録し、「仮予約」までは 良いのですが、どうやら「本決済」は2時間しか有効期間が無く従ってバス乗車後決済すべき 所を私は日本国内と機内の2回も失敗してしまい、これも「勉強代」とはいえ、余計な出費となりました。
今回一番緊張したのは、「事前にカード会社にアメリカでのカード使用を申し伝えないとエラーとなる恐れがある」とのことで、異常に「カード使用」に警戒していた自分がおりよって「アプリ」を多用しておりました。
何とかユニオン駅に到着し、今度は「Amtrak]でLAからアナハイムへと向かうのですが、ここでは到着が早いのが裏目。2時間も待たねばなりません。別会社だけど同じ線路を走る「メトロリンク」はAmtrakより安価なれど、これは「通勤路線」なのでさらに昼間の運行は無く とにかく駅の待合室で(Amtrak利用者専用のエリアがあり警備員も配置しているのでうたた寝しても安心)ひたすら待ちます。
ようやく列車に乗り約40分で進行方向右側に聳え立つ「エンゼルスタジアム」付近のアナハイム駅に到着。
そこから歩いて5分(荷物なければ3分程度)で定宿の「エアーズホテルアナハイム」に到着。

エンゼルスタジアムに歩いて10分、というかここはNFLアイスホッケーの「ダックス」が本拠地とする「ホンダ・センター」が目の前にあります。
まだ昼過ぎですがチェックイン出来てホッとします。アメリカのホテルは経験上早めに入れチェックアウトも12時とゆっくりなのが助かります。
スタジアムへ行くまでの時間、お昼を食べようと先ず「Uber実践研修?」そして目的地は 大谷選手一押しの「イン・アウトバーガー」へ。
Uberはドキドキしたけどナビゲートが日本語対応なので解りやすかった。
ただ、当然向こうは左ハンドルなので 乗車口を間違えました。
中国系の初老のドライバーさんは評価が高く気さくで安心しました。
ただ「大谷はドジャースに行って欲しい」とおっしゃっていましたがホントにそうなりました。
「イン・アウトバーガー」はセットがいくつかあり、英語が苦手でもオーダーは簡単。
クレカも無事使えてひと安心。向こうの人にとってはリーズナブルな値段で大盛況でした。
,味は周囲が言うほど絶品ではなかったけど、まずまずでしたよ。
お腹を満たし、クレカとUberの問題をクリアしホテルに戻っていよいよスタジアムに向かいます。

1試合目観戦(対レッドソックス)

この時期の南カリフォルニアはなぜか気候がイマイチで午後になっても曇天でちょっと肌寒い。
しかも本来 レッドソックスは以前ならば「人気カード」でチケットも高額だったが、最近両チームとも低迷しているので、あまり盛り上がった雰囲気とは言い難かった。
まあ大谷ファンには関係ないが。
そんな大谷さん、なんと第二打席でボール気味の球を左中間に12号ホームラン!
観戦初日に早々の本塁打はもう贅沢過ぎ! と手放しで喜びたかったが、当方今回の観戦に併せて欲張ってビデオカメラ、スマホ、デジカメを持参していったのだが、その本塁打の打席、1球目をスマホで静止画を撮影、2球目を動画でと用意しようとした矢先の一発!慌てて撮影も混乱して収めたのはホームインするシーン。
周りがスマホでじっくり1球1球構えていた人が多く、うまく撮影しただろうなあ。羨ましい。でも間近で直に観れて大感激、これを見たかっただけに。
それからが大変、周囲も含めLINEで送信しまくってた。私も日本でBS中継見てた姉から直ぐに連絡が来た。
本当に日本から駆けつけてよかったなと感動しました。
さらに4回には大好きなトラウトがホームラン!今度も撮影し損なうも所謂「トラウタニ」の活躍。
トラウトは過去2回サインをもらっており、彼の本塁打も初見だったので大興奮。
また、相手のレッドソックスには元オリックス吉田選手が出場し、二塁打を放った。
そして試合はエンゼルス快勝、ボストンをスイープし、この頃はまだエンゼルスもポストシーズンの可能性を充分にありました。

また、最後にNHKのクルーさんが観客席の日本人観客を映すのにちゃっかり紛れて映っておりました(苦笑)これも1つのお土産。

滞在2日目

さて、2日目はゲームが無く、私は大きな荷物はホテルに置いて、LAダウンタウンに行き、リトル東京のミヤコホテルに滞在し夜は「グリフィス天文台」からの夜景を楽しむ予定でした。
しかし、わたしはここでも大ポカをやらかすのだ。
大事なパスポートをアナハイムのホテルの金庫に置き忘れて外出。よってミヤコホテルでは「チェック・イン」を断られ、泣く泣く夜Amtrakでアナハイムに逆戻り。
同日アナハイムとLAのホテルの2部屋予約していたので1部屋分損しちゃった。
まあ、そのLAの悪天候により楽しみだった「グリフィス天文台」からの「ハリウッドの夜景」も 恐らく霞んであまり見えなかっただろうと自分で自分を納得させたがったが、2015年の時も「異常気象」で視界不良だったので2回連続での失敗に終わった。

2試合目観戦(対マーリンズ戦)

先に言っておきます。この試合、今もなんの記憶もございません。
スマホの画像もほとんどありません。なぜかBS中継の動画も無いのです。
強いて言えば試合前に「WBC」の出場選手の表彰式だ。勿論中心は大谷選手である。試合はマーリンスに完敗。トラウタニ音無でした。
まあ、1つ前の試合はトラウタニ本塁打、そして明日は大谷登板だっただけに、特に何も無かった感じである。,仕方ないので試合以外の事を述べますが、スタジアムは8年程前からホームベース周辺にネットが張り巡らされ、サインなどもらいにくくなったりあまり臨場感がなくなった反面、場内では「缶ビール」を大々的に販売し始めた。ネットと関係あるかの真実は知らないが、以前は売店で一旦紙コップに移していたと思う。ネットの影響でグラウンドに投げ込む危険性が無くなったからなのか。
また、今回やはり「円安」「物価高」を考慮してあまり球場で食事をする事はしなかった。
ましてや1人だから、TVで盛んに紹介していた「ヘルメット ナチョス」は、果たして半分も食べれただろうか?30ドル以上もするのに。
水やコーラも1000円くらいするし、おまけに売店でも「チップ」をレジで請求されるようになった。
従ってホテルの部屋にレンジがあるのを知っていたから、日本からレトルト食品、ふりかけ、味噌汁を持参し、味噌汁は「コーヒーメーカー」でお湯を沸かした。勿論カップラーメンも。

3試合目 対マーリンズ

さて、本日はいよいよ「大谷登板の日」である。2018年は残念ながら「投手 大谷」は観れなかった。
むしろ直前まで「ケガ」で出場するかも危ぶまれていたから打者としてだけでも満足だった。
その後いくらでもチャンスがあると思いきや、2020年からのコロナ禍で世の中はそう易々と旅行など行けなくなり、最近やっと持ち直してきたと思えば大谷選手エンゼルスとの契約最終年。
一般的な「大谷ファン」の方々は彼がどこのチ-ムだろうと応援するだろうが、私は「エンゼルス応援歴 45年」。
だからあくまでも「エンゼルス大谷」に拘りたい
そしてこの渡米が最後のチャンス(実際そうなってしまった)であったので、本当に登板が決まり 今目の前のブルペンで投球練習をしているのだ。本当にアナハイムに来て良かった。
試合は初回エンジンがかからず、ミスもしたせいで先取点を奪われるも、徐々に調子を上げ途中彼が投じた珠はなんと101マイル(162キロ)を計測した。
幸運にも最前列という目の当たりで晴らしいボールだった。WBCでお馴染みとなった「スイーパー」もこの席では良くわかった
彼が降板後一旦逆転し、勝利投手の権利を与えられたが、その後また逆転された。
,最終回トラウトが塁に出たところで大谷に「サヨナラ勝ち」のチャンスであったが、凡退した。
ホントは勝って花火観たかったなあ。
結局延長でエンゼルスは力尽くも、大谷は6回10奪三振ととても満足でした。
そして、この日内野ベンチ裏最前列の良席を案内してくれた富所さんに感謝感謝である。

4試合目 対マーリンズ

とうとう滞在最終日となった。
後半あまり体調が良くなかったのとアナハイムも20回以上(試合としては40試合以上)
訪問しているのでもはやあまり行くべきところも無く(ディズニーも興味が無いので)
,今回は殆どホテルと球場の往復だったが、やはり最終日となると寂しいね。
それを助長しているのが、2試合目以降勝っていないからである
,正直相手のフロリダマーリンズはあまり強いと思っていなかった。
しかし、投手が安定していた。さらに展開や戦術によっては昨日などは勝ってもおかしくなかったはずだ。
私が観てきた強いエンゼルスは先ず投手、特にリリーフが万全だった。
先発が6回ぐらいまでリードしていれば、ほぼほぼ勝ったと思う。
また、2002年のWシリーズ優勝時のメンバーは、今の大谷やトラウトのようなスーパースターは不在だったが、とにかく良く繋いだ。また2005年前後のチームはゲレーロを軸に実は各打者がしっかり役割を果たしていた。
そんなチームを見てきたので、今はとてももどかしく、この日も不甲斐なく負け、甘く見ていたチームにスイープされてしまった。

この時点で一向に晴れる気配の無いこの曇天がそのまま雨になるように、トラウト、アーシェラなどの主力のリタイヤ、とうとう大谷まで9月に手術に踏み切った。
そしてこのチームはギブアップしてしまった。 それでも、大谷はこのチームで日本人初の本塁打王に輝いた。世間ではこの結果に「大谷をトレードして若手有望株を獲得すれば良かった」という意見も多かった。

しかし私個人はやはりこのチームで本塁打王を取って欲しかったし、万が一シーズン途中でナショナルリーグに移れば、本塁打記録は剥奪される。
勿論これからもチャンスはいくらでもあるだろうが、確実に取っておいて欲しかった。
そういう意味では、プレーオフのチャンスは逃したが、なんとか本塁打王を獲得したのは 良かったと思っています。

「帰国」

翌日LAXより無事帰国しました。もう1度まとめると、今回達成出来た事は沢山(マニアックな事まで)ありました。
大谷選手のホームラン、盗塁を観れた。投手、大谷二刀流を観れた。101マイルの豪速球を堪能した。
トラウタニのホームランを観れた。
新人 ネトのキャリア初のホームランを観れた。
エンゼルスのホームユニフォーム、白、赤、シティ・コネクト全部観れた。
2名の場内アナウンサーのコールを聞けた。特に試合の三分の二くらい担当される方の「ナンバー17、ショーヘーイ オータニー!」のコールは絶品だった。
いくつかは、もう2度と見れない項目もあるからとにかく良かった。

「ドジャース観戦に行かれる方へ」

さて、今年からは皆さんドジャースタジアム目指して計画されていると思いますが、こちらもエンゼルスタジアムと違って良い点、厳しい?点あると思います。
私もエンゼルスほど訪れては居ませんが97年野茂投手以来、10試合程訪れています。

良い点

LAダウンタウン近くの「エジリアンパーク」という小高い所にあり空港→LA中心部→スタジアムと比較的移動し易いです。
毎試合大観衆で盛り上がり具合が違う。
今のエンゼルスより強いから当然勝つ可能性が高い。
毎週金曜日のナイトゲームは花火が試合終了後あり、その時はなんと観客もグラウンドに降りて鑑賞出来る。
(どこのスタジアムでも花火はやりますが、大抵観客席から眺める。球場ツアーでも芝生に入れない事が多い中 メジャーファンとしては貴重な体験)
トップデッキから見えるLAの夜景が絶品。
ユニオン駅から試合開始90分前からシャトルバスが頻繁に出る(将来的に直通のゴンドラが出来るとか)

悪い点

治安 観客がクレイジー、ライバルチーム相手だとけんか腰になったりする(アナハイムは上品だからリラックスして観戦出来る)
とにかく混んでいてトイレ、土産屋、フードなどどこも混む。大谷観戦時は時間配分など大変。
チケットが高い(これまでエンゼルスで良い席も比較的そこそこの値段で手にいれたものが 同じレベルだとかなり高額になる、というか前列はVIP席が多く、そもそも手に入りづらい)
山をくり抜いた球場の為、エンゼルスタジアムのように外観の撮影には不向き。
駐車場が段々畑上になっていて迷いやすい。帰りの渋滞が半端ない。
アナハイム以上に夏場以外の夜は冷える。

と、一応自分の経験も含めて思いつくまま書いてみました。
これを観て「違う」と思われる方、また実際この先行かれてみtr「違う」「こんな点もある」など新たな発見もあると思います
ただ、とにかく先ず観戦するまでに今後もさらに特にお金の面で厳しくなっていくと思います。
私もまあ、約3年後ぐらい目指してまた行きたいと思います。

テッド

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