今回も前回からの続編です。
アメリカの記者の方が、アメリカ50州+ワシントンD.C.+カナダのオンタリオ州の52ヶ所の野球につながりのある場所について考え記事にしています。こちらのコラムでは毎回4州(4ヶ所)13回にわたりのスポットをご紹介致します。今回は5回目です。
ケンタッキー州 ルイビル
世界最大の野球用バット(World’s largest baseball bat)
住所: 800 W Main St, Louisville, KY 40202
ルイビル・バット工場のサイトはこちらです。(英語版)
ルイビル・バット工場は有名な観光スポットですし、MLBの楽しみ方のページにも情報を掲載しています。
ルイビル・スラッガー・ミュージアム (Louisville Slugger Museum & Factory)
そのルイビル・スラッガー・ミュージアムの入口前の巨大な野球バットは見逃すこともできません。それはまるで巨大な選手が不注意で置き去りにしたかのように、バットは建物の側面にもたれかかっています。博物館は営業しており工場ツアーも行われていますが、新型コロナウィルス感染の影響でしょうか、現在は事前にチケットを予約しておく必要があります。
We love sharing the story of how we make our world famous baseball bats! If you're feeling like a #history lesson, swing on by!#SluggerMuseum #GoToLouisville #Baseball pic.twitter.com/Kaiu2siIjt
— Louisville Slugger Museum & Factory (@SluggerMuseum) November 26, 2021
ルイジアナ州 グレトナ
メル・オット・パーク(Mel Ott Park)
住所: 2301 Belle Chasse Hwy, Gretna, LA 70053
メル・オット・パークの情報はこちらです。(英語版)
メル・オットに関する情報はこちらです。(英語版)
メル・オットはもちろんメジャー・リーグで有名になりましたが、故郷のグレトナでは彼はすでに、ホームランを打つ能力を持ったティーン・エイジャーとしてよく知られていました。彼はメジャー・リーグで511本のホームランを打つずっと前に、彼は故郷のセミ・プロ・チームで既にホームランを打ちまくっていました。
1951年に野球殿堂入りしたメル・オットですが、2009年には彼に敬意を表して、彼の名前をつけた公園と、彼を「グレトナの生まれの息子」と宣言する像を受け取りました。 そしてその公園には、リトルリーグ用の球場が2つ、高校生用の球場が2つ作られました。
メイン州 ペノブスコットリザベーション
ルイス・ソカレキシスの墓(Louis Sockalexis’ grave)
住所: 59 Down St, Old Town, ME 04468
ルイス・ソカレキシスの墓の情報はこちらです。(英語版)
メイン州のネイティブ・アメリカンのペノブスコット族であるルイス・ソカレキシスは、ネイティブ・アメリカンの最初のメジャー・リーガーと言われています。クリーブランド・インディアンス(2022年からインディアンスはガーディアンズに変更されました)の愛称を想像させる象徴として野球ファンに最もよく知られています。1897年から99年にかけてクリーブランド・スパイダーズで94試合に出場しました。
1913年のクリスマス・イブに42歳で亡くなると、ソカレキシスはペノブスコット川のインディアン居留地にある小さな墓地に埋葬されました。ダウン・ストリート沿いの小さな旧市街墓地で、旧市街から橋を渡ったところにある墓地の2本の高い木の下にソカレキシスの墓はあります。長方形のマーカーには、ソカレキシスの名前の上には交差した2本のバットとボールが1つ入ったブロンズの盾があります。
メリーランド州 ロナコニング
レフティ・グローブ公園(Lefty Grove Park,)
住所: 2 Union St, Lonaconing, MD 21539
レフティ・グローブ公園のサイトはこちらです。(英語版)
レフティ・グローブの情報はこちらです。(英語版)
レフティ・グローブはメジャー・リーグで300勝を記録し引退後、彼の人生の終わりまで毎年冬にロナコニングに住んでいました。レフティ・グローブは故郷の支援者であり、青少年野球リーグにスポーツ用品を提供しましたし、1931年のMVP賞までも寄付しました。寄贈品は公共図書館で見ることができます。
市は2019年にレフティ・グローブに敬意を表して、この公園と銅像を建てました。ここでは、レンガ造りの入口から入ると、ホームプレートに立っているレフティ・グローブの姿を見ることができます。その像はちょうど指からボールが離れるピッチングを再現しています。実際にレフティ・グローブと対戦する訳ではありませんが、彼が投げたボールを打つチャンスを得る場所と言えるでしょう。
※本コラムはこちらの記事を参考に作成したものです。記事は2021年11月29日に掲載されたものです。新型コロナウィルスの感染の影響で情報は変化しますので、訪問の際には最新情報を確認する事をお勧めします。