ブレーブスはマリナーズとの間で5選手のトレードが成立しました。
トレード対象の選手
ブレーブスへ移籍
・ジャレッド・ケレニック(外野手)
・マルコ・ゴンザレス(投手)
・エヴァン・ホワイト(一塁手)
ジャレッド・ケレニック選手は、2018年シーズン後にメッツがマリナーズから主力選手だったロビンソン・カノ選手とクローザーのエドウィン・ディアス投手を獲得する際に交換したプロスペクト選手でした。
ケレニックは、2018年のMLBドラフト全体6位で指名され、2021年にはプロスペクト4位の選手でした。メジャー・リーグでは252試合に出場し打率.204、32本塁打、OPS.656を記録しています。
2023年は416打席で、打率.253、11本塁打、OPS.746を記録しましたが、7月19日にダッグアウトにあるウォーター・クーラーを蹴り、左足を骨折したことでIL入りしました。
このようにマリナーズではブレークしていませんが、ブレーブスはレフトの穴を埋めるために2024年のケレニックに期待しています。開幕時にはケレニックは右バッターのボーン・グリッソム選手とレフトを共有する可能性があるようです。
ゴンザレスは2023年、マリナーズで先発出場はわずか10試合で防御率5.22でした。2023年シーズンの大半を前腕のトラブルに悩まされ、8月に神経を減圧する手術を受けました。 2022年以前のパフォーマンスに戻ればブレーブスの5人目のスターター候補に加わる可能性があります。
マリナーズは2020年のシーズン以前、ホワイトがメジャー・リーグの試合に出場する前にはマット・オルソン選手のような存在になれると期待していました。 メジャーでは通算306打席、10本塁打、OPS.543を記録しましたが。 怪我に悩まされ2021年以降メジャーには出場していません。
マリナーズへ移籍
・ジャクソン・コーワー(投手)
・コール・フィリップス(投手)
コーワー投手は2023年にロイヤルズで防御率6.43を記録した投手ですが、カイル・ライト投手とのトレードで移籍したばかりでした。 フィリップスは、2022年ドラフトでブレーブスから2巡目指名を受けて入団しました。しかしトミー・ジョン手術を受けており復帰を目指しています。
マリナーズの戦略
上記のように2023年までの実績を見るとマリナーズにとって損なトレードに見えます。しかしこれはコスト削減の措置のようです。2024年の年棒が1,225万ドルのゴンザレス投手と2024年以降2シーズンで1,500万ドルの契約が残っているホワイト選手の支払いの一部をカバーするためと報じられています。
大谷翔平選手獲得候補から後退しているように見えるマリナーズですが、この資金で大谷選手、山本由伸投手、今永昇太投手の獲得に動くのでしょうか?
(※このニュースはこちらの記事を参考にしました。)