オールスターゲームの前日に開催されるイベントです。両リーグを代表するパワーヒッターがホームランの数を競います。2017年の出場者は以下の通りです。
アメリカン・リーグ
・アーロン・ジャッジ (ヤンキース) 新人
・マイク・ムスターカス(ロイヤルズ)
・ミゲール・サノー(ツインズ)
・ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
ナショナル・リーグ
・ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)2016年の覇者/地元選手
・コーディー・ベリンジャー(ドジャース)新人
・チャーリー・ブラックモン(ロッキース)
・ジャスティン・ボーア(マーリンズ)地元選手
昨年の覇者のジャンカルロ・スタントンを軸に各チームのホームランバッター、両リーグの期待の新人も参加した見ごたえのあるメンバーでした。外野席はホームランボールをキャッチしようとするファンが群がったためかこのエリアのチケットを持っていないと入場できませんでした。
今日の席は一塁側クラブハウスです。(Sec-8、Row-H、Seat-9)この席もバッターボックスが近くに見える良席です。アメリカン・リーグの選手達が和気あいあいとしているシーンも目撃できました。Home Run Derbyに先立ち両リーグの選手がバッティング練習をしています。チームを代表する選手が集まったバッティング練習は壮観です。観ているだけでワクワクしてしまいます。マスコミの数もハンパではありません。バッターボックス周りはすき間が無いくらいの人でした。これがオールスター!
バックスクリーンのビジョンでは過去のHome Run DerbyのVTRやマーリンズを始めとする有名選手のVTRが放映されています。マウンド付近のステージでは地元のシンガー、ダンサーが場を盛りあげています。そんな中いよいよ出場選手の登場です。ビジョンはその選手の活躍しているシーンを映し出します。派手なアナウンスで紹介された選手がステージにあがり互いにハグや握手し健闘を称えます。
さあいよいよHome Run Derbyの開始です。注目は地元選手であり昨年のHome Run Derbyの覇者スタントン選手のパフォーマンスです。ホームランの飛距離が他の選手を圧倒します。そして外野席にホームランボールが飛び込むたびにファンのボール争奪戦が始まります。
一回戦で最も盛り上がったのは、ジャッジ選手とジャスティン・ボーア選手の対戦でした。レギュラーシーズンにブレークした新人ジャッジ選手の飛距離もスタントン選手に引けを取りません。次々にスタンドにボールを放り込みます。ジャッジ選手の楽勝と思っていましたが、地元ボーア選手も負けじと次々にホームランを量産します。地元の利を生かし休憩ごとにファンを煽ります。ファンも呼応するように声援を飛ばし、腕を振り上げます。最終的に23本対22本でジャッジ選手が勝利しましたが、最も盛り上がったマッチアップだったと思います。
最終的に新人ジャッジ選手が見事優勝を勝ち取りました。それにしてもHome Run Derbyでこんなに興奮するとは思いませんでした。TV以上に現場の雰囲気に気分が高揚し満足します。「来てよかった! 観てよかった!」 お金を払う価値があります。是非2018年のオールスターウィークへの参加をお勧めします。
※この記事は2017年7月10日に観戦した際の情報です。