アメリカ50州の野球にかかわりのあるスポット(Vo.13)

今回も前回からの続編です。

アメリカの記者の方が、アメリカ50州+ワシントンD.C.+カナダのオンタリオ州の52ヶ所の野球につながりのある場所について考え記事にしています。こちらのコラムでは毎回4州(4ヶ所)13回にわたりのスポットをご紹介致します。今回は13回目最終回です。

ウェスト・バージニア州 ホイーリング

ホイーリング島(Wheeling Island)
住所: Wheeling Island, 191-199 Zane St, Wheeling, WV 26003

ベルアイル・パークの記事はこちらです。(英語版)
19世紀に行われた試合の記事はこちらです。(英語版)  

ウェスト・バージニア州とオハイオ州の間のオハイオ川に囲まれたホイーリング島は、両州からはローカルの道路を経由するか、高速道路70号線の0番出口からアクセスできます。島に着いたら、ウェスト・バージニア州の野球の過去を知ることができる場所が3つあります。

高速道路70号線のすぐそば、ゼイン・ストリートの歴史地区を通り抜けると島の北端にブリッジ・パークがあり、少なくとも1950年代から使用されている球場ベルアイル・パークがあります。現在はコミュニティ・フィールドですが、1920年代まではここで野球が行われていました。残念ながら、ホイーリングの最も歴史的なダイヤモンドは、現在では島の南端のホイーリング・アイランド・スタジアムにあります。野球が開催されていた時期は19世紀にさかのぼりますが、オハイオ州リーグが黒人選手を禁止する前の1887年に、ウィーリング・グリーン・ストッキングに1シーズンだけ所属し野球殿堂入りしたソル・ホワイトもプレーしていました。

ウィスコンシン州 ウォーター・タウン

フレッド・マークルとアディ・ジョスの記念碑(Fred Merkle and Addie Joss memorials)
住所: ワシントン公園 S 12th St, Watertown, WI 53094

フレッド・マークルの記念碑の情報はこちらです。(英語版) 
アディ・ジョスの記念碑の情報はこちらです。(英語版)

1900年前後から1919年までのデッドボールと言われた時代のファンは、ミルウォーキーの西、自動車で約1時間にあるウォーター・タウンを訪れ2つの記念碑を見ましょう。

マークルは、ジャイアンツに所属しカブスと試合をした1908年にナショナル・リーグのペナントを失うことになったプレーで歴史に名を遺す事になりました。しかし、フレッド・マークルのファンは、彼が6回ワールド・シリーズ出場したことに注目していますし、ジャイアンツで野球殿堂入りしたマネージャーのジョン・マグローは、ワシントン・パークのフレッド・マークル・フィールドに建てられている盾の中の若い内野手を信頼していました。

また、その敷地内には、結核性髄膜炎の31歳で亡くなった選手のキャリアがわずか9年にもかかわらず、野球殿堂入りした投手アディ・ジョスの記念碑もあります。そして半マイル離れたオクタゴン・ハウスの敷地内には、マークルの記念碑があります。

ワイオミング州 シャイアン

パイオニア・パーク(Pioneer Park)
住所: 1331 Talbot Ct, Cheyenne, WY 82001

パイオニア・パークの情報はこちらです。(英語版) 

1896年にロデオ・アリーナとしてオープンしたパイオニア・パークは、ロッキーマウンテン・ウエストのさまざまなアマチュア、セミプロ、プロ野球チームの本拠地になりました。現在でも地元のチームによって使用されているこのフィールドは、1941年のウエスタン・リーグのシャイアン・インディアンの本拠地でした。このチームの59勝-44負の記録は、ワイオミングに拠点を置くマイナー・リーグ・チームによる唯一の勝ち越しを記録したシーズンです。

カナダ、オンタリオ州 ロンドン

ラバット・メモリアル・パーク(Labatt Memorial Park)
住所: 25 Wilson Ave, London, ON N6H 1X2 カナダ

ラバット・メモリアル・パークの情報はこちらです。(英語版) 

ブルージェイズのホームを忘れることはできませんでしたが、この歴史的なフィールドを含めるのは簡単ではありませんでした。1877年にテムズ川のほとりで最初のボールゲームを開催したラバット・メモリアル・パークは、継続的に使用されている最古の野球場としてギネス世界記録に指定されています。5,200席のこの球場は、1925年以来ホームと呼ばれている独立したロンドン・メジャーの本拠地です。彼らのシーズンは6月4日にトロント・メープルリーフスと対戦しました。(ホッケーチームではなく野球チームです。)

※本コラムはこちらの記事を参考に作成したものです。記事は2021年11月29日に掲載されたものです。新型コロナウィルスの感染の影響で情報は変化しますので、訪問の際には最新情報を確認する事をお勧めします。

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