今回も前回からの続編です。
アメリカの記者の方が、アメリカ50州＋ワシントンD.C.＋カナダのオンタリオ州の52ヶ所の野球につながりのある場所について考え記事にしています。こちらのコラムでは毎回4州（4ヶ所）13回にわたりのスポットをご紹介致します。今回は8回目です。
ニューハンプシャー州 ナシュア
ナシュア・ドジャースの壁画（Nashua Dodgers mural）
住所： 31 W Hollis St, Nashua, NH 03060
ナシュア・ドジャースの壁画の情報はこちらです。（英語版）
1946年にジャッキー・ロビンソンがモントリオール・ロイヤルズのユニフォームに着替えたときに、彼は組織化された野球の色の壁を打ち破りました。しかし、ロイ・カンパネラとドン・ニューカムが翌シーズンにクラブに加わったとき、ナシュア・ドジャースはそれを行った最初の米国チームでした。その遺産は今日、ボールプレーヤーと2つの星をフィーチャーした町の大きな壁画として尊重されています。壁画はウェスト・ホリス・ストリートにあります。ドジャースがかつてプレーしたホルマン・スタジアムも現在も使用されており、ニューカムとカンパネッラの背番号は永久欠番になっています。
ニュージャージー州 ホーボーケン
エリシアン・フィールズ（Elysian Fields）
住所： 11th St, Hoboken, NJ 07030
エリシアン・フィールズの情報はこちらです。（英語版）
1845年以降、ニューヨークのニッカーボッカー・クラブは、ホーボーケンのハドソン川沿いにあるエリシアン・フィールズを、新しく組織された野球チームの試合に使用しました。この広大な緑地は、「マイル・スクエア・シティ」（実際には2平方マイル）の数ブロックにわたり舗装されてきましたが、その歴史は忘れられていません。フランク・シナトラ・ドライブの向こう側にあるマクスウェル・プレイスの芝生をチェックしてください。ここには、「現代の野球の発祥の地」と歴史が記されています。しかし、最大の記念碑は、11番街とワシントン・ストリートの交差点の北西角にあります。中央に「H」が付いた巨大な青いホーム・プレートが車道の中央を覆い、交差点の四隅のそれぞれがベースとしてマークされています。1846年にニッカーボッカーズとニューヨークの試合を行った場所です。
ニューメキシコ州 ロズウェル
ジョー・バウマン・スタジアム（Joe Bauman Stadium）
住所： Roswell, NM 88203
ジョー・バウマン・スタジアムの情報はこちらです。 （英語版）
ジョー・バウマンはメジャー・リーグでホームランを放ったことはありませんでしたが、バウマンはマイナー・リーグでは有名なスラッガーで、ロズウェル・ロケットで50本塁打を3シーズン記録し、1954年には72本のホームランは当時のプロの記録を打ち立てました。ですので、マイナー・リーグのホームラン王は彼の名を使用しています。
独立リーグであるペコス・リーグのロズウェル・インベーダーの本拠地であるジョー・バウマン・スタジアムを訪れてみましょう、スラッガーに敬意を表することができます。 売店ブースには彼の功績を記した盾もあります。バウマンは2005年に亡くなりましたが、サウス・パーク墓地で妻の隣に埋葬されました。野球選手がスイングしているマーカーを見つけると、そこが彼の墓であることがわかります。
ニューヨーク州 ブルックリン
ワシントン・パークの壁（Washington Park wall）
住所： 335 3rd Ave, Brooklyn, NY 11215
ワシントン・パークの壁の情報はこちらです。（英語版）
残念ながら、ブルックリンの野球の歴史はほとんど残っていません。エベッツ・フィールドは、ドジャースがプレーした有名な球場でありますが、小さな飾り額だけのアパートに改造されました。ドジャースがエベッツに移る前（そしてドジャースとして知られる前）、彼らはパーク・スロープの近くブルックリン地区にあるワシントン・パークでプレーしていました。球場はファースト・ストリートとサード・ストリートの間のサード・アベニューに位置し、コン・エジソンの区画を囲む白いレンガの壁があります。かつては球場だったことを知らせるものは何もありません。
ドジャースが1898年から1912年にかけてプレーしたときにこの壁があったのか、それともフェデラル・リーグのブルックリン・ティップ・トップスが1914年にフィールドを使用した時に建てられたのかについては明確ではありません。
※本コラムはこちらの記事を参考に作成したものです。記事は2021年11月29日に掲載されたものです。新型コロナウィルスの感染の影響で情報は変化しますので、訪問の際には最新情報を確認する事をお勧めします。