2023年8月1日にトレード期限が経過しました。プレイ・オフ進出を目指すエンゼルスは買い手に回りました。シャーザー、バーランダー、千賀投手を擁するメッツはチーム成績が低迷し売り手に回りました。トレードは買い手球団が注目されますが、ここでは売り手球団に注目してみます。
シカゴ・ホワイトソックス
ホワイトソックスのマイナー組織は、ドラフト前、トレード期限前には下位にランクされていましたが、エンゼルス、ドジャース、アストロズに主力選手を放出する替わりに、多くのプロスペクト選手を獲得しました。
改訂版のホワイトソックスのトップ・プロスペクト30。上位20選手のうち10選手がトレードやドラフトでホワイトソックスに加わりました。
トレード獲得選手
・エドガー・クエロ(捕手):3位
・コーリー・リー(捕手):18位
・ジェイク・エダー(投手):5位
・カイ・ブッシュ(投手):9位
・ニック・ナストリーニ(投手):6位
・ジョーダン・レジャー(投手):20位
ドラフト指名選手
・ジェイコブ・ゴンザレス(ショート):4位
・グラント・テイラー(投手):13位
・セス・キーナー(投手):14位
・ジョージ・ウォルコウ(外野手):17位
ニューヨーク・メッツ
トレード獲得選手
・ルイサンジェル・アクーニャ(ショート):1位
・ドリュー・ギルバート(外野手):2位
ドラフト指名選手
・コリン・ホーク(ショート):7位
・ブランドン・スプロート(投手):14位
・ノーラン・マクリーン(二刀流):23位
セントルイス・カージナルス
トレード獲得選手
・テコア・ロビー(投手):5位
・セム・ロバース(投手):8位
・トーマス・サゲス(セカンド):9位
ドラフト指名選手
・チェイス・デイビス(外野手):3位
・トラビス・ハニーマン(外野手):11位
クリーブランド・ガーディアンズ
トレード獲得選手
・カイル・マンザード(ファースト):2位
・カーリル・ワトソン(ショート):16位
マンザード選手は、プロスペクト・トップ100で最高の36位です。 2022年にOPS(1.043)でマイナー2位にランクされましたが、2023年は肩の負傷のためトリプルAに所属しています。
ワトソン選手は2021年ドラフト全体16位指名されましたが、まだ十分な成績を上げていません。 潜在能力はありますのでトレード後の活躍に期待したいと思います。
シカゴ・カブス
カブスにはトップ・プロスペクト100に4人の有望選手が名を連ねています。
・ピート・クロウアームストロング(外野手):1位
・ケビン・アルカンタラ(外野手):4位
・ケイド・ホートン(投手):2位
・ベン・ブラウン(投手):5位
またトップ100入りの候補には、以下の選手も所属しています。
・モイセス・バレステロス(捕手):7位
・オーウェン・ケイシー(外野手):3位
・マット・ショー(外野手):6位
・ジェームス・トライアントス(外野手):9位
・ジャクソン・フェリス(投手):8位
シンシナティ・レッズ
2023年は売り手球団ではありませんが、ここ数年低迷しているレッズは2023年に躍進しています。
エリー・デラクルーズ選手、マット・マクレーン選手、アンドリュー・アボット投手、スペンサー・ステア選手、クリスチャン・エンカーナシオン=ストランド選手がレッズのメジャーに昇格しましたが、マーナーはまだまだ充実しています。
・カム・コリアー(サード):6位(2022年全体18位指名)
・セル・スチュワート(サード):8位(2022年32位指名)
・カルロス・ホルヘ(セカンド):10位
はプロスペクト・トップ100の領域に近づいています。
ここに上げた売り手球団が数年後に優勝争いに加わり、プロスペクト選手が活躍する事を期待したいと思います。
(※このコラムはこちらの記事を参考にしました。)