MLBポストシーズン2024
MLB2024のワールドシリーズは、ロサンゼルス・ドジャースがニューヨークでの第5戦を7対6で制し、2020年以来、4年ぶりの優勝を達成しました。
試合は、ヤンキースが初回アーロン・ジャッジ選手の先制2ラン、ジャズ・チザムのソロホーマーで3点を奪い、2回、3回にも1点づつを加え、ドジャースが5点を追う展開となります。
しかし5回表。ヤンキースのエラーを絡めてドジャースが一気に畳みかけて5点を奪い同点に追いつきます。
6回裏にヤンキースが1点を勝ち越したものの、8回表ドジャースはギャビン・ラックス選手、ムーキー・ベッツ選手の2本の犠牲フライで逆転。
最後は、ウォーカー・ビューラー投手が締めてゲームセット。
ドジャースがチーム8度目の栄冠を手にしました。
11月1日(金)にはロサンゼルス市内でパレードが開催され、おおよそ25万人のファンが沿道に駆け付けました。
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ドジャース対ヤンキースの過去のワールドシリーズでの対戦成績
対戦回数:12回
2024年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 4勝1敗 優勝
1981年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 4勝2敗 優勝
1978年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 2勝4敗 敗退
1977年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 2勝4敗 敗退
1963年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 4勝0敗 優勝
1956年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 3勝4敗 敗退
1955年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 4勝3敗 優勝
1953年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 2勝4敗 敗退
1952年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 3勝4敗 敗退
1949年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 1勝4敗 敗退
1947年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 3勝4敗 敗退
1941年 ワールドシリーズ 対ニューヨーク・ヤンキース 1勝4敗 敗退
ワールドシリーズ2024の日程
2024年のワールドシリーズは以下のように開催されます。
アメリカ国内は時差があるので、西海岸で開催される試合は夕方のプレーボールになります。サイトによって表記が日本時間、ニューヨーク時間、ロサンゼルス時間といろいろなパターンがありますので見方にご注意ください。
第1戦 6対3(延長10回ドジャース勝利)
2024年10月25日(金)午後5時8分(ロサンゼルス時間)
ロサンゼルス・ドジャース対ニューヨーク・ヤンキース
第2戦 4対2(ドジャース勝利)
2024年10月26日(土)午後5時8分(ロサンゼルス時間)ロサンゼルス・ドジャース対ニューヨーク・ヤンキース
第3戦 4対2(ドジャース勝利)
2024年10月28日(月)午後8時8分(ニューヨーク時間)ニューヨーク・ヤンキース対ロサンゼルス・ドジャース
第4戦 11対4(ヤンキース勝利)
2024年10月29日(火)午後8時8分(ニューヨーク時間)ニューヨーク・ヤンキース対ロサンゼルス・ドジャース
第5戦 7対6(ドジャース勝利)
2024年10月30日(水)午後8時8分(ニューヨーク時間)ニューヨーク・ヤンキース対ロサンゼルス・ドジャース
2024シーズンのポストシーズンの概要
MLBは3月末から9月末までの「レギュラーシーズン」で、各地区の優勝を競います。
2024年シーズンは9月29日(日)MLBのレギュラーシーズン終了の予定でしたが、メッツ対ブレーブスの試合が順延となり、9月30日に開催され全日程が終了しました。
その優勝チームと、レギュラーシーズンの成績上位チームのみが進出できるのが、10月から始まる「ポストシーズン」になります。
ポストシーズンは以下のような仕組みになっています。
(1)ワイルドカードシリーズ
(2)地区シリーズ
(3)リーグチャンピオンシップシリーズ
(4)ワールドシリーズ
ポストシーズンになると、負けたら終わりの戦いとなります。
まず、10月初旬に行われるのがワイルドカードシリーズになります。ポストシーズンへ進出するチームを拡張するため2022年から始まりました。
これにより2021年までは、地区優勝すれば地区シリーズから戦うことになっていたのが、地区優勝しても優勝チームの中で成績が3位の場合は、ワイルドカードシリーズから登場することになります。
ワイルドカードシリーズは3戦中、2勝すれば勝ち抜けとなり、すべて成績上位チームのホームで開催され移動はありません。
ワイルドカードシリーズを勝ち上ると、地区シリーズになります。
地区シリーズは、レギュラーシーズンの地区優勝のチームの中で成績上位2チームはワイルドカードシリーズを戦う必要なく、地区シリーズから登場することになります。
ワイルドカードシリーズを勝ち上がったチームと、レギュラーシーズンの地区優勝成績チームでの対戦となり、5戦中、先に3勝すると次のリーグチャンピオンシップシリーズに進むことができます。
フォーマットは、2-2-1のため、成績上位チームが先に2試合ホームゲームを行った後、移動して成績下位のチームのホームで試合を行い2勝2敗の場合は、再度、成績上位チームのホームで第5戦を行います。
地区シリーズを勝ち上がると、リーグチャンピオンシップシリーズに進みます。
ここはリーグの優勝チームを決め、ワールドシリーズ進出がかかるシリーズになります。
7戦中、先に4勝するとワールドシリーズに進みます。
リーグチャンピオンシップシリーズまでは、地区優勝したチームにホームアドバンテージがあり、地区優勝チーム同士の対戦だと成績上位チームにホームアドバンテージがあります。
例えば、マリナーズが西地区を90勝72敗で優勝し、対戦相手が、100勝62敗でワイルドカードのヤンキースの場合は、レギュラーシーズンの成績が悪くてもマリナーズにホームアドバンテージがあります。
リーグチャンピオンシップシリーズを勝ち上がるといよいよワールドシリーズになります。
ワールドシリーズは7戦中、4戦先勝になります。
ワールドシリーズでは、「対戦相手と比べてレギュラーシーズンの成績上位チーム」にホームアドバンテージがあります。
例えば、レギュラーシーズン90勝72敗のマリナーズ(西地区優勝)がワールドシリーズに出場し、対戦相手が仮に「ワイルドカード」のドジャースとなり、ドジャースのレギュラーシーズンの成績が101勝61敗だった場合は、ドジャースが1戦、2戦、6戦、7戦を主催します。
また、2024年よりもし両リーグのリーグチャンピオンシップが4連勝、または4勝1敗で終わった場合は、前倒しでの開催となるので、観戦を予定される方は十分注意が必要です。
MLBポストシーズン2024 トーナメント表
MLBポストシーズン2024 出場チーム一覧
アメリカンリーグ
ニューヨーク・ヤンキース (地区優勝)第1シード
ボルチモア・オリオールズ (ワイルドカード)
クリーブランド・ガーディアンズ(地区優勝)第2シード
デトロイト・タイガース(ワイルドカード)
カンザスシティ・ロイヤルズ(ワイルドカード)
ヒューストン・アストロズ (地区優勝)
ナショナルリーグ
ロサンゼルス・ドジャース (地区優勝)第1シード
サンディエゴ・パドレス (ワイルドカード)
ミルウォーキー・ブルワーズ(地区優勝)
フィラデルフィア・フィリーズ (地区優勝)第2シード
アトランタ・ブレーブス (ワイルドカード)
ニューヨーク・メッツ (ワイルドカード)
ロサンゼルス・ドジャースは、大谷翔平選手が歴史に残る50-50(ホームラン50本、盗塁50)をマイアミの地で達成。最終打席に3ランを放ち、この日3打席連続ホームランの6打数6安打10打点と記録的な1日とし、その後も記録を伸ばし54-59という前人未到の記録を達成しました。ドジャースは、9月26日のホーム最終戦でパドレスを下し、地区優勝を決めました。
そして、メジャーリーグ最高勝率でレギュラーシーズンを終えるため、ワールドシリーズまですべてホームアドバンテージを獲得することになります。
フィラデルフィア・フィリーズは13シーズンぶりの地区優勝を決めました。
中地区優勝のミルウォーキー・ブルワーズですが、成績自体は、地区優勝チームの中で最も低い位置となり、第3シードになりワイルドカードシリーズからの登場になります。
ナショナルリーグのワイルドカードは、ブレーブス、メッツに決まりました。
レギュラーシーズンを終えて成績が並んだ場合は、直接対決で勝ち越しているチームが上位シードになります。
アメリカンリーグは、3地区すべての優勝が決まり、ワイルドカードもでろそいました。
中地区はクリーブランド・ガーディアンズが優勝を決め、東地区はニューヨーク・ヤンキース、西地区はヒューストン・アストロズが優勝となりました。
ワイルドカード争いはボルチモア・オリオールズ、デトロイト・タイガース、カンザスシティ・ロイヤルズという顔ぶれになりました。
アメリカンリーグの最高勝率はヤンキースになりました。
ワイルドカードシリーズ
各リーグで地区優勝してもレギュラーシーズンの成績が優勝チームの中で3位だったチームと、地区優勝を逃したリーグの成績上位3チーム(各リーグ)の4チームよる2戦先勝(3戦)のラウンドがワイルドカードシリーズです。
地区優勝チームと、ワイルドカードの中で最も成績が良かったチームの本拠地でのみ試合を行い移動はありません。
2024年10月1日
AL Wild Card A デトロイト・タイガース@ヒューストン・アストロズ
AL Wild Card B カンザスシティ・ロイヤルズ@ボルチモア・オリオールズ
NL Wild Card A ニューヨーク・メッツ@ミルウォーキー・ブルワーズ
NL Wild Card B アトランタ・ブレーブス@サンディエゴ・パドレス
2024年10月2日
AL Wild Card A デトロイト・タイガース@ヒューストン・アストロズ
AL Wild Card B カンザスシティ・ロイヤルズ@ボルチモア・オリオールズ
NL Wild Card A ニューヨーク・メッツ@ミルウォーキー・ブルワーズ
NL Wild Card B アトランタ・ブレーブス@サンディエゴ・パドレス
2024年10月3日
AL Wild Card A デトロイト・タイガース@ヒューストン・アストロズ
AL Wild Card B カンザスシティ・ロイヤルズ@ボルチモア・オリオールズ
NL Wild Card A ニューヨーク・メッツ@ミルウォーキー・ブルワーズ
NL Wild Card B アトランタ・ブレーブス@サンディエゴ・パドレス
デビジョンシリーズ
デビジョンシリーズ 全5戦のうち先に3勝したチームが勝ち抜きとなります。
地区優勝チームで一番勝率の高いチームとワイルドカードシリーズAの勝者が対戦し、地区優勝チームの成績2チームとワイルドカードシリーズBの勝者が対戦します。
地区優勝のチームのホーム球場から開催され、2-2-1のフォーマットになります。テレビ放送の関係で1日4試合ある日は、平日でもデーゲームで開催されることがありますので、実際ご観戦される方は試合時間が決まるまでチケットは買わないほうが安心です。
2024年10月5日(土)
カンザスシティ・ロイヤルズ@ニューヨーク・ヤンキース
デトロイト・タイガース@クリーブランド・ガーディアンズ
サンディエゴ・パドレス@ロサンゼルス・ドジャース
ニューヨーク・メッツ@フィラデルフィア・フィリーズ
2024年10月6日(日)
サンディエゴ・パドレス@ロサンゼルス・ドジャース
ニューヨーク・メッツ@フィラデルフィア・フィリーズ
2024年10月7日(月)
カンザスシティ・ロイヤルズ@ニューヨーク・ヤンキース
デトロイト・タイガース@クリーブランド・ガーディアンズ
2024年10月8日(火)
ロサンゼルス・ドジャース@サンディエゴ・パドレス
フィラデルフィア・フィリーズ@ニューヨーク・メッツ
2024年10月9日(水)
ニューヨーク・ヤンキース@カンザスシティ・ロイヤルズ
クリーブランド・ガーディアンズ@デトロイト・タイガース
ロサンゼルス・ドジャース@サンディエゴ・パドレス
フィラデルフィア・フィリーズ@ニューヨーク・メッツ
2024年10月10日(木)
ニューヨーク・ヤンキース@カンザスシティ・ロイヤルズ
クリーブランド・ガーディアンズ@デトロイト・タイガース
2024年10月11日(金)
サンディエゴ・パドレス@ロサンゼルス・ドジャース
ニューヨーク・メッツ@フィラデルフィア・フィリーズ
2024年10月12日(土)
カンザスシティ・ロイヤルズ@ニューヨーク・ヤンキース
デトロイト・タイガース@クリーブランド・ガーディアンズ
リーグチャンピオンシップシリーズ
デビジョンシリーズを勝ち上がったチーム同士が7試合制で戦い先に4勝したチームが勝ち上がります。
ゲームは2試合(勝率の高いチームのホーム球場)、3試合(勝率の低いチームのホーム球場)、2試合(勝率の高いチームのホーム球場)の順で開催されます。
ただしワイルドカードから勝ち上がったチームが、地区優勝チームよりも勝率が高い場合でも、このリーグチャンピオンシップシリーズまでは「地区優勝チーム」のホーム球場から試合が始まります。
2024年10月13日(日)
(ロサンゼルス時間午後5時15分/ニューヨーク時間午後8時15分)
ニューヨーク・メッツ@ロサンゼルス・ドジャース
2024年10月14日(月)
(ロサンゼルス時間午後1時8分/ニューヨーク時間午後4時8分)
ニューヨーク・メッツ@ロサンゼルス・ドジャース
(ニューヨーク時間午後7時38分)
クリーブランド・ガーディアンズ@ニューヨーク・ヤンキース
2024年10月15日(火)
(ニューヨーク時間午後7時38分)
クリーブランド・ガーディアンズ@ニューヨーク・ヤンキース
2024年10月16日(水)
(ニューヨーク時間午後8時8分/ロサンゼルス時間午後5時8分)
ロサンゼルス・ドジャース@ニューヨーク・メッツ
2024年10月17日(木)
(ニューヨーク時間午後8時8分/ロサンゼルス時間午後5時8分)
ロサンゼルス・ドジャース@ニューヨーク・メッツ
(クリーブランド時間午後5時8分)
ニューヨーク・ヤンキース@クリーブランド・ガーディアンズ
2024年10月18日(金)
(ニューヨーク時間午後5時8分/ロサンゼルス時間午後2時8分)
ロサンゼルス・ドジャース@ニューヨーク・メッツ
(クリーブランド時間午後8時8分)
ニューヨーク・ヤンキース@クリーブランド・ガーディアンズ
2024年10月19日(土)
(クリーブランド時間午後8時8分)
ニューヨーク・ヤンキース@クリーブランド・ガーディアンズ
2024年10月20日(日)
(ロサンゼルス時間午後5時8分/ニューヨーク時間午後8時8分)
ニューヨーク・メッツ@ロサンゼルス・ドジャース
2024年10月21日(月)
(ロサンゼルス時間午後5時8分/ニューヨーク時間午後8時8分)
ニューヨーク・メッツ@ロサンゼルス・ドジャース
(ニューヨーク時間午後5時8分)
クリーブランド・ガーディアンズ@ニューヨーク・ヤンキース
2024年10月22日(火)
(ニューヨーク時間午後8時8分)
クリーブランド・ガーディアンズ@ニューヨーク・ヤンキース
ワールドシリーズの日程
ワールドシリーズでは、「対戦相手と比べてレギュラーシーズンの成績上位チーム」にホームアドバンテージがあります。
例えば、レギュラーシーズン100勝62敗のヤンキースがワールドシリーズに出場し、対戦相手のドジャースが101勝61敗だった場合は、ドジャースが1戦、2戦、6戦、7戦を主催します。
アップデート
9月27日の時点で、アメリカンリーグのチームがレギュラーシーズンでロサンゼルス・ドジャースを上回ることがなくなりました。
そのため、ドジャースがワールドシリーズに進出した場合、1戦、2戦、6戦、7戦を主催することになります。
通常のスケジュールは以下になります。
第1戦 2024年10月25日
第2戦 2024年10月26日
第3戦 2024年10月28日
第4戦 2024年10月29日
第5戦 2024年10月30日
第6戦 2024年11月1日
第7戦 2024年11月2日
もし両リーグのリーグチャンピオンシップが4連勝、または4勝1敗で終わった場合は、前倒しでの開催となり、以下の予定となります。
第1戦 2024年10月22日
第2戦 2024年10月23日
第3戦 2024年10月25日
第4戦 2024年10月26日
第5戦 2024年10月27日
第6戦 2024年10月29日
第7戦 2024年10月30日
近年のポストシーズンの結果
2023年ポストシーズン
2022年ポストシーズン
2021年ポストシーズン
各チームのポストシーズンの結果
アメリカン・リーグ
ニューヨーク・ヤンキースの過去のポストシーズンの成績
クリーブランド・ガーディアンズの過去のポストシーズンの成績
デトロイト・タイガースの過去のポストシーズンの成績
カンザスシティ・ロイヤルズの過去のポストシーズンの成績
ナショナル・リーグ
フィラデルフィア・フィリーズの過去のポストシーズンの成績
ミルウォーキー・ブルワーズの過去のポストシーズンの成績
ロサンゼルス・ドジャース(過去のポストシーズンの結果)
サンディエゴ・パドレス(過去のポストシーズンの結果)
ニューヨーク・メッツの過去のポストシーズンの成績