2019年ワールド・シリーズでMVPを獲得したスティーブン・ストラスバーグ投手が現役を引退する予定であるという情報が流れています。 このニュースはワシントン・ポスト紙によって最初に報じられました。 ポスト紙によると、ナショナルズは暫定的に2023年9月9日に記者会見を予定しているようです。 しかしナショナルズ球団からの発信はありません。
ストラスバーグ投手は2022年6月9日に出場して以来登板していません。 彼は2021年に胸郭出口症候群の手術を受けましたが、術後復帰できていません。
ストラスバーグ投手の経歴
2009年にドラフト全体1位で指名を受けたストラスバーグ投手は、サンディエゴ州立大学を卒業しドラフトで球界入りしました。2010年6月8日のデビュー戦で7回を投げ14奪三振はMLB史上最高のデビュー戦の一つと言われました。
2019年のナショナルズ初のワールド・シリーズ制覇に貢献しました。アストロズとのシリーズでは2試合に先発出場し14奪三振、失点はわずか4でした。トレア・ターナー選手、フアン・ソト選手、アンソニー・レンドン選手の野手陣に、ステファン・ストラスバーグ投手、マックス・シャーザー投手、パトリック・コルビン投手の投手陣が主力メンバーです。

ワールド・シリーズ優勝シーズン後にナショナルズと7年総額2億4,500万ドルの契約を結び、当時の投手としての最高額契約の記録を更新しました。 この契約締結後、ストラスバーグ投手はわずか31 1/3イニングしか投げることができませんでした。
ストラスバーグ投手の13年間のキャリアはすべてナショナルズでプレーし、113勝62敗、防御率3.24、1,723奪三振の成績でオールスターに3度選出されています。 2019年に1,500奪三振を達成したときはメジャー最速での達成でした。奪三振数では球団史上1位、勝利数ではスティーブ・ロジャースに次いで2位、WHIPの1.10はマックス・シャーザーとペドロ・マルティネスに次ぐ3位です。
ストラスバーグ投手の成績
|
勝 |
負 |
防御率 |
試合 |
投球回 |
奪三振 |
WHIP |
MLB通算 |
113 |
62 |
3.24 |
247 |
1470.0 |
1723 |
1.10 |
剛腕ストラスバーグ投手ですが、ケガに悩まされていました。2010年にはトミー・ジョン手術を受けています。2020年、2021年にも手術をし、その影響でいずれの年も数試合しか登板できませんでした。2022年も1試合のみの登板でした。才能あふれる投手でしたが、ガラスのエースでもありました。
並行して大谷翔平選手も靱帯損傷が見つかり、2度目のトミー・ジョン手術を受ける可能性があります。バッターとしては出場を続けていますが、投手としても二刀流プレーヤーとしても万全な状態での復帰を願うばかりです。
(※このニュースはこちらの記事を参考にしました。)