アメリカの野球観戦の醍醐味の1つ。スタンド最前列の高さがグラウンドの高さと差が小さく、ファウル・グラウンドも狭いので選手との距離が近く感じられます。より近く野球観戦が出来る事に加え、2017年以前はネットが張られている範囲が狭く、試合前に選手からサインをもらう機会に恵まれていました。しかし野球観戦中のファンに打球が当たり病院に搬送された上に訴訟にまで発展してしまいました。そこでアメリカ大リーグ機構は、2018年シーズン中にメジャー・リーグ30球団の本拠地の球場に防護ネットを敷設すると発表しました。ネットの敷設により選手からサインをもらう機会が減少したように思えます。
2018年の指導から7年が経過した2025年2月現在、各チームが公式HPで案内しているネットの敷設範囲を確認したいと思います。
ここではアメリカン・リーグ西地区の球場をご紹介します。ただし公式HPの情報が古い情報のままの恐れもあります。ご注意ください。
アスレチックス
アスレチックスは2028年にラスベガスに移転しますが、2025年~2027年の3年間は暫定的にサンフランシスコ・ジャイアンツの3Aの本拠地サター・ヘルス・パークで試合を行います。防御ネットの情報は公式HPでは見当たりませんでしたが、こちらのサイトの情報を参考にしますとセクション102~122まではネットが張られているようです。つまりライト・ポール付近からレフト・ポール付近までネットが張られています。レフト・ポール付近のセクション123~125はネットが張られていないかもしれません。
公式HPのシート・マップはこちらのサイトをご参照下さい。
ヒューストン・アストロズ
公式HPの情報では防御ネットはダイヤモンド クラブを含むセクション112~126 に張られています。と記述されていますが2025年2月5日のこちらのニュースではアストロズは「左翼と右翼のラインまでさらに広げより多くの座席をカバーする」と報じられています。つまりライト・ポール付近からレフト・ポール付近までネットが張られると思います。
公式HPのシート・マップはこちらのサイトをご参照下さい。
ロサンゼルス・エンゼルス
セクション109~127の間に防御ネットが設置されています。つまりダッグアウト横のカメラ席まではネットに覆われていますが、そこから両翼のポールまではネットが張られていません。
公式HPのシート・マップはこちらのサイトをご参照下さい。
シアトル・マリナーズ
防御ネットはセクション115~146の間に設置されています。ライト・ポール付近からレフト・ポール付近までネットに覆われていますが、両翼ともポール付近の3セクションはネットに覆われていません。
セクション126~134 のネットの高さは27フィート(約823cm)です。セクション 115~125 とセクション135~146のネットの高さは13.5フィート(約411cm)です。
公式HPのシート・マップはこちらのサイトをご参照下さい。
テキサス・レンジャース
防御ネットはセクション1~26の間に設置されています。つまりライト・ポール付近からレフト・ポール付近までネットが張られています。
公式HPのシート・マップはこちらのサイトをご参照下さい。