アメリカの野球観戦の醍醐味の1つ。スタンド最前列の高さがグラウンドの高さと差が小さく、ファウル・グラウンドも狭いので選手との距離が近く感じられます。より近く野球観戦が出来る事に加え、2017年以前はネットが張られている範囲が狭く、試合前に選手からサインをもらう機会に恵まれていました。しかし野球観戦中のファンに打球が当たり病院に搬送された上に訴訟にまで発展してしまいました。そこでアメリカ大リーグ機構は、2018年シーズン中にメジャー・リーグ30球団の本拠地の球場に防護ネットを敷設すると発表しました。ネットの敷設により選手からサインをもらう機会が減少したように思えます。
2018年の指導から7年が経過した2025年2月現在、各チームが公式HPで案内しているネットの敷設範囲を確認したいと思います。
ここではナショナル・リーグ中地区の球場をご紹介します。ただし公式HPの情報が古い情報のままの恐れもあります。ご注意ください。
シカゴ・カブス
防御ネットは両翼のポール付近まで設置されています。ネットまたはスクリーンの高さと範囲は異なります。公式HPには具体的にセクションの記載はありませんでしたが、ライト・ポール付近からレフト・ポール付近までネットが張られているようです。
公式HPのシート・マップはこちらのサイトをご参照下さい。
シンシナティ・レッズ
以下の座席セクションの前に防護ネットが設置されています。ネットの高さと範囲はセクションによって異なります。
・セクション: 1~5
・セクション: 22~25
・セクション: 111~135
両翼のポールから内野側に3セクションはネットが張られていせん。サインをもらうならばこのセクションが候補でしょう。
公式HPのシート・マップはこちらのサイトをご参照下さい。また3次元シート・マップはこちらをご覧ください。
ミルウォーキー・ブルワーズ
防護ネットはセクション108~128に設置されています。ネットの最上部は約33 フィート(約10m)の高さです。両翼のポールから内野側に2~3セクションはネットが張られていません。サインをもらうならばこのセクションが候補です。
公式HPのシート・マップはこちらのサイトをご参照下さい。
ピッツバーグ・パイレーツ
防護ネットはセクション101~130の間に設置されています。 ネットの高さと範囲はセクションによって異なります。3D Seat Mapでここの座席からの見え方が確認できます。両翼のポール付近にネットが張られていない場所はありますが、サインをもらうにはグラウンドから多少距離があります。手渡しできる距離ではありません。
公式HPのシート・マップはこちらのサイトをご参照下さい。
セントルイス・カージナルス
以下の座席セクションの前には防護ネットが設置されています。ネットの高さと範囲はセクションによって異なります:
カーディナルズ・クラブ:セクション1~8。
ホームフィールド・ボックス: セクション145~155。
ダイヤモンド・ボックス セクション: 140~160。
インフィールド・ フィールド ボックス:セクション141~160。
ダグアウト・ボックス: セクション132、135、136、 137、138、139、161、162、163、164、165。
1塁側フィールド・ボックス:セクション135~140。
3塁側フィールド・ ボックス:セクション 161~165。
ライトフィールド・ボックス:セクション132~134。
つまりライト・ポール付近からレフト・ポール付近までネットが張られています。
公式HPのシート・マップはこちらのサイトをご参照下さい。