アメリカン・リーグとナショナル・リーグの新人王争いの候補者のオッズを、2023 年シーズンを通じてどのように変化しているかを追跡するサイトがあります。このサイトの評価では8月中旬時点で、新人王争いのオッズでは、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのコービン・キャロル選手とボルチモア・オリオールズのグンナー・ヘンダーソン選手が本命です。
アメリカン・リーグ
選手(ポジション・所属) | オッズ |
ガナー・ヘンダーソン(SS/3B, オリオールズ) | -3,000 |
ジョシュ・ヤング (3B/SS, レンジャース) | +2,500 |
トリストン・カサス (1B, レッドソックス) | +2,500 |
タナー・バイビー (P, ガーディアンズ) | +3,000 |
吉田正尚(OF, レッドソックス) | +8,000 |
ジャイネル・ディアス (C, アストロズ) | +15,000 |
シーズン前半はオールスター・ゲームにも選出されたレンジャースのジョシュ・ヤング選手がリードしていました。調子を落としてはいませんが残念なことに8月に故障者リスト入りしてしまいました。
打席 | 得点 | ヒット | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | OBP | OPS | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヘンダーソン | 556 | 99 | 142 | 28 | 82 | 10 | .255 | .324 | .813 |
吉田正尚 | 532 | 71 | 153 | 15 | 71 | 8 | .288 | .337 | .781 |
後半吉田選手が成績が伸び悩んだためヘンダーソン選手が独走状態です。
アメリカン・リーグ直近10年の新人王
年 | 選手名(ポジション) | 所属 |
2013 | ウィル・マイヤーズ(OF) | タンパベイ・レイズ |
2014 | ホセ・アブレイユ(1B) | シカゴ・ホワイトソックス |
2015 | カルロス・コレア(SS) | ヒューストン・アストロズ |
2016 | マイケル・フルマー (P) | デトロイト・タイガース |
2017 | アーロン・ジャッジ (OF) | ニューヨーク・ヤンキース |
2018 | 大谷翔平 (P/DH) | ロサンゼルス・エンゼルス |
2019 | ヨルダン・アルバレス (DH) | ヒューストン・アストロズ |
2020 | カイル・ルイス (OF) | シアトル・マリナーズ |
2021 | ランディ・アロザレーナ (OF) | タンパベイ・レイズ |
2022 | フリオ・ロドリゲス (OF) | シアトル・マリナーズ |
ナショナル・リーグ
選手(ポジション・所属) | オッズ |
コルビン・キャロル (OF, ダイヤモンドバックス) | -3,500 |
マット・マクレーン (IF, レッズ) | +1,000 |
千賀航大 (P, メッツ) | +3,900 |
エリー・デラクルーズ (IF, レッズ) | +10,000 |
スペンサー・ステアーズ (IF,レッズ) | +10,000 |
ジェームス・アウトマン(IF,ドジャース) | +12,000 |
ボビー・ミラー (P, ドジャース) | +20,000 |
アンドリュー・アボット (P, レッズ) | +20,000 |
数字の上ではキャロル選手が優勢です。マクレーン選手も数字上は拮抗していますが、出場試合数、打席数がキャロル選手が多く、1年を通して出場している点が有利です。
レッズから4選手が候補に上がっています。ここ数年低迷していたレッズですが、トレード、ドラフトでプロスペク選手を獲得し上手に育成できている成果の現れでしょう。
打席 | 得点 | ヒット | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | OBP | OPS | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャロル | 563 | 116 | 161 | 25 | 76 | 54 | .286 | .362 | .870 |
マクレーン | 365 | 65 | 106 | 16 | 50 | 14 | .290 | .357 | .864 |
千賀投手も3位と健闘しています。15勝を上げ、防御率2点台、奪三振200に届いたら新人王争いに浮上すると思います。
千賀投手の成績
W | L | ERA | G | GS | SV | IP | SO | WHIP | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千賀投手 | 12 | 7 | 2.98 | 29 | 29 | 0 | 166.1 | 202 | 1.22 |
千賀投手も後半の活躍により順位を3位まで上げています。規定投球回数に達していますし奪三振数が200を超え、防御率も2点台でリーグ2位です。新人王投票では上位に入る事は確実です。
ナショナル・リーグ直近10年の新人王
年 | 選手名(ポジション) | 所属 |
2013 | ホセ・ヘルナンデス (P) | マイアミ・マーリンズ |
2014 | ジェイコブ・デグロム(P) | ニューヨーク・メッツ |
2015 | クリス・ブライアント (3B) | シカゴ・カブス |
2016 | コーリー・シーガー(SS) | ロサンゼルス・ドジャース |
2017 | コディー・ベリンジャー (1B) | ロサンゼルス・ドジャース |
2018 | ロナルド・アクーニャ・ジュニア. (OF) | アトランタ・ブレーブス |
2019 | ピート・アロンゾ (1B) | ニューヨーク・メッツ |
2020 | デビン・ウイリアムズ (RP) | ミルウォーキー・ブルワーズ |
2021 | ジョナサン・インディア (2B) | シンシナティ・レッズ |
2022 | マイケル・ハリス・二世 (OF) | アトランタ・ブレーブス |
上記の数字は2023年9月30日(アメリカ時間)時点での成績です。
また、オッズにつきましては、オンライン・スポーツ・ブックでのMLB ROYの平均オッズを示しています。
(※オッズの情報はこちらをご覧ください。)