2025年の旅行はトラブル続きでした。旅行自体は無事完走できましたし予定していたイベントに参加できない事態は回避できました。今回のトラブルを皆様にも知って頂き今後の参考にして頂ければと思います。
フライトの遅延続出
今回はフライト編です。今回5区間の移動の旅でしたが、そのうち3区間で遅延が発生し乗り継ぎ便を変更することになりました。そのため乗り継ぎ空港で5時間〜6時間の待機を余儀なくされました。
日本からアメリカへ(国際線往路)
前日にアプリからチェック・インをしましたので当日余裕を持って空港に向かうつもりでした。翌朝アプリにメッセージが表示され、搭乗予定の飛行機が到着遅れにより羽田空港の出発時間が2時間遅れるとのことです。シカゴでの乗り換え便は定刻運行の場合、3時間10分の余裕がありました。国際便では入国審査があり筆者の経験では2時間以上を要したことがありました。2時間の出発の遅れは乗継ぎ時間が1時間10分、綱渡りです。航空会社の電話をし協議しましたが、以下の候補が考えられました。
【候補1】
予約便でシカゴに向かう。シカゴで乗り継げない場合は、現地で乗継ぎ可能な便に振り替えてもらう。問題はシカゴ到着時に同日の最終便が満席の場合、翌日の空いている便に変更する必要があります。この場合、シカゴのホテル代は航空会社が負担してくれますが、目的地のオールバニーのホテルのキャンセル費とレンタカーの変更の費用は自己負担です。
【候補2】
予約便でシカゴに向かう。この時点でシカゴの乗継ぎ便を遅い時間の便に変更する。余裕を持って移動ができますが、オールバニー到着時間が日付をまたぎ0時を過ぎます。
【候補3】
乗り換えの都市を変更する。シカゴ乗継ぎをワシントン乗継ぎに変更する。変更には追加料金はかかりませんが、ワシントンでの乗り換え時間が6時間以上あり、こちらも現地到着時間が日付をまたいだ0時過ぎです。
最終判断
電話口の担当者からは判断が遅れると振替便も満席になってしまう恐れがあるとアドバイスとも催促とも思えるコメントを頂きました。確実にオールバニーに到着することが優先順位1位と考え候補3への変更をお願いしました。候補2を回避したのは更なる遅延を恐れたからです。そのため羽田空港出発時間が1時間30分早くなりました。変更の結果、無事23時58分にオールバニー空港に到着できましたので余計なキャンセル費用、翌日からのスケジュールの変更を免れることができました。
オールバニーからシンシナティへ(国内線)
クーパーズタウンでの野球殿堂入りのセレモニーを終え、この日はシンシナティに移動しレッズ対ドジャースの試合を観戦する予定です。移動当日に空港で荷物を預けロビーで待っているとまたもやアプリからメッセージが。「出発時間1時間遅れ。」シンシナティへはワシントンで乗継ぎで定刻運行の場合、1時間30分の余裕がありました。1時間遅れでは乗継ぎ時間が30分、またもや綱渡り。カウンターの職員と便の変更など相談を持ちかけるもワシントンでスタッフと交渉してくれとコメント。追い打ちをかけるようにさらに15分の遅延の情報が届きました。乗り換え時間が20分に短縮です。これでは確実にワシントンの搭乗締切時間に間に合いません。ワシントンでの交渉を覚悟しましたが、到着しアプリを立ち上げると自動的に次の便に変更されていました。今回も5時間待ちしシンシナティ空港に18時58分着。
試合開始時間は19時10分。Uberに乗りホテルでスーツケースを預け、球場に着いた時点で4回の表ドジャースの攻撃が始まるタイミングでした。ワシントンでの乗り換え便に空席がなかったらこの日の試合観戦を諦めなければならない事態でした。
ジャクソンからシアトルへ(国内線)
国立公園でリラックスした後、イチロー氏の永久欠番のセレモニーを見るためにシアトルへの移動です。前日夜、アプリからまたまた2時間出発遅延の連絡が入りました。理由は搭乗スタッフの休息を確保するためで、これは法律に定められているとのこと。乗継ぎのサンフランシシコでは定刻運行の場合、乗継ぎ時間は1時間55分。2時間遅れは完全にアウトです。アプリからはフライトの代替案が入り、ジャクソンーサンフランシスコーロサンゼルスーシアトルと乗り換えが増えますし遠回りのルートです。このルートは時間の無駄と考え翌朝に判断することにしました。翌朝3時にアプリを見ると代替案が示されました。ジャクソンーロサンゼルスーシアトルです。多少遠回りになりますが乗り換えは1回です。仕方なく変更承認のボタンを押そうとしましたが、とんでもない事に気づきました。代替案は2日後の便でした。不安になりWebでサンフランシスコーシアトルの便を調べましたが同日の便は全て満席でした。筆者は考えました。そして以下の2案からどちらかを採用しようと覚悟をしました。
【私案1】
サンフラシスコに移動し1泊。翌日の飛行機でシアトルに移動。シアトルの1泊分のキャンセル費用が発生します。
【私案2】
ジャクソンでレンタカーを借りてシアトルへ移動。同日に到着できますが14時間の運転と約$1,000のレンタカー代の出費です。
熟考の末、私案1を採用することにしました。それでも淡い期待を胸に空港に向かいました。遅延便は10時出発ですのでホテルでゆっくりしてもいいのですが、5時着で空港に移動しました。そしてスタッフに確認した結果、ネット検索では満席だったサンフランシスコーシアトル便に空きがあり同日移動が可能になりました。ただしこの振替便もサンフランシスコ空港で5時間待ちです。ジャクソン空港で5時間、サンフランシスコ空港で5時間。この日は約10時間を空港で過ごしました。この日は移動だけでシアトルで特別な予定を入れていませんでした。シンシナティのような被害は回避できました。
今回の旅行中、複数の方と情報交換しましたが6時間遅延、12時間遅延などトラブルの情報を多く得ました。現地在住の方も最近のアメリカの飛行機の遅延はひどいと言っていました。
今回の旅行の教訓
【教訓1】
国際便で移動し現地で乗り継ぎ場合は、遅延や入国審査の時間を考慮し5時間以上の間隔を空けた便を予約すること(特にエコノミークラスの場合)。
【教訓2】
アメリカ現地の乗り換え便も3時間以上の間隔を空けた便を予約すること。
【教訓3】
極力乗り継ぎの無いスケジュールを組むこと。最初の旅行先をロサンゼルス、シカゴ、ニューヨークなど直行便が飛んでいる都市から始めること。
【教訓4】
移動日には重要な予定を入れないこと。試合観戦前日に移動すること。
【教訓5】
フライトの情報は常にアプリで確認し、遅延の場合適切な代替案が出たら迷わず変更すること。代替案がない場合でもできるだけ早く空港に行きスタッフに相談すること。
今回の遅延では$15のミール・クーポンが提供されました。待ち時間の5時間はミール・クーポンを使い各地空港で食事やカフェで時間を潰しました。もちろん$15では足りないので自腹をきりましたが。
海外旅行を始めて何年も経ちますが今回はトラブルてんこ盛りでした。それでもトラブルを最小限に出来たのは過去の旅行経験の積み重ねだと思いました。
自己防衛は余裕のあるスケジュールを組むことでしょう!