2024年 MLBポストシーズンのトーナメント表

MLBプレーオフのトーナメント表

2024年のMLBは、ポストシーズンにむけて各チームの熾烈な戦いが続いています。
ナショナルリーグでは、今シーズンより大谷翔平選手が移籍したロサンゼルス・ドジャースがオールスター前の前半戦では、リーグ2位の成績となる56勝41敗でした。
8月に入っても着実に白星を積み重ねており、リーグ最高勝率を争う位置におります。
しかし、後半戦に入り、同地区のパドレス、ダイヤモンドバックスが快進撃を続けており、同地区内での争いが激化。
ドジャースは、今後の成績次第では、好調をキープしてもワイルドカードへ転落する可能性が出ています。
前半戦最高勝率で終えた東地区のフィラデルフィア・フィリーズ。
こちらも手堅く白星を積み重ねており、このまま東地区を制する可能性が高い状況です。
ただ、中地区首位のミルウォーキー・ブルワーズとは接戦になっており、今後、リーグ2位の成績争いも含めて注目が集まります。
ナショナルリーグのワイルドカード争いは、西地区のダイヤモンドバックス、パドレス、東地区のブレーブス、メッツが圏内になりそうです。

アメリカンリーグは、接戦が続いています。
シーズン序盤は好調だった西地区のマリナーズは、大失速。8月にはスコット・サービス監督が解任されました。
トレード期限で菊池投手が移籍したヒューストン・アストロズが首位固めをしています。
東地区は、アーロン・ジャッジ選手が大活躍をしているヤンキースとオリオールズの首位争いとなりました。3位のレッドソックスはワイルドカードを狙える位置におり今後、直接対決が多くあるため、どうなるか予想が付きません。
中地区も激戦です。クリーブランド・ガーディアンズが好調をキープしているもののこの地区は、ツインズ、ロイヤルズが好調です。
今後、どこのチームが地区優勝をするか全く予断を許さない状況になっています。

2023年はテキサス・レンジャーズがチーム史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げました。
果たして2024年はどのチームが栄冠をつかむのか、MLBはこれからが本当の戦いになります。

2024シーズンのポストシーズンの概要

MLBは3月末から9月末までの「レギュラーシーズン」で、各地区の優勝を競います(2024年シーズンは9月29日(日)MLBのレギュラーシーズン終了になります)。

その優勝チームと、レギュラーシーズンの成績上位チームのみが進出できるのが、10月から始まる「ポストシーズン」になります。

ポストシーズンは以下のような仕組みになっています。

(1)ワイルドカードシリーズ
(2)地区シリーズ
(3)リーグチャンピオンシップシリーズ
(4)ワールドシリーズ

ポストシーズンになると、負けたら終わりの戦いとなります。
まず、10月初旬に行われるのがワイルドカードシリーズになります。ポストシーズンへ進出するチームを拡張するため2022年から始まりました。
これにより2021年までは、地区優勝すれば地区シリーズから戦うことになっていたのが、地区優勝しても優勝チームの中で成績が3位の場合は、ワイルドカードシリーズから登場することになります。
ワイルドカードシリーズは3戦中、2勝すれば勝ち抜けとなり、すべて成績上位チームのホームで開催され移動はありません。

ワイルドカードシリーズを勝ち上ると、地区シリーズになります。
地区シリーズは、レギュラーシーズンの地区優勝のチームの中で成績上位2チームはワイルドカードシリーズを戦う必要なく、地区シリーズから登場することになります。
ワイルドカードシリーズを勝ち上がったチームと、レギュラーシーズンの地区優勝成績チームでの対戦となり、5戦中、先に3勝すると次のリーグチャンピオンシップシリーズに進むことができます。
フォーマットは、2-2-1のため、成績上位チームが先に2試合ホームゲームを行った後、移動して成績下位のチームのホームで試合を行い2勝2敗の場合は、再度、成績上位チームのホームで第5戦を行います。

地区シリーズを勝ち上がると、リーグチャンピオンシップシリーズに進みます。
ここはリーグの優勝チームを決め、ワールドシリーズ進出がかかるシリーズになります。
7戦中、先に4勝するとワールドシリーズに進みます。
リーグチャンピオンシップシリーズまでは、地区優勝したチームにホームアドバンテージがあり、地区優勝チーム同士の対戦だと成績上位チームにホームアドバンテージがあります。
例えば、マリナーズが西地区を90勝72敗で優勝し、対戦相手が、100勝62敗でワイルドカードのヤンキースの場合は、レギュラーシーズンの成績が悪くてもマリナーズにホームアドバンテージがあります。

リーグチャンピオンシップシリーズを勝ち上がるといよいよワールドシリーズになります。
ワールドシリーズは7戦中、4戦先勝になります。
ワールドシリーズでは、「対戦相手と比べてレギュラーシーズンの成績上位チーム」にホームアドバンテージがあります。
例えば、レギュラーシーズン90勝72敗のマリナーズ(西地区優勝)がワールドシリーズに出場し、対戦相手が仮に「ワイルドカード」のドジャースとなり、ドジャースのレギュラーシーズンの成績が101勝61敗だった場合は、ドジャースが1戦、2戦、6戦、7戦を主催します。
また、2024年よりもし両リーグのリーグチャンピオンシップが4連勝、または4勝1敗で終わった場合は、前倒しでの開催となるので、観戦を予定される方は十分注意が必要です。

デビジョンシリーズ2019。ニューヨークヤンキース戦。

ポストシーズン2024

ワイルドカードシリーズ

各リーグで地区優勝してもレギュラーシーズンの成績が優勝チームの中で3位だったチームと、地区優勝を逃したリーグの成績上位3チーム(各リーグ)の4チームよる2戦先勝(3戦)のラウンドがワイルドカードシリーズです。
地区優勝チームと、ワイルドカードの中で最も成績が良かったチームの本拠地でのみ試合を行い移動はありません。

2024年10月1日

AL Wild Card A アメリカンリーグワイルドカード3位@アメリカンリーグ地区優勝3位
AL Wild Card B アメリカンリーグワイルドカード2位@アメリカンリーグワイルドカード1位
NL Wild Card A ナショナルリーグワイルドカード3位@ナショナルリーグ地区優勝3位
NL Wild Card B ナショナルリーグワイルドカード2位@ナショナルリーグワイルドカード1位

2024年10月2日

AL Wild Card A アメリカンリーグワイルドカード3位@アメリカンリーグ地区優勝3位
AL Wild Card B アメリカンリーグワイルドカード2位@アメリカンリーグワイルドカード1位
NL Wild Card A ナショナルリーグワイルドカード3位@ナショナルリーグ地区優勝3位
NL Wild Card B ナショナルリーグワイルドカード2位@ナショナルリーグワイルドカード1位

2024年10月3日

AL Wild Card A アメリカンリーグワイルドカード3位@アメリカンリーグ地区優勝3位
AL Wild Card B アメリカンリーグワイルドカード2位@アメリカンリーグワイルドカード1位
NL Wild Card A ナショナルリーグワイルドカード3位@ナショナルリーグ地区優勝3位
NL Wild Card B ナショナルリーグワイルドカード2位@ナショナルリーグワイルドカード1位

デビジョンシリーズ

デビジョンシリーズ 全5戦のうち先に3勝したチームが勝ち抜きとなります。
地区優勝チームで一番勝率の高いチームとワイルドカードシリーズAの勝者が対戦し、地区優勝チームの成績2チームとワイルドカードシリーズBの勝者が対戦します。
地区優勝のチームのホーム球場から開催され、2-2-1のフォーマットになります。テレビ放送の関係で1日4試合ある日は、平日でもデーゲームで開催されることがありますので、実際ご観戦される方は試合時間が決まるまでチケットは買わないほうが安心です。

2024年10月5日

AL Wild Card Aの勝者@アメリカンリーグ地区優勝1位
AL Wild Card Bの勝者@アメリカンリーグ地区優勝2位
NL Wild Card Aの勝者@ナショナルリーグ地区優勝1位
NL Wild Card Bの勝者@ナショナルリーグ地区優勝2位

2024年10月6日

NL Wild Card Aの勝者@ナショナルリーグ地区優勝1位
NL Wild Card Bの勝者@ナショナルリーグ地区優勝2位

2024年10月7日

AL Wild Card Aの勝者@アメリカンリーグ地区優勝1位
AL Wild Card Bの勝者@アメリカンリーグ地区優勝2位

2024年10月8日

ナショナルリーグ地区優勝1位@NL Wild Card Aの勝者
ナショナルリーグ地区優勝2位@NL Wild Card Bの勝者

2024年10月9日

アメリカンリーグ地区優勝1位@AL Wild Card Aの勝者
アメリカンリーグ地区優勝2位@AL Wild Card Bの勝者
ナショナルリーグ地区優勝1位@NL Wild Card Aの勝者
ナショナルリーグ地区優勝2位@NL Wild Card Bの勝者

2024年10月10日

アメリカンリーグ地区優勝1位@AL Wild Card Aの勝者
アメリカンリーグ地区優勝2位@AL Wild Card Bの勝者

2024年10月11日

NL Wild Card Aの勝者@ナショナルリーグ地区優勝1位
NL Wild Card Bの勝者@ナショナルリーグ地区優勝2位

2024年10月12日

AL Wild Card Aの勝者@アメリカンリーグ地区優勝1位
AL Wild Card Bの勝者@アメリカンリーグ地区優勝2位

リーグチャンピオンシップシリーズ

デビジョンシリーズを勝ち上がったチーム同士が7試合制で戦い先に4勝したチームが勝ち上がります。
ゲームは2試合(勝率の高いチームのホーム球場)、3試合(勝率の低いチームのホーム球場)、2試合(勝率の高いチームのホーム球場)の順で開催されます。
ただしワイルドカードから勝ち上がったチームが、地区優勝チームよりも勝率が高い場合でも、このリーグチャンピオンシップシリーズまでは「地区優勝チーム」のホーム球場から試合が始まります。

2024年10月13日

ナショナルリーグ下位シード@ナショナルリーグ上位シード

2024年10月14日

ナショナルリーグ下位シード@ナショナルリーグ上位シード
アメリカンリーグ下位シード@アメリカンリーグ上位シード

2024年10月15日

アメリカンリーグ下位シード@アメリカンリーグ上位シード

2024年10月16日

ナショナルリーグ上位シード@ナショナルリーグ下位シード

2024年10月17日

ナショナルリーグ上位シード@ナショナルリーグ下位シード
アメリカンリーグ上位シード@アメリカンリーグ下位シード

2024年10月18日

ナショナルリーグ上位シード@ナショナルリーグ下位シード
アメリカンリーグ上位シード@アメリカンリーグ下位シード

2024年10月19日

アメリカンリーグ上位シード@アメリカンリーグ下位シード

2024年10月20日

ナショナルリーグ下位シード@ナショナルリーグ上位シード

2024年10月21日

ナショナルリーグ下位シード@ナショナルリーグ上位シード
アメリカンリーグ下位シード@アメリカンリーグ上位シード

2024年10月22日

アメリカンリーグ下位シード@アメリカンリーグ上位シード

ワールドシリーズの日程

ワールドシリーズでは、「対戦相手と比べてレギュラーシーズンの成績上位チーム」にホームアドバンテージがあります。
例えば、レギュラーシーズン100勝62敗のヤンキースがワールドシリーズに出場し、対戦相手のドジャースが101勝61敗だった場合は、ドジャースが1戦、2戦、6戦、7戦を主催します。

通常のスケジュールは以下になります。

第1戦 2024年10月25日
第2戦 2024年10月26日
第3戦 2024年10月28日
第4戦 2024年10月29日
第5戦 2024年10月30日
第6戦 2024年11月1日
第7戦 2024年11月2日

もし両リーグのリーグチャンピオンシップが4連勝、または4勝1敗で終わった場合は、前倒しでの開催となり、以下の予定となります。

第1戦 2024年10月22日
第2戦 2024年10月23日
第3戦 2024年10月25日
第4戦 2024年10月26日
第5戦 2024年10月27日
第6戦 2024年10月29日
第7戦 2024年10月30日

ワールドシリーズ2013 レッドソックス優勝の瞬間

近年のポストシーズンの結果

2023年ポストシーズン
2022年ポストシーズン
2021年ポストシーズン

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