2022年ゴールド・グラブ賞の発表

2022 年のローリングス・ゴールド・グラブ賞が2022年11月1日午後5時(アメリカ東海岸時間)に発表されました。2022年に守備力で評価された選手を以下にご紹介します。

アメリカン・リーグ

ピッチャー

シェーン・ビーバー(CLE)

ビーバーはクリーブランド史上初のゴールド・グラブ賞を受賞した投手になりました。ガーディアンズからはビーバー、ヒメネス、クワン、ストローの4人が同時にゴールド・グラブ賞を受賞しています。
 
SDI:1.9 (1位)
 

キャッチャー

ホセ・トレビノ(NYY)

初めての受賞です。トレビーノはヤンキース史上、サーマン・マンソン (1973年1975年) とエルストン・ハワード (1963年-64) に続いて、捕手ポジションでゴールド グラブ賞を受賞した 3 人目の選手です。

SDI:13.4 (1位)

ファースト

ウラジミール・ゲレロ・ジュニア(TOR)

初めての受賞です。トロントの一塁として球団初のゴールド・グラブ受賞者です。

SDI:0.2 (5位)

セカンド

アンドレス・ヒメネス(CLE)

初めての受賞です。セザール・エルナンデス (2020年) 、ロベルト・アロマー (1999年~2001年) に続き、二塁手でゴールド グラブ賞を受賞した 3 人目のクリーブランドの選手です。 オールスターでも華麗なバック・トスを披露しました。

SDI:9.9 (1位)

サード

ラモン・ウリアス(BAL)

初めての受賞です。低迷していたオリオールズの復活守備で貢献しました。現在パドレスで活躍するマニー・マチャドが2015 年に三塁手でゴールド グラブ賞を獲得して以来です。

SDI:10.2 (1位)

ショート

ジェレミー・ペーニャ(HOU)

初めての受賞です。ポスト・シーズンでも活躍しているペーニャですが、ゴールド・グラブ賞を受賞した経験のあるカルロス・コレアが抜けた後、見事に穴埋めをしアストロズの地区優勝に貢献しました。

SDI:8.1 (1位)

レフト

スティーブン・クワン(CLE)

初めての受賞です。今年のもう 1 つのサプライズ・チームであるアメリカン・リーグ中地区チャンピオンであるガーディアンズからマイルズ・ストローとともにゴールド グラブ賞を受賞しました。

SDI:12.9 (1位)

センター

マイルズ・ストロー(CLE)

初めての受賞です。今年のクワンとストロー以前にクリーブランドの外野手でゴールド グラブ賞を受賞したのは、2008 年のグレイディ・サイズモアですので14年ぶりです。

SDI:12.8 (1位)

ライト

カイル・タッカー(HOU)

初めての受賞です。攻撃力が注目されるタッカーですが、マイケル・ボーン (2009年/2010年) とセザール・セデーノ (1972年~1976年) に続き、アストロズの外野手としてこの賞を受賞しました。

SDI:7.1 (1位)

ユーティリティ

DJ・ルメンヒュー(NYY)

ルメンヒューは今年創設されたユーティリティ部門最初のゴールド・グラブ賞に名前を遺しました。ヤンキースで3つの内野を守り、一塁で35試合、二塁で41試合、三塁で47試合をプレーしました。これは彼にとって 4 回目のゴールド・グラブ賞です。

SDI:5.7

ナショナル・リーグ

ピッチャー

マックス・フリード(ATL)

フリードは 3 年連続でゴールド・グラブ賞を受賞しました。これはブレーブス史上、2回以上ゴールド グラブ賞を受賞した 3 人の投手のうちの 1 人です。アメリカ野球殿堂入りしているグレッグ・マダックス (10回) とフィル・ニークロ (5回) に続きます。

SDI:2.6 (3位)

キャッチャー

J.T. リアルミュート(PHI)

盗塁阻止率44%は資格のある MLB キャッチャーとトップの記録です。2019年にも47%の盗塁阻止率を記録しております。2019年に続き2度目の受賞です。

SDI:9.2 (1位)

ファースト

クリスチャン・ウォーカー(ARI)

初めての受賞です。ダイヤモンドバックスでは、現在カージナルスに所属しているポール・ゴールドシュミット (2013 年/2015 /2017 年) に続き一塁手としては 2 人目です。

SDI:12.2 (1位)

セカンド

ブレンダン・ロジャース(COL)

初めての受賞です。ロジャースはロッキーズの二塁手として3度の受賞経験を持ち現在ヤンキースでプレーするDJ・LeMahieu (2014年/2017年年/2018年) に続きました。

SDI:12.5 (1位)

サード

ノーラン・アレナド(STL)

攻撃面でも主軸を務めるアレナドは守備面でも秀逸の活躍を魅せています。メジャー・リーグの10シーズンで10 回目のゴールド グラブ賞を受賞しました。新人の年から10年連続受賞はイチローと並びました。 

SDI:13.3 (2位)

ショート

ダンスビー・スワンソン(ATL)

初めての受賞です。2022年はオールスター・チームに選ばれたことに加えて、ブレーブス史上3番目の遊撃手でのゴールドグラブ賞を受賞しました。エンゼルスにも所属したアンドレルトン・シモンズが2013年と2014年に受賞しています。ドラフト1位入団の実力を示した2022年です。

SDI:7.7 (3位)

レフト

イアン・ハップ(CHC)

初めての受賞です。ジェイソン・ヘイワード (2016年/2017年)、アンドレ・ドーソン (1987年/1988年)、ボブ・ダーニア (1984年) に続き、カブス史上 4 番目の外野手としてゴールド グラブ賞を受賞しました。

SDI:7.2 (1位)

センター

トレント・グリシャム(SD)

レギュラー・シーズンの攻撃面では低迷したグリシャムですが、ポスト・シーズンではパドレスの躍進に貢献しました。 これはグリシャムにとってキャリア 2 度目のゴールド グラブ賞です。

SDI:9.3 (1位)

ライト

ムーキー・ベッツ(LAD)

攻撃面でも守備面でも優れたベッツ。ゴールド グラブ賞は、2016 年から2020 年まで5年連続で栄誉を獲得した今回がのキャリア 6 回目です。

SDI:13.8 (1位)

ユーティリティ

ブレンダン・ドノバン(STL)

ドノバンは今年創設されたユーティリティ部門最初の ゴールド グラブ賞に名前を遺しました。ピッチャー、キャッチャー、センターを除くポジションを守りました。

SDI:4.9 

関連情報

ゴールド・グラブ賞の選定について

SDI: https://sabr.org/sdi/2022-final

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