2026年野球殿堂入り候補者

2025年のアメリカ野球殿堂入り候補者は27名です。内訳は候補2年目から10年目が15名、2026年初めて候補者入りした元選手が12名です。

全米野球記者協会(The Baseball Writers' Association of America, BBWAA)に10年以上在籍した記者に投票により、投票総数の75%以上を得票した人物が野球殿堂入りします。

2026年の候補者

2025年に50%以上得票率を獲得した2人の候補者はカルロス・ベルトラン(70.3%)、アンドリュー・ジョーンズ(66.2% )が有力視されています。ノミネート10年目のマニー・ラミレス氏は2026年が最後のチャンスです。

  2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
アンドリュー・ジョーンズ 33.9% 41.1% 58.1% 61.1% 66.2%
カルロス・ベルトラン 対象外 対象外 46.5% 57.1% 70.3%

2025年に殿堂入りしたビリー・ワグナー氏は2024年の投票では73.8%でしたが、2025年には82.5%の票を集め殿堂入りしました。抜群の成績と人気を誇ったアレックス・ロドリゲス、マニー・ラミレスの両氏は2025年も得票率は30%代でした。

残りの復帰候補者は、以下の通りです。

・チェイス・アトリー (2025年 39.8%、2026年 3年目)
・アンディ・ペティット (同27.9%、同8年目)
・フェリックス・ヘルナンデス (同20.6%、同2年目)
・ボビー・アブレイユ (同19.5%、同7年目)
・ジミー・ローリンズ (同18.0%、同5年目)
・オマール・ビスケル (同17.8%、同9年目)
・ダスティン・ペドロイア(同11.9%、同2年目)
・マーク・バーリー (同11.4%、同6年目)
・フランシスコ・ロドリゲス (同10.2%、同4年目)
・デヴィッド・ライト(同8.1%、同3年目)
・トリー・ハンター(同5.1%、同6年目)

2026年が初めての候補者

2025年に初めてノミネートされる主な人物は以下の通りです。

・コール・ハメルズ
・ライアン・ブラウン
・アレックス・ゴードン
・シン・スー・チュー
・エドウィン・エンカルナシオン
・ハウリー・ケンドリックス
・ニック・マーケイキス
・ハンター・ペンス
・ジオ・ゴンザレス
・マット・ケンプ
・ダニエル・マーフィー
・リック・ポーセロ

殿堂入り指標

※HOFm:野球殿堂入りの可能性をはかる指標で100を超えると殿堂入りの可能性が高いとされている。

※HOFs:野球殿堂の標準的な基準にどの程度適合しているかの指標で、50を超えると殿堂入りの可能性が高いとされている。

2025年の殿堂入り予測

候補者の一覧表はこちらのサイトをご覧ください。(英語版)

上記の2つの指標を越えている人物は以下の6名です。

・アレックス・ロドリゲス (HOFm:390、HOFs:77)
・マニー・ラミレス (HOFm:226、HOFs:69)
・カルロス・ベルトラン (HOFm:126、HOFs:52)

しかし2025年に殿堂入りしたイチロー氏はHOFm=235、HOFs=44、CC.サバシア氏はHOFm=128、HOFs=48です。HOFsは50を下回っていました。この投票は新聞記者が行いますので上記の数字だけで判定される訳ではありません。薬物使用疑惑を持たれた人物には厳しいです。

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