ロイヤルズは2024年3月13日(アメリカ時間)ボー・ジャクソンがロイヤルズの殿堂入りしたと発表しました。 ジャクソン氏は2024年6月29日にカウフマン・スタジアムで行われる就任式に出席する予定です。
Bo is headed to the Hall!
Congratulations to Bo Jackson on his election to the Royals Hall of Fame! pic.twitter.com/Lp2Qn9G8Ek
— Kansas City Royals (@Royals) March 13, 2024
ロイヤルズの殿堂入りにはロイヤルズの幹部、メディア関係者からなる理事会によって選出された投票権のある16人のメンバーで投票を行い75%以上(12人以上)の得票が条件です。
2024年まで選出されていないことに驚きです。今では二刀流と言えば大谷翔平選手が投手と野手で突出した成績を上げMLBを席巻しておりますが、ボー・ジャクソン氏は野球(MLB)とフットボール(NHL)の異なる競技のトップ選手として二刀流を成し遂げています。
1985年にオーバーン大学で、カレッジフットボールで最も活躍した選手に与えられるハイズマン賞を受賞しています。そのジャクソン氏は、1986年にMLBドラフト4巡目で指名されロイヤルズと契約しました。同年のNFLドラフトでタンパベイ・バッカニアーズから全体1位指名されのですが、ロイヤルズを選択しスポーツ界に衝撃を与えました。しかし翌1987年にはNFLドラフトで7巡目でロサンゼルス・レイダースと7契約し、野球とフットボールのマルチ・アスリートになりました。
ジャクソン氏は1986年9月2日にメジャー・リーグ・デビューを果たし初安打を記録し、その12日後には初本塁打を放ちました。この本塁打は当時ロイヤルズ・スタジアムでの最長記録となる475フィート(約144.8m)を記録しています。
1989年のオールスター・ゲームでジャクソン氏はMVPを獲得しました。同年の8レギュラー・シーズンには32本塁打、105打点を上げロイヤルズでトップの成績でした。
ジャクソンは1991年にロサンゼルス・レイダースでNFLプレーオフの試合で股関節を負傷した影響もありロイヤルズとの契約が打ち切られました。ロイヤルズ在籍期間中の通算成績は511試合に出場し打率.250/出塁率.309/長打率.474、109本塁打を記録しました。 ロイヤルズとの契約を解約後には3シーズンをホワイトソックスとエンゼルスでプレーしています。
打数 | 得点 | ヒット | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | OBP | OPS | |
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MLB通算 | 2,393 | 341 | 598 | 141 | 415 | 82 | .250 | .309 | .783 |
ジャクソン氏のMLBの記録はこちらもご覧ください。
ジャクソン氏のキャリアは長かったとは言えませんが、今でも偉大なアスリートの一人です。
(※このニュースはこちらの記事を参考にしました。)