2023年7月27日、デトロイトでのダブル・ヘッダーの試合。唯一無二の大谷翔平選手にとって、また新たな記録が刻まれた一日です。 第1試合は予定していた登板日を1日繰り上げて先発投手として登板し、第2試合はDHとして出場しました。
結果、第1試合では1安打完封、第2試合では2本塁打を放ちました。
これ記録はどれくらいユニークなのでしょうか? MLB.comはあらゆる面から掘り下げています。最近ビッグ・データの取扱いにより、記録の見方が多岐にわたっております。ちょっとこじつけが強い規定もありますが ⁉
1.ダブルヘッダーの1試合で完封、もう1試合ホームランを打った唯一の選手
大谷選手はダブルヘッダーの一方の試合でホームランを打ち、もう一方の試合で完封を達成した史上初の選手です。1900年以降、投手がダブルヘッダーの一方の試合で完封勝利を収め、もう一方の試合では投手以外の選手として先発出場したのは1918年7月17日のベーブ・ルースです。この試合、ルースはホームランを記録していません。
2.同日に被安打1安打以下と2ホームランを達成した2人目の選手
これはダブルヘッダーではなく1試合のみの記録です。大谷選手は同日に1安打以下で完封と2ホームランを達成した2人目の選手です。もう1人はリック・ワイズ氏で1971年6月23日の試合でノーヒッターを達成し2本のホームランを打っています。残念ながら大谷選手は1本ヒットを打たれています。
ワイズ氏がこの記録を達成した試合はこちらをご覧ください。(英語版)
3. 完封勝利を収めた同じ日に2本塁打を打った5人目の選手
少し規定を甘くしてみます。同じ日に完封勝利を飾り2ホームランを達成した5人目の選手です。大谷選手はダブルヘッダーでの記録ですが、他の4人は1試合で達成しています。
・大谷翔平(2023年7月27日)
・ソニー・シーバート(1971年9月2日)
・リック・ワイズ(1971年6月23日)
・ワイズ、ペドロ・ラモス(1962年5月30日)
・ミルト・パパス(1961年8月27日)
4.同日に完封勝利と1ホームランを記録
大谷翔平選手以前の記録では、2022年にチーム・メイトだったノア・シンダーガード投手が2019年5月2日に記録しています。この試合は1対0でした。
シンダーガード投手がこの記録を達成した試合はこちらをご覧ください。(英語版)
5.同年完封を記録した投手で最多ホームランを更新中
この日の試合は大谷選手にとってキャリア初の完封でした。同時に2023年はこの日までに38本塁打を放っております。同年に少なくとも1回完封した選手がシーズン中に打った本塁打数としては圧倒的なトップです。
・1918年:ベーブ・ルース(11ホームラン)
・1931年:ウェス・フェレル(9ホームラン)
・2023年:大谷翔平(38ホームラン)2023年7月27日現在
6.時速116マイルのホームランを10本以上記録した2人目の選手
この日の2本目のホームランは時速116.9マイルを記録。少なくとも時速116マイル以上のホームランを10本以上記録した2人目の選手です。これ以上の本塁打を放った選手はジャンカルロ・スタントン選手の17本だけです。
7. ホームランと被打率がトップの選手
大谷選手は2023年7月27日時点で、OPS、長打率、本塁打、三塁打、被打率がMLBでトップです。1900年以来、本塁打数と被打率を同時にMLBトップを記録し続けている選手です。
(※このニュースはこちらの記事を参考にしました。)