メジャーリーグのスタジアムをめぐる旅というのも楽しいものです。ここでは、ピッツバーグ・パイレーツの本拠地であるPNCパークを取り上げてみます。
日本から直行便もないピッツバーグはなかなか遠い土地ですが、パイレーツファンが集うPNCパークを訪れてみませんか。
今回は、2日間に分けてスタジアムの中を回りましたので、そのレポートをご紹介いたします。
宿泊ホテル
私は球場の目の前のホテルに宿泊しましたので、球場への移動は極めて楽をさせて頂きましたし、チームストアでお土産を購入しても、ホテルに置きに帰る事ができます。
試合開催日は、ロベルト・クレメンテ橋から球場に隣接する通り(フェデラル通)の交通を規制し、ファンのために解放します。 その主たる目的は子供たちを楽しませるための遊具が設置され開場時間まで遊んでもらうためのサービスです。
レジデンス・イン・ピッツバーグ・ノース・ショア - マリオット
Residence Inn by Marriott Pittsburgh North Shore
所在地: 574 W General Robinson St, Pittsburgh, PA 15212
電話番号:412-321-2099
ロケーション:PNCパークからすぐのロケーションです。
スプリングヒル スイーツ バイ マリオット ピッツバーグ ノースショア
SpringHill Suites by Marriott Pittsburgh North Shore
所在地: 223 Federal St, Pittsburgh, PA 15212
電話番号:412-323-9005
ロケーション:PNCパークからすぐのロケーションです。
スタジアム周辺
開場までは、球場の周辺に創られた銅像を見学します。 ロベルト・クレメンテ氏やホーナス・ワーグナー氏などパイレーツに在籍したスーパー・スター達に挨拶をします。残念ですがチームストアは、試合が開催される日は球場がオープンするまで入場できません。掘り出しものを物色したい所ですが、その時間を開場まで与えてくれる事はありませんでした。 そして開場時間は試合開始90分前。 私が訪れた多くの球場は2時間前に開場していましたが、PNCパークは90分前でした。
PNCパークの座席
観戦1日目 Club Cambriaでの観戦
Club Cambriaはテラス席です。
通常はチームや企業が年間契約で確保している席ですが、その一室を個人向けに販売されたもので55席限定の年間契約シート(ルーム)です。観戦席は、A列、B列はテラス席のふかふか椅子ですが、私が購入したC列は、個室内にあり、カウンター席です。 バーのカウンター席のようにテーブルは確保できますが、椅子は背もたれの無いカウンター用の椅子です。個室内ですので目の前はガラスで仕切られていますが、天気が良く気温の高い日でしたから、そのガラスをスライドさせ両端に収納してくれました。
部屋内には大型のモニターと、応接セットがありますのでお酒と料理を楽しみながらのTV観戦も可能です。球場に来てTV観戦は如何なものかと思います(笑)
また、部屋の一角にはバッフェ形式の料理が並べられており、ローストビーフをカットして提供するスタッフ(シェフ)も待機しています。別の一角はバーラウンジになっており、各種アルコールを楽しむことができます。ただしアルコールのみは別料金でした。
昼間からビールを楽しんだのは言うまでもありません(笑)
参考までに、Club Cambriaのチケットを持っている人は、ダイヤモンドシートエリアへの入場する権利も有しております。
ダイヤモンドシートはバックネット裏の席ですが、席の後方球場内部の一角はレストランでして、このエリアへの入場と食事を取ることも許されています。
食事の種類はClub Cambriaよりも豊富ですが、料理の質は同等です。
もちろん一般客が入るエリアへのアクセスも許されていますので、チームストアやロアーレベルの席へも行く事ができます。
選手のサインを優先したい方は、食事はゲーム中に楽しむことにし、まずはベンチ付近に陣取ることもできます。
この日はファンサービスの一環のキッズデーでした。 子供連れのファンはライト側ポール際の通路からグラウンドに入り、ホームベース後方を通り、レフト側ポール付近まで歩く事ができます。 また子供だけは、ダイヤモンドを一周する事が許されており、みんなベースランニングを楽しんでいました。 親たちは当然撮影に一所懸命です。 大リーグファンの多くが、PNCパークをNo.1の球場に推薦します。
噂通りの風景、球場のセンターからライトの後方にロベルト・クレメンテ橋と対岸のダウンタウンの街並みが重なり、ひとつの作品のように双方がマッチしています。Club Cambriaから、そしてグランドレベルから、噂の風景を楽しみました。
噂通り、非常に風光明媚なシーンを満喫することができました。
観戦2日目 Diamond Clubでの観戦
日中の観光を終え、ロベルト・クレメンテ橋を徒歩で渡りPNCパークを目指します。本日の座席は「Diamond Club席」ですので、昨日に引き続き豪華!? 食事つきです。
Diamond Club席の専用扉から入場すると、スタッフがレストランエリアにエスコートしてくれますが、私は食事よりもカージナルスのバッティング・プラクティスを見学したいので、レストランの奥から階段を降りバックネット裏の座席を目指しました。
アルバート・プーホールズ、ランス・バークマン、マット・ホリデーと迫力のあるクリーンアップを擁するカージナルス。
そしてそれを見守る名将トニー・ラルーサ監督。
打撃練習だけでもチームに華があり、雰囲気があります。
あわよくばサインを頂こうと目論んでいましたが、今日は残念ながら収穫はありませんでした。
試合開始時間まで小一時間ありますので、レストラン・エリアに戻り夕食を楽しむ事にしました。
食事の内容、質はシアトルのT-モバイル・パークで経験したものとほぼ同じでしたが、違いはアルコールが有料であることです。
チケットの定価がピッツバーグはシアトルよりもやや安いのは、このサービスの差が反映されているのでしょう。
試合中もスタッフに注文をすると、アルコール以外は無料で運んできてくれます。ピーナッツ、ポップコーン、クラッカージャックに至っては、キャッチボールのように空中を飛び交っています。
スタッフが希望者を呼び掛け、手を上げるとコントロール良く投げてくれます。
私も当然これらをオーダーし、キャッチボールに加わりました。