ロサンゼルス・ドジャースの本拠地であるドジャースタジアムの中で最高級の座席の1つになるのがダグアウトクラブというバックネット裏からダグアウト上の前のエリアになります。
この座席は、飲食込み(アルコール除く)の座席ということもあり、基本的には、価格が高くなる座席の1つになります。
ここでは、このダグアウトクラブの座席がいくらぐらいが相場なのかというところをご案内します。
それによりご自身でチケットを買う際のある程度の価格の指針にしていただけると思います。
ダグアウトクラブとはどこの場所か
まず、ダグアウトクラブの場所です。
ダグアウトクラブは以下の黄色のエリアになります。
ベンチ上は3列~4列、バックネット裏は9列ぐらいのエリアです。
ダグアウトクラブの買い方
コロナ前のシーズンでは、球団の公式サイトから販売されることもありましたが、コロナ後は球団のサイトから販売されているのはなかなか見かけません。
このエリアは、シーズンシートで販売されており、1試合1試合のチケットを買う場合は、リセールチケットを探す、ということになります。
リセールチケットについてはこちらで仕組みをご案内しております
細かいことは上記のリンク先で読んでいただければと思いますが、リセールチケットは、売り手が価格を自由に決めることができるので、はじめ買う側は相場がわからないと思います。
そこである程度の指針として球団の公式サイトで販売されているチケット代を参考にしていただけるのですが、ダグアウトクラブの場合は、それがないかもしれません。
そこで、シーズンシートの価格からおおよその価格のイメージをします。
ドジャースでは、ダグアウトクラブの「最前列」、「2列目、3列目」、「4列目、5列目、6列目」、「7列目、8列目、9列目」でシーズンシートの価格が異なります(ダグアウト上は変則)。
シーズンシートホルダーでも長く所持している人と初めての人では価格が異なるのですが、おおよその目安は以下になります。
ホーム80試合のフルシーズンプラン
(2024年は韓国開催があるため、80試合)
ダグアウトクラブの「最前列」111840ドル(約1622万円)/1試合あたり1398ドル(約20万円)
ダグアウトクラブの「2列目、3列目」90640ドル(約1314万円)/1試合あたり1133ドル(約16万4000円)
ダグアウトクラブの「4列目、5列目、6列目」63200ドル(約916万円)/1試合あたり790ドル(約11万5000円)
ダグアウトクラブの「7列目、8列目、9列目」58880ドル(約854万円)/1試合あたり736ドル(約10万7000円)
*上記の価格はフルシーズン(80試合をまとめて購入した場合)の価格です。
通常、まとめて買う場合は、安い価格ですので、もし今シーズンのドジャースの公式戦でダグアウトクラブが球団の公式サイトから販売されてもこのような金額ではありません(おそらくもっと高い金額になります)。あくまでもダグアウトクラブのシーズンシートがいくらぐらいかという参考としての価格です。
リセールチケットの基礎知識
StubhubやVividSeatなどMLBの公式のリセールチケット会社は仲介になり、チケットを販売しているということではありません。
「売り手」
「買い手」
を結びつけるというだけになり、その結びつけるのにサービス料を双方から得る仕組みになっています。
サービス料は各チケット会社により異なり、イベントによっても変わります。
例えば、Stubhubであれば、チケットを売る側へ請求するサービス料は10%から15%になります。
一方買い手の負担は、25%から40%ぐらいになります。
売る方も、買う方も結構サービス料の負担があるということです。
ドジャースのダグアウトクラブの価格
これを踏まえると、ダグアウトクラブの「7列目、8列目、9列目」のシーズンシートホルダーが転売しようとした場合、最低でもサービス料の上乗せはしないと、売れた際にマイナスになってしまいます。
ですので、870ドルぐらいで売り出すことで仮に売れた際に、15%のサービス料をチケット会社から引かれても740ドル前後になり、これで、おおよそ、シーズンシートを1試合あたりで割った金額(736ドル)と同じになります。
870ドルで販売されてるチケットを買う側は35%ぐらいのサービス料を払うことになりますので、総額は1170ドル前後。
ドジャースの最も人気の低いと思われる試合でダグアウトクラブをリセールチケットで買う場合はおおよそ1200ドル前後が購入する価格の判断基準になる金額です。
例えば、2024年であれば4月のナショナルズ戦などはそれほど人気が出ないカードです。もしそのような試合でダグアウトクラブのリセールチケットが後方列でも2000ドルとか3000ドルとかするとそれはちょっと割高かな、と思っていただきたいところです。
リセールチケットは、売り手のシーズンシートホルダーがリリースしないと数がないもののため、どうしてもその日にダグアウトクラブで見たい場合は、あるうちに高くても買わないといけないものなのですが、本来、1000ドルぐらいまで予算があるけど、たまたまリセールチケットを見たら2000ドル以上するので、その後ろのフィールドボックスMVPで妥協するようなケースもあるかもしれませんが、そのような場合は、早い時期は妥協せずに、少し様子を見るようにしてください。
アメリカのリセールチケットは売り手が自由に価格を付けることができます。
日本のように定価以上では売ってはいけないルールはありません。
そのため、人気の高いイベントはチケット代が高くなるというのは毎年、毎年そのようなものになります。
例えば、開幕戦など人気カードは、チケット代の全体の相場が高くなるため、このダグアウトクラブの価格も高くなります。
開幕戦などは倍近い金額の2400ドルぐらいになるものです。
ですので開幕戦などを探しているのに、ダグアウトクラブが1000ドルぐらいにならないかな、といくら待っててもそのような金額にはなかなかなりませんので、イベントの人気度、購入する時期などご自身がどのようなイベントに行くかというところでしっかりと把握し、観戦計画を立ててください。