WBC2023 準決勝の相手はメキシコかプエルトリコか?

WBC2023のマイアミ決戦。日本の対戦相手はグループCを1位で通過したメキシコか、死のグループDを2位で通過したプエルトリコか? 

メキシコ

アメリカ・キラーのメキシコ代表、2006年ではアメリカに勝利したおかげで日本チームは予選敗退を免れるました。今大会でもメキシコはアメリカに大勝しています。

チーム成績

ファースト・ラウンド成績:3勝1敗

コロンビア 5 - 4 メキシコ
メキシコ 11 - 5 アメリカ
メキシコ 2 - 1 イギリス
メキシコ 10 - 3 カナダ

投手陣

投手力に厚みのあるメキシコ。先発投手はドジャースで2021年に20勝を上げ最多勝を獲得したフリオ・ウリアス投手を筆頭に、エンゼルスで大谷選手とローテーションを組むパトリック・サンドバル投手、メッツ在籍時にデグローム投手、シャーザー投手とローテーションを組んでいたタイフアン・ウォーカー投手、ワールド・チャンピオンのアストロズで13勝を上げたホセ・アルキディ投手の4枚看板強力です。

投球日 投手 投球回 安打 本塁打 三振 四球 失点 自責点 通算防御率
3/11 ウリアス 5 3 1 6 0 3 3 5.40
3/12 サンドバル 3 2 0 2 2 1 1 3.00
3/14 ウォーカー 4 1 0 8 1 0 0 0.00
3/15 アルキーディ 4 6 1 5 1 2 2 4.50

野手陣

1番を打つレイズのランディ・アロザレーナは新人王を獲得しています。WBCのファースト・ラウンドでも打率.500を上げています。2022年にナショナルズでメジャー・デビューをし3割を打った3番を打つホエイ・メネセスもWBCで打率.474を打っています。4番を打つブルワーズのロウディ・テレスもWBCで打率.353を記録しています。3人ともチームでは打線上位を任されています。

プエルトリコ

2013年の第3回大会で日本チームは準決勝でプエルトリコに敗れています。そのプエルトリコは2013年、2017年大会で準優勝でした。

チーム成績

ファースト・ラウンド成績:3勝1敗

プエルトリコ 9 - 1 ニカラグア
ベネズエラ 9 - 6 プエルトリコ
プエルトリコ 10 - 0 イスラエル
プエルトリコ 5 - 2 ドミニカ共和国

投手陣

投手陣の柱はカブスのマーカス・ストローマンとブルージェイズのホセ・べリオスです。所属チームではローテーション投手のトップ3に入りますが、彼らに続く実績のある投手はいません。しかし絶対的クローザーのエドウィン・ディアスを擁していましたがファースト・ラウンド最終試合後にケガを負いチームを離脱することになりそうです。チームにとって非常に痛い出来事です。

投球日 投手 投球回 安打 本塁打 三振 四球 失点 自責点 通算防御率
3/11 ストローマン 4 2/3 2 1 2 0 1 1 1.93
3/12 べリオス 1 0/3 5 1 1 2 6 5 45.00
3/13 デレオン 5 2/3 0 0 10 0 0 0 0.00
3/15 クルーズ 1 2/3 1 0 2 2 0 0 3.38

野手陣

二遊間の2人がチームの柱で打力、守備力が秀逸です。ショートで1番を打つフランシスコ・リンドーはWBCで打率.467、セカンドのハビエル・バエスはWBCで打率.267の成績を残しています。そして大谷選手がエンゼルスに入団した年にバッテリーを組んだアストロズのマルティン・マルドナードもWBCでは打率.500を記録しています。

メキシコ 対 プエルトリコ

先発はメキシコがウリアス投手、プエルトリコがストローマン投手です。両投手ともWBCの初戦に先発しているチームのエースです。打線ではメキシコが27得点、プエルトリコが30得点を上げていますので打力は五分五分と言っていいでしょう。しかしプエルトリコは絶対的クローザーを失った心理的ショックが尾を引いていないかが気がかりです。それでも投手力が豊富なメキシコの方が上手と予想します。

侍ジャパンは?

投手力

5試合で11失点と突出した投手を揃えた侍ジャパンの投手陣。グループBのチームやイタリア代表以上に実績のあるメジャー・リーガーを揃えるチームを相手に抑える事ができるかが見ものです。大谷選手の登板は無いと言われていますが、ダルビッシュ投手の投入はあるかもしれません。

ダルビッシュ投手のマイアミでの成績

日本チームで唯一マイアミでの公式戦に登板しているダルビッシュ投手の成績です。

球場 試合数 投球回 防御率 被打率 WHIP ヒット 失点 自責点 本塁打 四球 三振
ローンデポ・パーク 1 0 1 5.0 7.20 .250 1.200 5 4 4 2 1 6
マーリンズ・パーク 1 1 0 5.2 3.46 .190 1.539 4 2 2 1 4 8

攻撃力

ファースト・ラウンドで総得点38点(1試合平均9.5得点)を上げている日本チーム。イタリアとの準々決勝でも9得点を上げています。過去のWBCではスモール・ベースボールを提唱した日本チーム。少ないチャンスを盗塁、バント、四球をからめ勝利してきました。

今大会も周東選手、中野選手と走力がある選手を招集しましたが、意外にも彼らの脚力で得点する試合展開にはなっていません。準決勝からはメジャー・リーガーの投手を揃えたチームとの闘いです。ファースト・ラウンドでは経験していない終盤までシビレる僅差の試合展開になった場合、逃げ切れるかがポイントになるでしょう。

時差13時間のアメリカ本土への移動しました。メジャー球場への対応、時差ボケの解消も試合結果に影響を及ぼすでしょう。東京ドームの大応援もありません。環境の変化にアジャストできるかも勝敗の分かれ目です。

名実ともにメジャー・ナンバーワンと言われている大谷翔平選手の存在が大きな武器。ファースト・ラウンドでグループBのMVPを獲得した活躍を、準決勝以降を魅せてもらえることを期待しつつ日本チームを応援しましょう。

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