2025年 MLBの注目ポイント

2024年ワールド・シリーズも終了。ストーブ・リーグが始まりました。試合は来春までおあずけですが、2025年のMLBで注目すべきポイントをご紹介します。

東京ドームで開幕

2024年のワールド・チャンピオン、ロサンゼルス・ドジャースの開幕試合が東京ドームで開催されます。東京ドームでのMLB公式戦は6回目です。対戦相手は鈴木誠也選手、今永昇太投手を擁するシカゴ・カブスです。カブスが東京ドームで公式戦を行うのは、2000年のカブス対メッツ戦以来25年ぶりです。大谷翔平選手の二刀流再始動が期待できる東京ドームに注目しましょう。

日程:2025年3月18日~19日
会場:東京ドーム(https://nationalstadium-tours.com/?area=502
対戦カード:シカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャース(カブスがホーム)

MLB2年目のポール・スキーンズ

ピッツバーグ・パイレーツの右腕投手ポール・スキーンズが2025年にMLB初のフル・シーズンに挑みます。2023年のドラフトでMLB全体1位で選出されてから1年も経たない2024年5月11日にMLBデビューを果たしました。

新人ながら圧巻の成績を残しました。

23回の先発で投球回数133イニング、防御率1.96、パイレーツの新人記録となる170奪三振(奪三振率33.1%)を記録しました。オールスター・ゲームでは野茂英雄以来、新人投手が先発を勤めました。

ヤンキースのエース、ゲリット・コール投手もパイレーツでMLBのキャリアをスタートしました。スキーンズの2025年の投球は注目に値します。

アクーニャの復帰

2024年は大谷翔平選手のMLBで初めて50-50を達成しました。40-40も過去5選手しか達成していませんでしたが、それを最新で達成したのが2023年のロナルド・アクーニャ・ジュニア選手でした。過去の4選手と比較しても40を大きく越える73盗塁は突出しています。

アクーニャ選手は2021年に右膝前十字靭帯断裂のケガを負いました。そして不運にも2024年5月今度は左膝前十字靭帯断裂を負い早々とシーズンを終了しました。最初の再建手術後には驚異的な成績を残しましたが、2度目の膝手術後の2025年運動能力がどこまで回復しているかが注目です。まだ26歳の若さも強力な武器です。

注目のFA選手の移籍先は?

フアン・ソトは、パドレスからヤンキースへトレードで移籍しアメリカン・リーグのチャンピオンに導きました。2025年は8年のキャリアで4チーム目のチームに移籍する可能性があります。ヤンキース残留か、他チームへの移籍かが注目です。

メッツの強打の一塁手ピート・アロンソは、ホームラン競争でも優勝を飾っています。メッツで6年間活躍し226本のホームランを放った成績を引っ提げて初めてFAになります。アストロズで主軸を勤め2度のオールスター・ゲーム、2度のワールド・シリーズ優勝を果たした三塁手アレックス・ブレグマンも初のFAとなります。

投手陣では、サイ・ヤング賞を2度受賞したブレイク・スネル投手、2021年ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞受賞したコービン・バーンズ投手、そしてブレーブスで8シーズンを過ごし防御率3.07を記録し、オールスター・ゲームに2度選出された左腕マックス・フリードがFAの目玉です。

2025年には、野球界のビッグスターたちが新しいユニフォームを着ることになるかもしれない。そうなればMLBの勢力図が一変するかもしれません。

2025年に復帰する投手たち

2024年シーズン、多くの先発投手が怪我でシーズンを棒に振りました。2023年MLBトップの281三振を記録し、驚異的な通算36.9%奪三振率を誇るブレーブスの右投手スペンサー・ストライダー投手はトミー・ジョン手術で戦線を離脱しました。

ガーディアンズのエース、シェーン・ビーバー投手もトミー・ジョン手術を受けることになり2024年シーズンはわずか2回の先発で終わりました。サイ・ヤング賞受賞者でFA権を得るビーバー投手は来シーズンどこまで回復するのかが注目です。

マーリンズの期待の星、エウリー・ペレス投手は4月にトミー・ジョン手術を受けたことで終了、マイアミのエース、サンディ・アルカンタラ投手と共に戦列を離れました。アルカンタラは2023年10月に手術を受けています。両投手とも2025年に復帰する予定でありアルカンタラは開幕に間に合う見込みです。

オリオールズのクローザー、フェリックス・バウティスタ投手も、2023年10月に受けたトミー・ジョン手術により2024年シーズンを全休しました。肘を負傷する前は防御率1.48、33セーブ、9イニングあたり16.2奪三振を記録していました。

サイ・ヤング賞を2度受賞したジェイコブ・デグロム投手は、2度目のトミー・ジョン手術から復帰し2024年はレンジャーズで3試合先発しました。本格復帰となる2025年はこフル・シーズンに登板する姿が楽しみです。

イチロー氏の野球殿堂入り

2001年に日本プロ野球からメMLBに移籍し日本人野手として野球界に旋風を巻き起こしたイチロー氏は2025年に野球殿堂入りの資格を得ます。

11月下旬に殿堂入り投票用紙にはイチローの他にも、CC・サバシア、フェリックス・ヘルナンデス、ダスティン・ペドロイアらとともに掲載されます。イチロー、サバシアの両名は資格取得1年目に殿堂入りする可能性が高く、ビリー・ワグナーも2023年はわずか5票足りなかったので殿堂入りの可能性はあります。

その中でもイチローは間違いなく2025年の殿堂入り最有力です。2001年のア・リーグ新人王とMVP、オール・スター10回選出。首位打者2度(2001年、2004年)を獲得、10年連続でゴールドグラブ賞(2001年~2010年)を受賞、2007年のオールスター・ゲームではMVPに輝き、2004年には、シーズン262安打というMLB記録を樹立しています。

クーパーズタウンでは毎年7月にセレモニーが開催されます。スター選手の道を開いた男が殿堂入りするなら、2025年の7月は注目です。

アメリカ野球殿堂博物館(National Baseball Hall of Fame and Museum)

スタート・ユア・エンジン

NASCAR スピード・ウェイのど真ん中に野球場があったらどんな感じだろうか? 2025年8月2日ブリストル・モーター・スピードウェイでブレーブスとレッズが公式戦を行います。

これはテネシー州で行われる史上初のMLBレギュラー・シーズンの試合です。MLB が最近推進しているユニークなイベント、最近の例としては、2016 年のフォート ブラッグ、2019 年のオマハ、2021 年のフィールド オブ ドリームス、2024年のリックウッド フィールド、ペンシルベニア州ウィリアムズポートで毎年開催されるリトル ・リーグ・クラシックなどがあります。

スピードウェイ・クラシックは2025 年のブレーブスにとって唯一の目玉イベントではありません。7月15日にはトゥルーイスト・パークで第 95回 MLB オールスター ゲームも開催されます。

イベント名 シンシナティ・レッズ対アトランタ・ブレーブス
(レッズのホームゲームになります)
開催日 2025年8月2日(土)午後7時
会場 ブリストル・モーター・スピードウェイ(151 Speedway Blvd, Bristol, TN 37620)

 

2025年 MLBの試合をサーキット場で開催!

2025年も注目のイベント、復活が期待できる選手が満載です。2025年の旅行の準備にかかりましょう!

(※このコラムはこちらの記事を参考にしました。)

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