最近のメジャー・リーグの球場では、球団が志向をこらしたスタジアム。ツアーを提供しています。2024年7月にサンディエゴを訪れ、2024年パドレスの新企画「ダウンザライン・プリゲーム・ツアー」に参加しました。
プリゲーム・ツアーの概要
ツアー概要
・ツアー名:Down the Line Pregame Tour (ダウンザライン・プリゲーム・ツアー)
・集合時間と場所:13:00 ガスランプ ゲート(7th Avenue/Tony Gwynn Drive と K Streetの交差点)
・開催日:ナイト・ゲームの日(13:10, 15:40試合開始日は無し)※この日の試合は16:15開始
・予約サイト:2024年のツアーはこちらのサイトから
・参加条件:当日の試合観戦チケットを購入済みであること
・ツアーの特徴:ビジター チームのバッティング練習を観戦でき、一般客が入場前にサインをもらえるチャンス大。チーム・ストアの買い物10%割引
ツアー・レポート
このツアーの売りはビジター・チームのバッティング練習の見学です。ツアー参加者約30名を2グループに分けてのツアーでしたが、この日のビジター・チームであるブレーブス・ファンが多く参加していました。
ガス・ランプ・ゲート口でツアー受付をすると参加者である事を証明するワッペンが渡されます。上着の胸あたりに貼り付けます。入場の際にはこの日のゲーム・チケットも同時にスキャンします。
ツアー開始まではゲート近くのパドレス・ホール・オブ・フェームの展示場で時間を過ごします。早めに入って見学する事をお勧めします。
ツアー開始時間にガイドのスタッフが声をかけ、約30人の参加者を2つのグループに分けます。1グループ約15人でツアーがスタートします。
このツアーの前半1時間は通常のスタジアム・ツアーで巡る場所とほぼ同じだと思います。主な行先は以下の通りです。
・トニー・グウインのHOF
・一塁側からスタンドへ(パドレスの選手のウォーミングアップ)
・2階テラス席(一塁側)
・ウェスタン メタル サプライ カンパニービル(レフト側)
・記者席
トニー・グウインのHOFから球場を見る
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ビジター・チームのバッティング練習見学がメインのツアーですが、パドレスの選手のウォーミングアップ時間に合わせて入場したのは主催者パドレスの狙いでしょうか? ライト・ポール付近からスタンドに入場した際にパドレスの選手がウォーミングアップ中でした。運よく松井裕樹投手を目撃できました。
どこの球場のスタジアム・ツアーも同じですが、ガイドさんは自分の球場が一番という自負を持って情報を提供してくれます。ペトコ・パークはウェスタン メタル サプライ カンパニービルが自慢です。
1909 年に建てられた 4 階建てのレンガ造りの建物ですが、1978 年にサンディエゴ市によって歴史的建造物に指定されました。20年前に建設時にはこのビルをシンボルとしたデザインが考案されました。
ビジター・チームの打撃練習見学
このツアーのメイン・イベントはここからです。ブレーブス・ファンお待ちかねの打撃練習見学。見学場所は三塁側ダックアウト上の席に限定されると予想していました。ところが自由行動! つまり見学場所を回ったら実質解散でした。入場時のワッペンに効力があるのか、ポール際、カメラ席近く、バックネット裏に自由に行けました。実際には行きませんでしたがパドレス側(一塁側)にも行けそうでした。
さあ打撃練習見学、あわよくばサインをもらえるかも !? ところがこの日バッティング練習を行ったのはマンセル・オズーナ選手のみ。ハズレの日でした。
ツアーの案内には”チームの判断でバッティング練習を行わないことがある”とただし書きがありますので文句は言えません。バッティング練習を行う確率が高いのは試合開始時間が18時代、19時代だと思います。
それでもメリットを言うならば、シーズン・チケット入場者、一般入場者よりも早く球場内に入れます。つまりサインをもらう際に競争相手が少ないので確率が高くなることです。
上記の写真はプリゲーム・ツアーの日ではありませんが、翌日シーズン・チケットで入場した際には5~6選手がサインに応じていました。この日はでー・ゲームですからツアーがありません。シーズン・チケットで入場するファンがこの状態ですので、それよりも早く入場できるツアー参加者はサインのポイントの場所取りには有利に働くでしょう。
このツアーに$108.5の投資。高いか安いかはあなたの判断です。これがドジャース戦のナイト・ゲームでしたら大谷翔平選手に遭遇するチャンスかもしれません。
(※2024年7月13日にダウンザライン・プリゲーム・ツアーに参加しました。)