2021年のレギュラー・シーズンでは延べ396人の投手が先発を務めましたが、これは過去最多人数だそうです。新型コロナウィルスやケガ、手術などの要因が考えられます。またローテーションを6人で回すチームも出てきました。起用方法も変化していますので先発投手の確保もチームにとっては重要な戦略ですね。
さて昨日のコラムでは先発ラインナップのトップ10チームをご紹介しましたが、今回は先発ローテーション・ピッチャーのトップ10チームをご紹介します。
2022年の先発ローテーション投手のトップ10
1位:メッツ
1. Jacob deGrom, RHP
2. Max Scherzer, RHP
3. Chris Bassitt, RHP
4. Carlos Carrasco, RHP
5. Taijuan Walker, RHP
ノア・シンダーガード投手をエンゼルスに放出しましたが、FAでマックス・シャーザー投手を獲得し、ジェイコブ・デグローム投手との2枚看板は強力です。残りの3人も実績のある投手です。ただしみんな怪我や病気での離脱を経験しています。シーズンを通して出場できるかが鍵です。
2位:ブルワーズ
1. Brandon Woodruff, RHP
2. Corbin Burnes, RHP
3. Freddy Peralta, RHP
4. Eric Lauer, LHP
5. Adrian Houser, RHP
6. Aaron Ashby, LHP
2021年はブランドン・ウッドラフ投手、コルビン・バーンズ投手が活躍しました。打撃陣が弱いブルワーズを地区優勝に導いた先発投手陣は今年も健在です。
3位:ブルージェイズ
1. José Berríos, RHP
2. Kevin Gausman, RHP
3. Hyun Jin Ryu, LHP
4. Alek Manoah, RHP
5. Yusei Kikuchi, LHP
サイヤング賞投手のロビー・レイ投手がマリナーズに移籍したブルージェイズは、ジャイアンツからケビン・ゴーズマン投手、マリナーズから菊池雄星投手を補強しました。投打ともに充実しているブルージェイズの2022年は注目です。
4位:ホワイトソックス
1. Lucas Giolito, RHP
2.Lance Lynn, RHP
3. Dylan Cease, RHP
4. Dallas Keuchel, LHP
5. Michael Kopech, RHP
2021年にノーヒットノーランを記録したカルロス・ロドン投手がジャイアンツに移籍しましたが、アメリカン・リーグ中地区優勝を支えた投手陣は健在です。
5位:アストロズ
1. Justin Verlander, RHP
2. Framber Valdez, LHP
3. Luis Garcia, RHP
4. José Urquidy , RHP
5. Cristian Javier, RHP/Jake Odorizzi, RHP
ザック・グリンキー投手がロイヤルズに移籍しましたが、トミージョン手術からジャスティン・バーランダー投手が戻ってきます。2番手以下も昨年のアメリカン・リーグ西地区優勝をもたらした安定した投手陣です。
6位:ジャイアンツ
1. Logan Webb, RHP
2. Carlos Rodón, LHP
3.Anthony DeSclafani, RHP
4. Alex Wood, LHP
5. Alex Cobb, RHP
2021年に活躍したケビン・ゴーズマン投手はブルージェイズに移籍しましたが、ホワイトソックスからノーヒッターカルロス・ロドン投手を獲得しました。また2021年シーズン途中にエンゼルスから安定的なピッチャーアレックス・コブ投手も獲得しています。
7位:ドジャース
1. Walker Buehler, RHP
2. Clayton Kershaw, LHP
3. Julio Urías, LHP
4. Tony Gonsolin, RHP
5. Andrew Heaney, LHP
例年先発投手が充実しているドジャースですが、マックス・シャーザー投手がメッツに移籍、期待したトレーバー・バウワー投手は出場が制限されました。FAだったカーショー投手の残留に成功し、最多勝ウリアス投手、若きエースビュラー投手もいます。
8位:ブレーブス
1. Max Fried, LHP
2. Charlie Morton, RHP
3. Ian Anderson, RHP
4. Kyle Wright, RHP
5. Huascar Ynoa, RHP
2021年のワールドチャンピオンのブレーブスは大きな補強はありませんでした。昨年とほぼ同じ先発スタッフでレギュラー・シーズンに臨みます。
9位:ヤンキース
1. Gerrit Cole, RHP
2. Jordan Montgomery, LHP
3. Luis Severino, RHP
4. Nestor Cortes, LHP
5. Jameson Taillon, RHP
2022年の先発陣の補強はできなかったヤンキース。エースのゲリット・コール投手、トミージョン手術から完全復活を期待するルイス・セベリーノ投手の活躍に期待したいですね。
10位:フィリーズ
1. Zack Wheeler, RHP
2. Aaron Nola, RHP
3.Ranger Suárez, LHP
4. Kyle Gibson, RHP
5. Zach Eflin, RHP
2021年に活躍したザック・ウィーラー投手、エースのアーロン・ノラ投手の2枚看板を抱えていますが、怪我からの回復が気にります。
大谷翔平投手を擁するエンゼルスはノア・シンダーガード投手、マイケル・ローレンゼン投手を補強しましたがトップ10入りはしませんでした。予想を上回る活躍を期待したいと思います。
(※このコラムはこちらの記事を参考にしました。)