日本代表とメキシコ代表の準決勝。勝者は決勝に進み、敗者はここで終わります。
両チームのファースト・ラウンド
日本代表
過去5大会すべてで準決勝進出し2大会で優勝している侍ジャパンは、今大会でも地球上で最高の野球チームの1つとして予選を勝ち上がりました。ファースト・ラウンドでは得点38、失点8、投手陣は三振63に対して四球5と安定しています。この戦力を持つ日本代表は優勝候補の筆頭です。
メキシコ代表
WBC史上最強のメンバーをそろえたメキシコ代表は、初優勝まであと2勝です。 メキシコがここまで勝ち上がると予想した人は多くないと思いますが、ランディ・アロサレナ選手とジョーイ・メネセス選手の圧倒的なパフォーマンスのおかげで今大会ではアメリカ代表にも勝っています。
日本対メキシコ
両チームはWBCでは2006年に一度だけ対戦しており、日本がメキシコに6対1で勝利しました。初のWBCでMVP賞を受賞した松坂大輔が5回を完封、許したヒットはわずか1安打でした。しかし今大会のメキシコ代表はチーム力が上がっています。
日本の注目選手
佐々木朗希投手
21歳の速球投手はWBCデビューのチェコ戦で3回2/3、8 奪三振、時速100マイル越えを21球という驚異的な数字を記録しました (投球数は66球) メキシコ戦で先発する佐々木投手は近い将来アメリカに来る可能性がありますので、今回は MLBの球場で実力を見せつける時かもしれません。
メキシコの注目選手
ランディ・アロサレーナ選手
キューバ出身のアロサレーナ選手はWBC間に合うようにメキシコ市民権を取得しました。 今大会のアロザレーナは5試合で打率.471、OPS1.566を記録しています。 レイズに所属した2020年のポスト・シーズンでは10本ものホームランを打っています。(ヤンキースとの地区シリーズで3本、アストロズとのリーグ・チャンピオン・シップで4本、ドジャースとのワールド・シリーズで3本)短期決戦でも実力を発揮しています。
アロサレーナ選手のポスト・シーズン成績(2020年)
年 | 試合数 | 打席数 | 得点 | ヒット | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2020年 | 20 | 77 | 19 | 29 | 3 | 1 | 10 |
年 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|
2020年 | 14 | 8 | 19 | 0 | .377 | 1.273 |
先発の佐々木投手が最初に対戦する打者は1番を打つと思われるアロサレーナ選手です。1回から注目の対戦です。初打席の結果がチームの勝敗を決めるほど重要だと思います。
(※このコラムはこちらの記事を参考にしました。)