2021年の野球殿堂入り発表は1月26日(アメリカ時間)

2021年にアメリカ野球殿堂入りは1月26日(現地時間)に発表されますが、今年の殿堂入りの傾向を解説している記事をご紹介します。

この記事ではRyan Thibodaux's Baseball Hall of Fame Trackerのデータを引用して殿堂入りを予測しています。模擬投票した結果(2021年1月23日(アメリカ時間)時点)、実名で投票した154名と匿名で投票した9名の合計163名の投票結果は以下の通りです。(※実際は全米野球記者協会(BBWAA)在籍10年以上の記者397名の投票により決定します。)

候補者名

得票率

Curt Schilling

74.8%

Barry Bonds

72.4%

Roger Clemens

71.8%

Scott Rolen

65.0%

Todd Helton

53.4%

Billy Wagner

47.2%

Gary Sheffield

46.0%

Andruw Jones

41.1%

Omar Vizquel

39.3%

Manny Ramirez

33.1%

Jeff Kent

29.4%

Sammy Sosa

21.5%

Andy Pettitte

17.2%

Bobby Abreu

12.9%

Mark Buehrle

8.6%

Torii Hunter

4.9%

Tim Hudson

4.3%

Aramis Ramirez

0.6%

Shane Victorino

0.0%

A.J. Burnett

0.0%

Barry Zito

0.0%

Nick Swisher

0.0%

Dan Haren

0.0%

Michael Cuddyer

0.0%

LaTroy Hawkins

0.0%

ビッグ3の可能性

カート・シリング、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンスの成績が突出しているビッグ3はいずれも70%以上の得票があり野球殿堂入りの75%に極めて近い位置にいます。しかし昨年の模擬投票でも今回と同じ得票率を得ていましたが、実際の投票では約10%下回っていました。昨年よりも得票率は上がると思いおますが、安泰とは言い難いでしょう。

それに続く候補者

スコット・ローレンとトッド・ヘルトンがビッグ3に続く得票率です。両名とも年を重ねるごとに得票率は上がってきており勢いがありますが、今回も殿堂入りの75%は難しい見込みです。

2021年初年度の候補者

今年初めてノミネートされる候補者は苦戦しています。得票率トップはマーク・バーリーですが8.6%、それに続くトリー・ハンター、ティム・ハドソンは5%に届いておらず来年の候補者から外れる可能性すらあります。

以前にも述べましたが、2020年のデレック・ジーター、2019年のマリアーノ・リベラのように突出した成績を残した候補者がいないため票が広範囲に割れる可能性があります。その結果、ビッグ3が9年目にして殿堂入りする可能性もありますし、反面該当者なしという結果が出るかもしれません。

1月26日に発表を楽しみに待ちましょう!

 2021年の野球殿堂入り候補者リストはこちらをご参照願います。
 2021年のアメリカ野球殿堂入り候補者

(※このコラムはこちらの記事を参考にしました。)

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