レギュラー・シーズン162試合を戦い、まずはポスト・シーズンに進出する事が重要です。各リーグで地区優勝して進出する3チーム、優勝を逃したチームでリーグの勝率上位3チームの計6チームがポスト・シーズンに進出できますが、第1シード～第6シードのどこに入るかも重要です。
地区優勝3チームで勝率が高い順に第1シード、第2シード、第3シードが決まります。第3シードですとワイルドカードのチームとの対戦があります。ワールド・カード上位3チームも勝率の高い順に第4シード、第5シード、第6シードが決まります。第6シードは地区優勝チームとの対戦です。つまりポスト・シーズンに進出が決まった後も勝率でシードが決まりますので、シードが確定するまで気が抜けません。
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さらに重要なのは2チーム以上が同じ勝率だった場合の順位の決定方法です。特にワイルド・カードを争う地区優勝チーム以外で勝率が3位に2チーム以上が並んだ場合、最上位になりませんとワイルド・カードに進出できません。
では勝率が並んだ場合の順位の決定方法をご紹介します。
勝率が同じチームの順位
2チームが同率の場合
a. レギュラー・シーズンの直接対決の勝率の高いチームが上位になります。
b. 上記a.でも勝率が同じ場合は、各チームが所属する地区チーム間の対戦で勝率の高いチームが上位になります。
c. 上記b.でも勝率が同じ場合は、各チームが所属しない地区チーム間との対戦で勝率の高いチームが上位になります。
d.上記c.でも勝率が同じ場合は、 各リーグのチーム間のオールスター・ゲーム以降（後半）の対戦で勝率の高いチームが上位になります。（インター・リーグの対戦成績は除外されます）
e. 上記d.でも勝率が同じ場合は、オールスター・ゲーム直前1試合のレギュラー・シーズンの対戦成績で上位を決定します。（インター・リーグの対戦は対象外です。）この方法は上位チームが決定するまで1試合ずつ前にさかのぼります。
例：ドジャースとパドレスがレギュラー・シーズンで100勝62敗の場合
a. ドジャースとパドレスの直接対決でドジャースが10勝8敗ならばドジャースが上位です。両チームとも9勝9敗の場合にb. に進みます。
b. 両チームともナショナル・リーグ西地区です。西地区4チームとの対戦成績を比較します。ドジャースが30勝20敗、パドレスが31勝19敗ならばパドレスが上位です。両チームとも30勝20敗の場合にc. に進みます。
c. 両チームともナショナル・リーグ西地区です。東地区5チーム、中地区5チームの合計10チームとの対戦成績を比較します。ドジャースが35勝25敗、パドレスが34勝26敗ならばドジャースが上位です。両チームとも40勝20敗の場合にd. に進みます。
d. オールスター・ゲーム以降の後半戦の成績がドジャースが26勝24敗、パドレスが28勝22敗ならばパドレスが上位です。両チームとも30勝20敗の場合にe. に進みます。
e. 2024年の場合、オールスター・ゲーム直前の試合結果は以下の通りです。
7/14：ドジャース3 - 4 タイガース、パドレス3 - 6ブレーブス
（両チームとも敗戦のためさらに1日前の試合結果を比較）
7/13：ドジャース9 - 11 タイガース、パドレス4 - 0ブレーブス
（ドジャース敗戦、パドレス勝利につきパドレスが上位となります。）
3チームが同率の場合
A. レギュラー・シーズンの3チーム間の直接対決の勝率の高いチームが上位になります。
B. レギュラー・シーズンの3チーム間の直接対決の勝率の高いチームがでも上位2チームが同じ勝敗だった場合は、その2チームの直接対決の勝敗で決定します。（以降は上記のb-c-d-eの方法で上位を決定します。）
C. レギュラー・シーズンの3チーム間の直接対決の勝率が3チームとも同じだった場合は、各チームが所属する地区チーム間の対戦で勝率の高いチームが上位になります。（以降は上記のc-d-eの方法で上位を決定します。）
例：ドジャース、パドレス、Dバックスがレギュラー・シーズンで100勝62敗の場合
A. ドジャース、パドレス、Dバックスの直接対決でドジャースが15勝12敗、パドレスが14勝13敗、Dバックスが13勝14敗ならばドジャースが最上位、続いてパドレス、Dバックスの順位です。
B. ドジャース、パドレスが15勝12敗、Dバックスが13勝14敗ならばDバックスが最下位となりb.に進みます。（以降b-c-d-eを参照）
C. ドジャース、パドレス、Dバックスともに15勝12敗ならばcに進みます。（以降c-d-eを参照）
（※このニュースはこちらの記事を参考にしました。）