トレード後にメジャーのスターに昇りつめた選手

2022年もトレード期限を迎えます。ミルウォーキー・ブルワーズからジョシュ・ヘイダー投手がサンディエゴ・パドレスにトレードされた案件はインパクトがありました。

優勝争いをしているチームは主力選手を獲得し、優勝争いから脱落したチームは再建を目指して、他球団の若手の有望選手複数人を獲得することが一般的です。

ここでは、過去のプロスペクト選手がトレード後に主力選手に昇りつめた事例を取り上げたいと思います。事例につきましては、トレード前後の時期にプロスペクト選手トップ100に入っていること、また新人王の資格のある選手に限定しています。

トレア・ターナー

2015年以前のランキング:62位
2015 年 6 月にサンディエゴ・パドレスからワシントン・ナショナルズに移籍

2014 年のドラフトで全体 13 位で指名されたターナー選手は、2015年にパドレス、ナショナルズ、レイズの3チーム間のトレードで移籍をしました。その際の主力選手はレイズからパドレスに移籍したウィル・マイヤーズ選手でした。ご承知の通りターナー選手はナショナルズでブレイクし、2021年にマックス・シャーザー投手とともにドジャースに移籍し現在も活躍しています。

トレバー・バウアー

2013年以前のランキング:17位 
2012 年 12 月にアリゾナ・ダイヤモンドバックスからクリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)に移籍

ダイヤモンドバックス、ガーディアンズ、レッズの3チーム間のトレードでインディアンス(現ガーディアンズ)に移籍し2020年にはダルビッシュ投手とサイヤング賞を競い獲得しました。このトレードではディディ・グレゴリアス選手がダイヤモンド・バックスへ、チュー・シンス選手がレッズに移籍しています。バウワー投手は2020年にドジャースに移籍しましたが、性的暴行疑惑で出場停止処分を受けています。

アンソニー・リゾ

2012年以前のランキング:37位
2012 年 1 月にサンディエゴ・パドレスからシカゴ・カブスに移籍

パドレス以前はレッドソックスで過ごしていたリゾ選手は、アドリアン・ゴンザレス選手とのトレードでパドレスに移籍しています。レッドソックス時代にGMを務めたセオ・エプスタインはリゾ選手をドラフトで獲得し、その後シカゴ・カブス副社長に就任した際には、パドレスからリゾ選手を獲得しています。リゾ選手はカブスで主力選手に成長し、2021年にはヤンキースに移籍し現在も活躍しています。

カルロス・カラスコ

2009年以前のランキング:52位
2009 年 7 月にフィラデルフィア・フィリーズからクリーブランド・ガーディアンズに移籍

フィリーズが2009年のトレードでクリフ・リー投手を獲得したときに、カラスコ投手はインディアンス(現ガーディアンズ)にプロスペクト選手として移籍しています。 移籍直後はブレークしませんでしたが、2014 年から 2020 年にかけてインディアンス(現ガーディアンズ)のローテーション・ピッチャーに成長しました。現在はメッツの先発投手として活躍しています。

エルヴィス・アンドラス

2007年以前のランキング:65位
2007 年 7 月にアトランタ・ブレーブスからテキサス・レンジャースに移籍

2007 年にブレーブスはマーク・テイシェイラ選手を獲得しましたが、その際の交換要員でアンドラス選手はレンジャースに移籍し主力として1,652試合に出場しました。現在はアスレチックスでプレーしています。

アダム・ウェインライト

2004年以前のランキング:49位
2003 年 12 月にアトランタ・ブレーブスからセントルイス・カージナルスに移籍。

ウェインライト投手はジョージア州出身で、2000 年にブレーブスの 1 巡目指名で入団しました。ウェインライト投手はブレーブスでメジャーに昇格する前にもう1人のジョージア州出身の外野手J.D.ドリュー獲得するために放出されました。ウェインライトは 現在でもカージナルスで活躍しています。

上記以外の選手も記事では紹介されていますが、2022年7月時点で現役選手のみをご紹介しました。ターナー選手、リゾ選手、ウェインライト投手は移籍後のチームでワールドチャンピオンを経験しています。トレードで移籍したプロスペクト選手にも注目しましょう!

(※このコラムはこちらの記事を参考にしました)

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