2022年のメジャー・リーグが開幕し2週間が経過しました。開幕から好調を維持する選手、実績がある選手でも調子が上がらない選手などさまざまです。MLB.comでは定期的に投票を行い、現時点でのパワー・ヒッターのランキングを報告しています。開幕してから2週間、アメリカ時間4月22日までの打撃成績で投票により集計したランキングを発表しました。
1位:ノーラン・アレナド(カージナルス/三塁手)
ロッキーズからカージナルスに移籍した昨年はゴールドグラブ賞を獲得しましたが、打撃成績はいまひとつでした。今年は最初の10試合で5本塁打と14打点を記録し、長打率.895はメジャーでトップでした。
2位:ホセ・ラミレス(ガーディアンズ/三塁手)
週間MVPを獲得したホセ・ラミレス選手ですが、4本塁打、メジャー・トップ20打点を含む11試合連続安打を記録しました。
3位:鈴木誠也(カブス/ライト)
メジャー初年度の鈴木選手は開幕から好調で、最初の12試合でOBP(出塁率).565を記録しました。開幕から12試合連続出塁しホームランも4本記録しました。
4位:マット・オルソン(ブレーブス/一塁手)
アスレチックスからブレーブスに移籍したオルソン。1試合3安打を4試合、7試合でマルチ・ヒットを記録しています。合計20安打もメジャーでトップでした。また三振数よりもフォアボールが多い点も注目です。
5位:ウラジミールゲレロジュニア(ブルージェイズ/一塁手)
2021年のホームラン王は5本のホームランを記録し、特に4月13日のヤンキース戦では3本のホームランを記録しています。そのうち2本はエースのゲリット・コール投手から打っています。
6位:フアン・ソト(ナショナルズ/ライト)
昨年大谷選手とオールスター・ゲームのホームラン競争で対戦したソト選手。2022年の最初の14試合でOBP(出塁率).452とOPS(出塁率+長打率).962を記録しました。
7位:オーウェン・ミラー(ガーディアンズ/内野手)
2018年にドラフト3巡目でサンディエゴ・パドレスに入団したプロスペクト選手のミラー。無名選手でしたが2021年にメジャーデビューしました。今年28打数14安打で打率.500、OPS 1.510とスタート・ダッシュに成功しています。
8位:崔志萬(レイズ/一塁手)
30歳の韓国出身のジーマン・チョイ選手。最初の11試合(9回の先発)で21回出塁率していますしOBP(出塁率).553はアメリカン・リーグのトップでした。
9位:ワンダーフランコ(レイズ/遊撃手)
才能あふれる21歳は、2022年はこれまでに20本のヒットを記録しています。3安打が4試合、マルチ・ヒットも8試合記録しました。
10位:スティーブン・クワン(ガーディアンズ/レフト)
ガーディアンズから3人がパワー・ヒッター・ランキングに名を連ねました。長距離ヒッターではありませんが、最初の12試合で打率.395を記録しました。
名だたるスーパー・スターではなく、ある期間を切り取った場合の記録からランキング投票をしますと、無名の選手や期待の若手選手もランキングに登場します。鈴木誠也選手も見事に3位にランキングされました。今後の活躍にも注目したいですね。
(※このコラムはこちらの記事を参考にしました)