MLBでは毎年2回若手選手のランキング(トップ・プロスペクト)を発表しています。ここでは5年前、つまり2018年のトップ・プロスペクトの現在の状況を確認したいと思います。
2018年のトップ10
1. 大谷翔平、RHP/OF、エンゼルス
2. ロナルド・アクーニャ・ジュニア、OF、ブレーブス
3. ウラジミール・ゲレロ・ジュニア、3B、ブルージェイズ
4. エロイ・ヒメネス、OF、ホワイトソックス
5. グレイバー・トーレス、2B/SS、ヤンキース
6. ビクター・ロブレス、OF、ナショナルズ
7. ニック・センゼル、3B、レッズ
8. フェルナンド・タティス・ジュニア、SS、パドレス
9. フォレスト・ホイットリー、RHP、アストロズ
10. マイケル・コペック、RHP、ホワイト ソックス
豊作の2018年
2018 年のメンバーは歴代最高のグループの1つと言えるでしょう。このメンバーの主な実績は以下の通りです。
・MVP獲得:大谷翔平
・新人王:大谷翔平、ロナルド アクーニャ ジュニア
・オールスター出場:2回(大谷翔平、ウラジミール・ゲレロ・ジュニア、ロナルド・アクーニャ・ジュニア、グレイバー・トーレス)、1回(フェルナンド・タティス・ジュニア)
説明するまでもなく、大谷翔平選手は野球史上最高のツーウェイプレーヤーになったと言えます。 ウラジミール・ゲレロ・ジュニアとフェルナンド・タティス・ジュニアはホームラン王を獲得しています。ロナルド・アクーニャ・ジュニアはシルバー・スラッガー賞を2回受賞しています。
活躍ができていないメンバーも
ローブレスはナショナルズの 2019年ワールド シリーズ優勝に重要な役割を果たしましたが、それ以降は低迷ぎみです。センゼルはメジャーに定着していますが、怪我に見舞われたりポジション変更などで活躍はできていません。
投手陣のコペックは、2018 年のトミー・ジョン手術から回復しましたが期待のローテーション・ピッチャーにはなっていません。 ホイットリーは、2021 年のトミー・ジョン手術を受けたためまだメジャーには上がれていません。
チームとしての実績
プロスペクト・トップ100 での位置という点では最強と言えるのは以下の3チームでした。
・パドレス (7人、トップ 50 に 6人)
・ブレーブス (8人、トップ 58 に 6人)
・ホワイト ソックス (7人、トップ 61 に 5人)
これらのチームはその後
・パドレスはチーム最長となる 3 連勝でプレイオフに進出
・ブレーブスは2021 年のワールド・シリーズで優勝
・ホワイト・ソックスは2020 年と2021年にチームとして初めて2年連続でポストシーズンに進出しました。
(※このコラムはこちらの記事を参考にしました)