2023年のポスト・シーズンもリーグ・チャンピオン・シップを迎え、ワールド・チャンピオンのチャンスは4チームに絞られました。レギュラー・シーズン100勝以上を記録したブレーブス、オリオールズ、ドジャースは姿を消しました。そして4チーム中3チームはワイルド・カードからの勝ち上がりです。
やはり短期勝負のポスト・シーズンは予想が難しいですね。まさしく強いチームがレギュラー・シーズンを制し、勢いのあるチームがワールド・シリーズを制します。
今回は箸休めに、直近10年間(2013年10月16日~2023年10月16日)のポスト・シーズンに限ったチーム成績を見てみましょう。2023年は試合が続いていますので11月にアップデートを行います。
チーム勝数
勝利数のランキングはチーム力を表しています。ワールドチャンピオンになったチームは2023年のケースでは13勝(ワイルドカードから参加)、11勝(地区シリーズから参加)します。つまり上位5チームは直近の10年でワールド・チャンピオンに輝いています。
チーム | 試合数 | 勝 | 負 | 勝率 | 得点 | ヒット | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 三振 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アストロズ
|
98 | 59 | 39 | .602 | 441 | 816 | 136 | 3 | 144 | 425 | 40 | 823 | .245 |
ドジャース | 95 | 49 | 46 | .516 | 405 | 734 | 134 | 12 | 119 | 388 | 66 | 894 | .232 |
ブレーブス | 45 | 24 | 21 | .533 | 168 | 334 | 59 | 5 | 54 | 164 | 17 | 444 | .223 |
レッドソックス | 41 | 24 | 17 | .585 | 208 | 354 | 74 | 5 | 53 | 202 | 16 | 362 | .249 |
ロイヤルズ | 31 | 22 | 9 | .710 | 159 | 276 | 53 | 4 | 28 | 150 | 28 | 213 | .257 |
全チームの成績はこちらをご覧ください。
チーム勝率
勝率上位はポスト・シーズン進出常連チームに限定される訳ではありません。例えば2007年のコロラド・ロッキーズはフィリーズに3連勝、ダイヤモンドバックスに4連勝を果たしワールド・シリーズに進出しています。ワールド・シリーズでレッドソックスに4連敗を喫しますが、7勝4敗で勝率.636です。
勝率1位はカンザスシティ・ロイヤルズ、続いてフィリーズ、ダイヤモンドバックス、アストロズ、ジャイアンツです。勝率はまさしくポスト・シーズンのチームの勢いを示しています。上位5チームでワールド・チャンピオンに輝いたのはアストロズ2度、ロイヤルズ、ジャイアンツがそれぞれ1度です。
チーム | 勝敗 | 勝率 | 打数 | 得点 | ヒット | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四球 | 三振 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロイヤルズ
|
22-9 | .710 | 1,073 | 159 | 276 | 53 | 4 | 28 | 150 | 28 | 85 | 213 | .257 |
フィリーズ | 16-7 | .696 | 733 | 106 | 167 | 42 | 0 | 37 | 105 | 15 | 76 | 225 | .228 |
ダイヤモンドバックス
|
6-3 | .667 | 304 | 52 | 79 | 8 | 4 | 22 | 50 | 7 | 32 | 86 | .260 |
アストロズ
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59-38 | .608 | 3,295 | 437 | 810 | 135 | 3 | 141 | 421 | 40 | 335 | 813 | .246 |
ジャイアンツ
|
16-11 | .593 | 931 | 97 | 224 | 37 | 4 | 13 | 92 | 6 | 77 | 199 | .241 |
全チームの成績はこちらをご覧ください。
ポスト・シーズンに縁のないチーム
反面直近10年でポスト・シーズンに進めなかったチームはロッキーズ、タイガース、レッズ、エンゼルス、パイレーツの5チームです。レッズは2023年のシーズンは僅差でポスト・シーズン進出を逃しましたが、2024年シーズンは若手が成長し楽しみなチームです。
MVP3度を誇るマイク・トラウト選手を擁するエンゼルスがポスト・シーズンに進出できていない事実は寂しいものがあります。2024年の立て直しはなるのでしょうか?