ザック・グレインキー投手が通算1,000人の打者から三振を奪う

ザック・グレインキー投手は2023年5月13日(アメリカ時間)の試合で、5回裏を終えた後、ロイヤルズのダッグアウトがいつもより少し盛り上がっている事に気づきました。

5回裏にブルワーズのルーキー、ブライス・トゥラン選手とジョーイ・ウィーマー選手を三振に打ち取り、この結果グレインキー投手は彼のキャリアで1,000人の打者から三振を奪いました。

5回の裏終了後、二塁手のマイケル・マッシー選手はいつものようにボールをネット越しにスタンドに投げ込んでしまいましたが、サルバドール・ペレス選手はすぐにボールを受取ったダッグアウトのファンを見つけ、別のボールと交換を交渉し成功しました。

過去にこの記録を達成した投手は殿堂入りしたノーラン・ライアン氏、ランディ・ジョンソン氏、グレッグ・マダックス氏、そしてサイ・ヤング賞を7度受賞したロジャー・クレメンス氏の4人だけです。メジャー・リーグ20シーズン目のグレインキー投手もそのリストに加わりました。

・ノーラン・ライアン:5,714奪三振
・ランディ・ジョンソン:4,875奪三振
・ロジャー・クレメンス:4,672奪三振
・グレッグ・マダックス:3,371奪三振
・ザック・グレインキー:2,914奪三振

グレインキー投手は2023年5月13日時点で通算奪三振数は歴代20位ですが、1,000人の異なる打者から最新を奪った投手は5人だけです。つまり15人の投手はグレインキー投手よりも奪三振数は多いものの異なる1,000人から三振を奪っていません。

またグレインキー投手は2022年のシーズンにキャリア先発500試合、キャリア50,000投球を突破するなど多くのマイルストーンを積み上げてきました。これらの記録を達成する事によりグレインキーはアメリカ野球殿堂入りに近づいたと言えます。楽しみです。

(※このニュースはこちらの記事を参考にしました。)

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