2022年のトレードの期限は8月2日(アメリカ時間)です。期限が迫っていますので、これからトレードでの移籍が慌ただしくなると予想されます。では、現時点で交渉がまとまった主なトレードをご紹介します。
8月2日
その1
ワシントン・ナショナルズ:フアン・ソト外野手、ジョシュ・ベル内野手を交換要員として放出。
サンディエゴ・パドレス:ルーク・ヴォイト内野手、マッケンジー・ゴア投手、 C.J.エイブラムス内野手、ロバート・ハッセルIII外野手、ジェームズ・ウッド外野手、ジャーリン・スサナ投手の6選手を交換要員として放出。
その2
ニューヨーク・ヤンキース:ジョーイ・ギャロ外野手を交換要員として放出。
ドジャースが クレイトン・ビーター投手を交換要員として放出。
強力打線のヤンキースはベニンテンディー外野手を補強しましたので、低迷していた強打者ジョーイ・ギャロ外野手を放出しました。
その3
サンディエゴ・パドレス:エリック・ホズマー内野手、コーリー・ロジアー外野手、マックス・ファーガソン内野手を交換要員として放出。
ボストン・レッドソックス: ジェイ グルーム投手を交換要員として放出。
エリック・ホズマー選手は当初フアン・ソト選手、ジョシュ・ベル選手との交換要員に上げられていましたが、ホズマー選手はワシントン・ナショナルズへの移籍拒否権を行使しました。そして結果的にボストン・レッドソックスへの移籍が決定しました。
その4
ロサンゼルス・エンゼルス:ノア・シンダーガード投手を交換要員として放出。
フィラデルフィア・フィリーズ:ミッキー・モニアック外野手、ジャディエル・サンチェス外野手を交換要員として放出。
エンゼルスのローテション・ピッチャー シンダーガード投手がフィリーズへの移籍が決定しました。
その5
シンシナティ・レッズ:タイラー マーレ投手を交換要員として放出。
ミネソタ・ツインズ:スペンサー・ステア内野手 (ツインズのプロスペクト7位み)、 スティーブン・ハジャル投手 (ツインズのプロスペクト18位) 、クリスチャン・エンカーナシオン・ストランド内野手 (ツインズのプロスペクト23位)を交換要員として放出。
その6
ロサンゼルス・エンゼルス:ライゼル・イグレシアス投手を交換要員として放出。
アトランタ・ブレーブス:ジェシー・チャベス投手、タッカー・デビッドソン投手を交換要員として放出。
その7
カンザスシティ・ロイヤルズ: ウィット・メリフィールド選手を交換要員として放出。
トロント・ブルージェイズ:2B/OF サマド・テイラー選手、マックス・カスティージョ投手を交換要員として放出。
その8
ニューヨーク・ヤンキース:ジョーダン モンゴメリー投手を交換要員として放出。
セントルイス・カージナルス:ハリソン・ベイダー外野手、後ほど発表されるマイナー選手もしくは現金で LHP を交換要員として放出。
その9
シカゴ・カブス:デビッド・ロバートソン投手を交換要員として放出。
フィラデルフィア・フィリーズ:ベン ブラウン投手を交換要員として放出。
その10
デトロイト・タイガース:マイケル・フルマー投手を交換要員として放出。
ミネソタ・ツインズ:ソーヤー・ギプソン・ロング投手を交換要員として放出。
その11
シンシナティ・レッズ:ブランドン・ドゥルーリー内野手を交換要員として放出。
サンディエゴ・パドレス:ビクター・アコスタ内野手を交換要員として放出。
その12
ロサンゼルス・エンゼルス:ブランドン・マーシュ外野手を交換要員として放出。
フィラデルフィア・フィリーズ:ローガン・オホッペ捕手を交換要員として放出。
8月1日
その1
アスレチックス:フランキー・モンタス投手、ルー・トリビーノ投手を交換要員として放出。
ニューヨーク・ヤンキース:ケン・ヴァルディチュク投手 (5 位)、ルイス メディナ投手 (No. 10)、JP・シアーズ投手 (No. 20)、クーパー・ボウマン内野手(No.21)を交換要員として放出。
アメリカン・リーグ東地区を独走するヤンキースですが、IL入りしているセベリーノ投手、キング投手の補強として、アスレチックスのエース モンタス投手とトリビーノ投手を獲得しました。
その2
ヒューストン・アストロズ:トレイ・マンシーニをボルチモア・オリオールズから獲得、ジェイデン マレー投手をタンパベイ・レイズから獲得。
タンパベイ・レイズ:ホセ シリ外野手をボルチモア・オリオールズから獲得
ボルチモア・オリオールズ:セス・ジョンソン投手をタンパベイ・レイズから獲得 、チェイス マクダーモット投手をヒューストン・アストロズから獲得。
本件は、3チームでの交換トレードです。
その3
ミルウォーキー・ブルワーズ:ジョシュ・ヘイダー投手を交換要員として放出。
サンディエゴ・パドレス:テイラー・ロジャース投手、ロバート・ガッサー投手、ディネルソン・ラメット投手、エスチューリー・ルイス外野手を交換要員として放出。
ミルウォーキー・ブルワーズは、ナショナル・リーグ中地区の優勝争いをしていますが、MLBでも屈指のクローザー ジョシュ・ヘイダー投手を放出しました。これはインパクトの大きいトレードでしょう。
その4
ボストン・レッド ソックス:クリスティアン バスケス捕手を交換要員として放出。
ヒューストン・アストロズ:エマニュエル・バルデス選手、ビリヤー・アブレウ外野手を交換要員として放出。
レッドソックスはベテラン正捕手のバスケス選手の放出に踏み切りました。
その5
ピッツバーグ・パイレーツ: ホセ・キンタナ投手、クリス・ストラットン投手を交換要員として放出。
セントルイス・カージナルス: ヨハン オビエド投手、マルコム・ヌニェス内野手を交換要員として放出。
その6
テキサス・レンジャーズ:マット ブッシュ投手を交換要員として放出。
ミルウォーキー・ブルワーズ: マーク・マティアス内野手、アントワーヌ・ケリー 投手を交換要員として放出。
ジョシュ・ヘイダー投手を放出したブルワーズは、すかさずレンジャースから2004年ドラフト全体1位のマット ブッシュ投手を獲得しました。
その7
ヒューストン・アストロズ:ジェイク・オドリッジ投手を交換要員として放出。
アトランタ・ブレーブス:ウィル・スミス投手を交換要員として放出。
アストロズのローテション・ピッチャーのオドリッジ投手とブレーブスで2021年にはクローザーを務めて37セーブを挙げたウィル・スミス投手の交換です。
7月30日
アリゾナ・ダイヤモンドバックス:デビッド ペラルタ外野手を交換要員として放出。
タンパベイ・レイズ:クリスチャン・セルダ捕手を交換要員として放出。
ダイヤモンドバックス一筋で主力を務めたペラルタ選手がトレードで放出されました。交換のセルダ選手はレイズが2019年に国際フリーエージェントで獲得したプロスペクト選手です。
7月29日
シンシナティ・レッズ:ルイス・カスティーヨ投手を交換要員として放出。
シアトル・マリナーズ:エドウィン・アロヨ内野手、アンドリュー・ムーア投手、リーバイ・スタウト投手を交換要員として放出。
ヤンキースもレッズのエース、ルイス・カスティーヨ投手の獲得を目指していたようですが、マリナーズが獲得しました。アストロズとの差は大きいですが、ワイルド・カードでのポスト・シーズン進出の可能性は高いと思います。
7月28日
シンシナティ・レッズ:タイラー・ネークイン外野手、フィリップ・ディール投手を交換要員として放出。
ニューヨーク・メッツ:ホセ・アクーニャ投手とヘクター・ロドリゲス二塁手を交換要員として放出。
7月27日
カンザスシティ・ロイヤルズ:アンドリュー・ベニンテンディー外野手を交換要員として放出。
ニューヨーク・ヤンキース:ベック・ウェイ投手、T.J.シッケマ投手、チャンドラー・シャンプレーン投手を交換要員として放出。
レッド・ソックスでも活躍していたベニンテンディー外野手はライバル・チームのヤンキースに加入します。