2023年のレギュラー・シーズンが終了しました。
WBC日本チームに選出された大谷選手(エンゼルス)、ダルビッシュ投手(パドレス)、吉田選手(レッドソックス)、ヌートバー選手(カージナルス)、鈴木選手(カブス)はポストシーズン進出は成りませんでした。反面メンバー外の菊池投手(ブルージェイズ)、前田投手(ツインズ)、藤波投手(オリオールズ)はポストシーズンに進出しました。皮肉な結果に終わっています。
ここでは、2023年のタイトル・ホルダーをご紹介します。大谷選手、ルイス選手はIL入りしたハンデはありますが、どの部門もナショナル・リーグの選手がアメリカン・リーグの選手を圧倒しています。
打者部門
ホームラン
アメリカン・リーグ
大谷翔平 (エンゼルス):44本
故障の影響で9月は3試合しか出場できませんんでしたが、アメリカン・リーグのホームラン王を獲得しました。9月にホームラン0本でタイトルを獲得したのは、1974年のディック・アレン氏以来です。月別記録では、6月の15本塁打、続いて 7月に9本を加えてリードを広げました。
ナショナル・リーグ
マット・オルソン (ブレーブス):54本
オルソンは54本塁打で2005年のアンドリュー・ジョーンズ氏の51本塁打を上回りブレーブスの球団新記録を樹立しました。2023年の年間チームホームラン本数307本に大きく貢献しました。これは2019年のツインズに並ぶ記録です。
打率
アメリカン・リーグ
ヤンディ・ディアス (レイズ):.330
最終戦までしのぎを削ったディアス選手とレンジャーズのコーリー・シーガー選手は残り1試合を残して打率.330でした。西地区優勝が最終戦までもつれたため出場したシーガー選手は4打数0安打でした。最終戦を欠場したディアス選手がタイトルを獲得しました。
ナショナル・リーグ
ルイス・アラエス (マーリンズ):.354
アラエス選手は6月24日時点で打率.400を超えておりました。後半もオール・スター明けから打率.314と打率を下げましたが、2年連続で首位打者を獲得しました。これによりアラエス選手は1901年以来、両リーグで首位打者のタイトルを獲得した2人目の選手となりました。2022年はツインズ(アメリカン・リーグ)、2023年はマーリンズ(ナショナル・リーグ)と連続した両リーグ首位打者は史上初の記録です。
打点
アメリカン・リーグ
カイル・タッカー (アストロズ):112点
2022年はキャリア初の100打点シーズンを記録したタッカー選手は、2023年は112打点を記録し自身のキャリア・ハイを更新しました。 タッカー選手は2年連続で25本塁打、25盗塁、100打点以上を記録しました。
ナショナル・リーグ
マット・オルソン (ブレーブス):139点
3年連続100打点を達成したオルソン選手は、1953年にエディ・マシューズ氏が記録した124打点を超え、ブレーブスのシーズン打点記録も樹立しました。
盗塁
アメリカン・リーグ
エストゥリー・ルイス (アスレチックス):67個
ルイスは67盗塁を記録しました。これはケニー・ロフトン氏が持つア・リーグ新人選手のシーズン盗塁記録を破りました。驚くべきことに、ルイス選手は肩の負傷でシーズンの1ヶ月を欠場したにも関わらず、この記録を達成しました。
ナショナル・リーグ
ロナルド・アクーニャ・ジュニア (ブレーブス):73個
アクーニャ選手は70盗塁を達成したことに加え、史上初の40ホームラン、70盗塁も記録しました。
バレル値
アメリカン・リーグ
大谷翔平(エンゼルス):70
大谷選手は3年連続で70バレルを達成しました。特に2021年の78はエンゼルスのチーム記録(2015年以降)を樹立しています。
ナショナル・リーグ
ロナルド・アクーニャ・ジュニア (ブレーブス):86
アクーニャ選手の86バレルはメジャー・リーグの記録を達成しました。
(※このデータはこちらの記事を参考にしました。)