2023年のオフ、私たちはメジャー・リーグを牽引してきた4人の選手に別れを告げることになるかもしれません。 2選手は引退を公式に発表していますが、他の2選手も引退する可能性があります。
ミゲル・カブレラ
カブレラ選手はもともと遊撃手でした。マーリンズのコーチ、オジー・ギレン氏が彼に注目しました。そしてポジションは三塁手になりました。
19歳の2003年6月20日にプロ・プレーヤー・スタジアムでメジャー・リーグ・デビューを果たしたときは左翼手でした。そしてアル・レバイン投手からサヨナラ本塁打を放ちデビルレイズを破りました。
カブレラ選手は21シーズンにわたり、打者としてプレーしそのほとんどはデトロイトで過ごし主力打者として君臨しました。彼はおそらくアメリカ野球殿堂の初投票で殿堂入りする選手でしょう。そして語り継がれる選手になると思います。
打席 | 得点 | ヒット | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | OBP | OPS | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MLB通算 | 10,353 | 1,551 | 3,174 | 511 | 1,881 | 40 | .307 | .382 | .900 |
通算順位 | 22位 | 56位 | 16位 | 25位 | 12位 | 91位 | 107位 | 58位 |
主なタイトル
MVP獲得:2回(2012年、2013年)
三冠王:1回(2012年)
首位打者:4回(2011年、2012年、2013年、2015年)
ホームラン王:2回(2008年、2012年)
打点王:2回(2010年、2012年)
オールスターゲーム出場:12回
アダム・ウェインライト
ウェインライトウイニング・ショットはカーブですが、この球種を持っていたのでメジャーに昇格できました。 2006年にはリリーフ投手として登板しますが、クローザーのジェイソン・イスリングハウゼンが手術で欠場したためそのポジションも務めました。NLCS第7戦のカルロス・ベルトランの三振と、2006年のワールド・シリーズで優勝した時のブランドン・インジの三振が印象的で、どちらもカーブで仕留めました。
その後ウェインライト投手は先発に転身し、ヤディアー・モリーナとのバッテリーを組みMLB記録の328試合に先発出場しました。彼はワールド・シリーズで2度優勝しました。そして200勝も達成しました。
勝 | 負 | 防御率 | 試合数 | 先発 | セーブ | 投球回 | 奪三振 | WHIP | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MLB通算 | 200 | 128 | 3.53 | 478 | 411 | 3 | 2,668.1 | 2,202 | 1.24 |
通算順位 | 115位 | 65位 |
主なタイトル
最多勝利:2回(2009年、2013年)
ザック・グレインキー
ザック・グレインキー投手は引退を発表していません。
グレインキーは2009年にロイヤルズでサイ・ヤング賞を獲得していますが、彼のベスト・シーズンは2015年のドジャース時代の19勝3敗、防御率1.66でした。
グレインキーは健康状態、成績も常に安定していましたので、2004年のデビュー以来積み上げた540先発は群を抜いています。
2023年は1勝15敗と不本意な成績でした。プロ意識の強いグレインキー投手ですから、2023年を最後に年にする決断を下すかもしれません。
勝 | 負 | 防御率 | 試合数 | 先発 | セーブ | 投球回 | 奪三振 | WHIP | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MLB通算 | 224 | 156 | 3.49 | 585 | 540 | 1 | 3,384.1 | 2,977 | 1.17 |
通算順位 | 68位 | 33位 | 84位 | 20位 | 57位 |
主なタイトル
最優秀防御率:2回(2009年、2015年)
サイヤング賞:1回(2009年)
ジョーイ・ボットー
グレインキーと同様、ボットも引退を発表していません。2024年もプレーする可能性はあります。
ボットー選手はナショナル・リーグの出塁率で7回トップに立っています。2年前の2021年には36本塁打を放っていますので現役を継続する可能性もあります。
ボットー選手は2000万ドル相当の2024年のクラブ・オプションがあります。しかしレッズはおそらくオプションを行使しないと思われます。つまり契約を見直してレッズに残るか他のチームに移る可能性もあります。 2012年にレッズと10年総額2億2,500万ドルの契約を結んでいます。
チームは、ボットーはどのような判断を下すのでしょうか?
打席 | 得点 | ヒット | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | OBP | OPS | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MLB通算 | 7,251 | 1,171 | 2,135 | 356 | 1,144 | 80 | .294 | .409 | .920 |
主なタイトル
MVP獲得:1回(2010年)
(※このコラムはこちらの記事を参考にしました。)