2023年MLB新ルールに関する情報

2022年9月4日のニュースでご報告致しましたが、2023年からMLBのルールが一部変更されます。その内容は以下のニュースをご一読願います。

2023年MLBで導入(変更)されるルール

このルール変更についてのQ&Aを以下にご紹介致します。

ルール変更全般のQ&A

Q1. 新しいルールはいから採用されますか?
A1. 2023 シーズンの開幕前に調整する必要がありますので、スプリング・トレーニングから採用されます。

Q2. ポスト・シリーズにも採用されますか?
A2. 採用されます。

Q3. 新しいルールはワールド・ベースボール・クラシック2023で採用されますか?
A3. 2023年のWBCでは採用されません。

Q4. ルール変更のきっかけは?
A4. MLB は試合時間が長くなるという問題に対処する方法を模索していました。MLBは大規模なファン調査を実施してこれらルールを決定しました。

Q5. これらのルール変更が有効であるとMLBが確信してた理由は何ですか?
A5. メジャー・リーグで採用される前に、マイナー・リーグで 8,000試合以上でテストされましたし、独立リーグのアトランティック・リーグでもテストしました。その結果、2022 年にピッチ・タイマーを使用したマイナー リーグの試合は、ピッチ タイマーを使用しなかった 2021 年の試合よりも9イニングで平均25分短縮されました。 (3 時間3分から2時間38分に)。 盗塁は1ゲームあたり2.23回から2.81回に増加し、盗塁の成功率は68%から78%に増加しました。守備シフトを制限することにより、マイナー・リーグ全体の打率が.247 から.249 に上昇しました。

ピッチタイマーに関するQ&A

PQ-1. ピッチ・タイマーの目的は何ですか?
PA-1. 投球間の時間を短縮するためです。1ゲームあたりの平均試合時間は、2012年以来3 時間を越えています。目標はより短い時間で、より多くのプレーを提供することです。

マット・カーペンターのコメント

「最初はピッチ・タイマーが嫌いだった」実際に2022年にトリプルAでピッチタイマーを採用したゲーム経験したカーペンター投手は語りました。 ところがその後のコメントでは「私はそれがとても好きになりました。大きなセールス・ポイントは、ゲームのペースがはるかに速くなったことです。」

PQ-2. ピッチ・タイマーの採用により盗塁数が増えたのはなぜですか?
PA-2. ピッチャーは1人のバッターと対戦した場合、牽制球などでプレートは外せる回数が2回までに制限されたからです。(※参考までに、バッターが打席中に走者が盗塁、暴投、パス・ボール、ボークなどで進塁すると、この制限はリセットされます。)

PQ-3. ピッチャーが1人のバッターに3回プレートを外した場合の取扱いはどうなりますか?
PA-3. ボークとして扱われます。つまり1人または複数のランナーは自動的に1ベース前進する事ができます。

PA-4. ピッチャーが投球動作中にピッチ・タイマーがゼロになった場合の取扱いは?
PQ-4. ピッチ・タイマーがゼロになる前に、ピッチャーが投球動作を始めた場合はボールのペナルティーは課されません。(※参考までに審判員は時間を超過するとブザーが鳴るデバイスを手首に装着し判定します。)

PA-5. 監督・コーチがマウンドに行った場合や選手がケガをした場合はプレートを外した回数にカウントされますか?
PQ-5. カウントされません。

PQ-6. ピッチ・タイマーの違反の発生頻度はどのくらいですか?
PA-6. 2022年マイナー・リーグでピッチ・タイマーが導入された最初の2週間には、1試合あたり1.73回の違反がありました。 その後の6週間では0.53回に減少しました。つまり、選手は約1ヶ月で順応したと言えます。

シフト制限に関するQ&A

SQ-1. 守備シフト制限の目的は何ですか?
SA-1. 本来の守備位置から野手は、個人の守備能力で打球を追い、アウトにする醍醐味を取り戻すためです。

コーディ・ベリンジャーのコメント

「野手の守備能力がゲームに戻ってくると思います。内野手は打球が来る確率の高い守備位置で待つのではなく、広い守備範囲をカバーしプレーする事を求められます。野球ファンとっては、とてもエキサイティングなことだと思います。」とコメントしています。

SQ-2. 内野手同士で守備位置を交代する事は認められますか?
SA-2. できません。例えば、左バッターの強打者が打席に立った場合に、守備の上手いショートの守備位置の選手が、強い打球が来る可能性が高いセカンドの守備位置の選手と守備位置を交代する事は認められません。(【要確認事項】監督の采配として、審判に守備位置の変更を告げて守備位置を変える事は禁止されていないと思います。)

SQ-3. 外野手が内野の位置まで前進してプレーすることはできますか?
SA-3. 可能です。

SQ-4. シフト制限のルールに従わなかった場合のペナルティーはありますか?
SA-4. 打者にボール1が与えられます。

SQ-5. 内野手が投手が投球と同時に、ルールに違反する守備位置に移動した場合は認められますか?
SA-5. 認められません。審判は違反と判定しバッターにボール1を与えます。(【要確認事項】打者がボールを打った直後の移動は認められると思います。)

ベースのサイズ変更に関するQ&A

BQ-1. ベースのサイズ変更の目的は何ですか?
BA-1.選手の安全にプレーできる環境提供です。走者と守備の選手が接触、衝突する可能性を低くするためです。(※参考までに、マイナー・リーグでは2021年の453 件から2022年のベース・サイズの変更により392 件ま接触して負傷するケースが減りました。)

BQ-2. ベースが大きくなると、ベース間の距離はどのくらい変化しますか?
BA-2. 一塁と二塁、二塁と三塁の距離が4.5インチ(約11.5cm)縮まります。 本塁から一塁または三塁までの距離は3インチ(約7.6cm)短くなります。

(※このニュースはこちらの記事を参考にしました。)

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