2024年の地区シリーズは、ワイルドカードシリーズを突破したサンディエゴ・パドレス、ニューヨーク・メッツ、カンザスシティ・ロイヤルズ、デトロイト・タイガースが、地区シリーズから登場するロサンゼルス・ドジャース、フィラデルフィア・フィリーズ、ニューヨーク・ヤンキース、クリーブランド・ガーディアンズと対戦することになりました。
2024年MLB地区シリーズの対戦カード
カンザスシティ・ロイヤルズ対ニューヨーク・ヤンキース
デトロイト・タイガース対クリーブランド・ガーディアンズ
サンディエゴ・パドレス対ロサンゼルス・ドジャース
ニューヨーク・メッツ対フィラデルフィア・フィリーズ
サンディエゴ・パドレス@ロサンゼルス・ドジャース
10月5日地区シリーズ第一戦@ドジャースタジアム
パドレスは、ワイルドカードシリーズでブレーブスに完勝。自信を持って同地区のライバル、ドジャースの本拠地に乗り込みました。勢いそのままにドジャースの先発の山本投手から初回3点を先制。
しかし2回、大谷翔平選手が同点3ランを放ち、試合を振り出しに戻すと、その後、勝ち越しを許したものの逆転し、そのまま7対5で勝利。
ドジャースにとっては、パドレスの勢いを止める大きな1勝となりました。ドジャースタジアムのこの試合は、53028人を集客しました。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サンディエゴ・パドレス | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 7 | 1 |
ロサンゼルス・ドジャース | 0 | 3 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | × | 7 | 10 | 0 |
勝ち投手 ライアン・ブレイシア(ドジャース)1勝0敗
負け投手 エイドリアン・モレホン(パドレス)0勝1敗
セーブ ブレーク・トライネン(ドジャース)0勝0敗1S
本塁打 大谷翔平(ドジャース1号)、マニー・マチャド(パドレス1号)
試合開始 10月5日(土)午後5時39分(ロサンゼルス時間)
試合時間 3時間36分
入場者数 53028人
天候 晴れ(25度)
会場 ドジャースタジアム
10月6日地区シリーズ第二戦@ドジャースタジアム
ロサンゼルス時間午後5時(東時間午後8時)に試合開始となったドジャース対パドレスの第2戦。パドレスは、この試合を落とすとあとなくなる大事な試合となります。
パドレスの先発は、ダルビッシュ有投手。まだ世界一の経験がないサンディエゴのファンの期待を一身に背負い圧巻の投球を披露。
7回1失点という内容で、パドレスに勝利をもたらしました。打線もタティスJrが2発放つなど、終わってみれば10対2で圧勝。2022シーズンに続くドジャース越えを目指してサンディエゴに戻ります。
一方、ドジャースは主力が完全に抑えられての完敗。サンディエゴでの試合で改めて主力の活躍が期待されます。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サンディエゴ・パドレス | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 3 | 10 | 13 | 0 |
ロサンゼルス・ドジャース | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 5 | 0 |
勝ち投手 ダルビッシュ有(パドレス)1勝0敗
負け投手 ジャック・フラハーティ(ドジャース)0勝1敗
本塁打 マックス・マンシー(ドジャース1号)、フェルナンド・タティスJr(パドレス1号、2号)、デビッド・ペラルタ(パドレス1号)、ジャクソン・メリル(パドレス1号)、ザンダー・ボガーツ(パドレス1号)、カイル・ヒガシオカ(パドレス1号)
試合開始 10月6日(日)午後5時3分(ロサンゼルス時間)
試合時間 3時間3分
入場者数 54119人
天候 晴れ(26度)
会場 ドジャースタジアム
10月8日地区シリーズ第三戦@ペトコパーク
サンディエゴのペトコパークでは、パドレスがドジャースを迎え撃ちました。
ドジャースは、ここまで不振だったムーキー・ベッツ選手に待望の一発が飛び出し、先制します。
しかし2回にパドレスがドジャース守備陣のミス、このシリーズ、絶好調のフェルナンド・タティスJr選手の2ランも飛び出し、6得点のビッグイニングとなります。
ドジャースはすぐさま3回にテオスカー・ヘルナンデス選手の満塁弾で1点差に迫りますが、試合はこのまま6対5でパドレスが逃げ切り、地区シリーズ突破に王手をかけたのはパドレスとなりました。
パドレスは2022年の地区シリーズでもドジャースを3勝1敗で下しており、今年もその再来を目指しています。
打撃陣が好調で、投手力も充実しており、悲願のワールドシリーズ初制覇に向けて、まずは地区シリーズを突破したいところです。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロサンゼルス・ドジャース | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 6 | 1 |
サンディエゴ・パドレス | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 6 | 7 | 0 |
勝ち投手 マイケル・キング(パドレス)2勝0敗
負け投手 ウォーカー・ビューラー(ドジャース)0勝1敗
セーブ ロベルト・スアレス(パドレス)0勝0敗2S
本塁打 ムーキー・ベッツ(ドジャース1号)、テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース1号)、フェルナンド・タティスJr(パドレス4号)
試合開始 10月8日(火)午後6時8分(サンディエゴ時間)
試合時間 2時間34分
入場者数 47744人
天候 晴れ(20度)
会場 ペトコパーク
10月9日地区シリーズ第四戦@ペトコパーク
サンディエゴ・パドレス対ロサンゼルス・ドジャースの第4戦はサンディエゴのペトコパークで行われました。パドレスは勝てば地区シリーズ突破が決まる大事な試合に、第1戦でKOされたシーズ投手を起用。対するドジャースはオープナーで対抗し、先発は、ライアン・ブレイシア投手となりました。今日負けるとシーズン終了となるドジャースは初回、ムーキー・ベッツ選手の先制本塁打が飛び出し先制。その後、大谷選手のタイムリー、ウィル・スミス選手、ギャビン・ラックス選手の本塁打も出るなどコンスタントに得点を重ね、小刻みな継投でパドレスを抑え込みます。終わってみれば、8対0の快勝。勝負は第5戦にもつれることになりました。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロサンゼルス・ドジャース | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 8 | 12 | 0 |
サンディエゴ・パドレス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 |
勝ち投手 エバン・フィリップス(ドジャース)1勝0敗
負け投手 ディラン・シース(パドレス)0勝1敗
本塁打 ムーキー・ベッツ(ドジャース2号)、ウィル・スミス(ドジャース1号)、ギャビン・ラックス(ドジャース1号)
試合開始 10月9日(水)午後6時8分(サンディエゴ時間)
試合時間 3時間13分
入場者数 47773人
天候 晴れ(19度)
会場 ペトコパーク
10月11日地区シリーズ第五戦@ドジャースタジアム
運命の第5戦のマウンドには、ドジャースは山本投手、パドレスはダルビッシュ投手が上がりました。
第1戦で打ち込まれた山本投手、第2戦で好投したダルビッシュ投手とも無失点のスタート。
先制はドジャース。2回裏にエンリケ・ヘルナンデス(愛称キケ)選手のソロホームランが飛び出し、1対0とします。
山本投手は、5回無失点でマウンドを譲ったものの素晴らしい投球を披露。十分に大役を果たしました。
一方、ダルビッシュ投手も6回まで1失点と好投。しかし、7回、テオスカー・ヘルナンデス選手にソロホームランを浴び、2失点で降板となりました。
パドレス打線は、第3戦に6得点をあげて以降、得点をあげることができません。この大事な第5戦も打線は無得点。
2対0でドジャースがリーグチャンピオンシップシリーズに進むこととなりました。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サンディエゴ・パドレス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
ロサンゼルス・ドジャース | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | × | 2 | 4 | 0 |
勝ち投手 山本 由伸(ドジャース)1勝0敗
負け投手 ダルビッシュ有(パドレス)1勝1敗
セーブ ブレーク・トライネン(ドジャース)0勝0敗2S
本塁打 エンリケ・ヘルナンデス(ドジャース1号)、テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース2号)
試合開始 10月11日(金)午後5時09分(ロサンゼルス時間)
試合時間 2時間26分
入場者数 53183人
天候 晴れときどき曇(26度)
会場 ドジャースタジアム
ニューヨーク・メッツ@フィラデルフィア・フィリーズ
10月5日地区シリーズ第一戦@シチズンズバンクパーク
10月5日は、午後4時(東海岸時間)にフィラデルフィアでフィラデルフィア・フィリーズ対ニューヨーク・メッツの試合が行われ、メッツは千賀投手が先発し2イニングを1失点の内容でした。
メッツは、レギュラーシーズンの最後の試合から勢いがあり、ワイルドカードシリーズでも負け濃厚の状況から起死回生の逆転勝利をあげてこの地区シリーズまでたどり着きました。
この試合も7回まで0-1で負けていましたが、8回に5点を取り逆転。そのまま6対2で勝利し、45751人が押し掛けたフィラデルフィアのファンを沈黙させました。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニューヨーク・メッツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 6 | 8 | 0 |
フィラデルフィア・フィリーズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 5 | 0 |
勝ち投手 リード・ギャレット(メッツ)1勝0敗
負け投手 ジェフ・ホフマン(フィリーズ)0勝1敗
本塁打 カイル・シュワーバー(フィリーズ1号)
試合開始 10月5日(土)午後4時9分(フィラデルフィア時間)
試合時間 3時間15分
入場者数 45751人
天候 晴れ(25度)
会場 シチズンズバンクパーク
10月6日地区シリーズ第二戦@シチズンズバンクパーク
6日は、フィリーズ対メッツが午後4時8分(東時間)にプレーボールとなりました。先制したのはメッツ。その後も6回表に追加点を挙げ3対0とリードします。
しかし、フィリーズはその裏、2アウトからブライス・ハーパー選手の2ランで1点差に迫ると、ニック・カステヤノス選手の同点ホームランが飛び出します。
その後、メッツが勝ち越ししたものの8回に逆転。しかし9回表に同点に追いつかれるフィリーズとしては嫌な展開でしたが、最後は、またしてもニック・カステヤノス選手が勝負強さを見せてサヨナラ安打。フィリーズがタイにしました。
メッツはマーク・ビエントス選手が先制弾と9回の同点弾という大活躍をみせましたが、一歩及ばず。
第3戦からは舞台がニューヨークへと移ります。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニューヨーク・メッツ | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 6 | 11 | 0 |
フィラデルフィア・フィリーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 1× | 7 | 10 | 0 |
勝ち投手 ジェフ・ホフマン(フィリーズ)1勝1敗
負け投手 タイラー・メギル(メッツ)0勝1敗
本塁打 ブライス・ハーパー(フィリーズ1号)、ニック・カステラノス(フィリーズ1号)、マーク・ビエントス(メッツ1号、2号)、ピート・アロンソ(メッツ2号)、ブランドン・ニモ(メッツ1号)
試合開始 10月6日(日)午後4時9分(フィラデルフィア時間)
試合時間 3時間13分
入場者数 45679人
天候 晴れ(24度)
会場 シチズンズバンクパーク
10月8日地区シリーズ第三戦@シティフィールド
ニューヨークのシティフィールドで行われたニューヨーク・メッツ対フィラデルフィア・フィリーズ。
第2戦は逆転負けで落としたものの、このポストシーズンで最も勢いがあるチームのうちの1つがメッツ。
この日も2回にピート・アロンソ選手の先制弾が飛び出し、試合を優位に進めます。
投げては、ショーン・マナイア投手が好投。
打線も追加点で援護し、7対2で快勝。地区シリーズ突破に王手をかけたのはメッツでした。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フィラデルフィア・フィリーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 5 | 1 |
ニューヨーク・メッツ | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 1 | × | 7 | 9 | 0 |
勝ち投手 ショーン・マナイア(メッツ)1勝0敗
負け投手 アーロン・ノラ(フィリーズ)0勝1敗
本塁打 ピート・アロンソ(メッツ3号)、ジェシー・ウインカー(メッツ1号)
試合開始 10月8日(火)午後5時9分(ニューヨーク時間)
試合時間 2時間55分
入場者数 44093人
天候 晴れときどき曇(20度)
会場 シティフィールド
10月9日地区シリーズ第四戦@シティフィールド
ニューヨーク・メッツが2勝1敗と王手をかけて、地元ニューヨークで行われたフィラデルフィア・フィリーズ第4戦。先制したのはフィリーズでしたが、メッツは6回裏、満塁のチャンスでフランシスコ・リンドア選手の満塁ホームランが飛び出します。9回、エドウィン・ディアス投手がピンチを招いたものの最後は、カイル・シュワバー選手を三振に打ち取り、ゲームセット。
メッツが2015年以来のリーグチャンピオンシップシリーズへ進出しました。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フィラデルフィア・フィリーズ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 |
ニューヨーク・メッツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | × | 4 | 8 | 1 |
勝ち投手 デービッド・ピーターソン(メッツ)1勝1敗1S
負け投手 ジェフ・ホフマン(フィリーズ)1勝2敗
セーブ エドウィン・ディアス(メッツ)0勝0敗1S
本塁打 フランシスコ・リンドア(メッツ1号)
試合開始 10月9日(水)午後5時9分(ニューヨーク時間)
試合時間 3時間15分
入場者数 44103人
天候 晴れ(19度)
会場 シティフィールド
デトロイト・タイガース@クリーブランド・ガーディアンズ
7対0でガーディアンズ勝利
10月5日は1日に4試合開催される日のため、各試合は時間をずらしての開催となります。まずは、クリーブランド・ガーディアンズ対デトロイト・タイガースが午後1時10分(東海岸時間)の試合開始となりました。
レギュラーシーズンの後半戦を奇跡的な勝ち数でポストシーズン進出を決めたデトロイト・タイガース。ワイルドカードシリーズではヒューストン・アストロズを破るなどし、更に勢いを増したかと思いましたが、同地区のガーディアンズの壁は厚く、7対0でガーディアンズが初戦をものにしました。この試合の集客数は33548人でした。
3対0でタイガースの勝利
10月7日にクリーブランドで行われたガーディアンズ対タイガースの第2戦。
初戦を落として負けられないタイガースは、レギュラーシーズンで投手3冠に輝いたエース、タリク・スカバル投手が先発しました。
対するガーディアンズは、マット・ボイド投手が先発しました。試合は、一進一退の攻防で0-0のまま終盤を迎えます。
8回表、タイガースはツーアウト、1塁、2塁のチャンスで5番、ウェンシール・ペレス選手。
打った打球はレフトへのヒットかと思われましたが、ここでガーディアンズのレフト、スティーブン・クワン選手がファインプレー。
タイガースの先制を防ぎました。
しかしタイガースは9回、ケリー・カーペンター選手の3ランホームランが飛び出し、見事勝利。
対戦成績を1勝1敗とし、ホーム、デトロイトへ戻ることになりました。
3対0でタイガースの勝利
デトロイトで行われたデトロイト・タイガース対クリーブランド・ガーディアンズのシリーズ第3戦は、4万4885人が詰めかけました。タイガースの先発は、オープナーでケイデル・モンテロ投手、ガーディアンズは、ベテランのアレックス・カッブが先発しました。タイガースは初回、ライリー・グリーン選手のタイムリーで先制。3回、6回にも追加点を重ね、3対0とします。ガーディアンズはタイガースの小刻みな継投の前に打線が沈黙。このまま3対0でタイガースが勝利し、リーグチャンピオンシップシリーズ進出に王手をかけました。
5対4でガーディアンズの勝利
デトロイトで行われたデトロイト・タイガース対クリーブランド・ガーディアンズ。
王手をかけている地元タイガースはこの試合に勝てば、リーグチャンピオンシップシリーズに進むことができます。
一方、タイガースの同地区のガーディアンズはこの地区の優勝チーム。意地でも負けるわけにはいきません。
試合は、ガーディアンズが初回に先制したものの、タイガースが2回に追いつくシーソーゲームになりました。
3対2でタイガースがリードで迎えた7回表。ガーディアンズはランナーを置いて、代打デビッド・フライ選手が打席に入ります。
ここでフライ選手が起死回生の逆転の2ランを放ちガーディアンズが試合をひっくり返します。
その後、追加点を加え、9回に1点返されたものの5対4でガーディアンズが勝利。
勝負はクリーブランドの第5戦に持ち越されました。
7対3でガーディアンズの勝利
10月12日は、地区シリーズの最後の一戦となるクリーブランド・ガーディアンズ対デトロイト・タイガースの第5戦がクリーブランドのプログレッシブフィールドで行われました。
レギュラーシーズンの後半戦からここまで快進撃を見せるデトロイト・タイガースは、今シーズの投手3冠のエース、タリク・スカバル投手が登板、一方、ガーディアンズは、マット・ボイド投手が先発のマウンドに立ちました。
試合は、5回表にタイガースが先制。しかしその裏、ガーディアンズは、満塁でホセ・ラミレス選手への押し出しの死球で同点、なおも満塁でレーン・トーマス選手が満塁弾をたたき込み、難攻不落のタイガースのエースを攻略。
タイガースはその後、1点づつ、返して7回表で3対5まで詰め寄りますが、8回にまたしてもレーン・トーマス選手のタイムリーでガーディアンズが追加点。
8回にも追加点をあげて7対3でガーディアンズがリーグチャンピオンシップシリーズに駒を進めました。
カンザスシティ・ロイヤルズ@ニューヨーク・ヤンキース
6対5でヤンキースが勝利
午後6時30分(東海岸時間)からニューヨークでニューヨーク・ヤンキース対カンザスシティ・ロイヤルズの試合が始まり、シーソーゲームの末、6対5でヤンキースが勝利。
ヤンキースタジアムを埋めた48790人のファンは勝利にわきました。
4対2でロイヤルズが勝利
ニューヨークで行われたヤンキース対ロイヤルズの第2戦。
先制したのはヤンキースでしたが、4回にサルバドール・ペレス選手のホームランで同点とし、その後、追加点を挙げて逆転に成功。
最終回にホームランで1点を返されたものの4対2でロイヤルズが勝利し、こちらも1勝1敗のタイに持ち込みました。
3対2でヤンキースが勝利
カンザスシティで行われたカンザスシティ・ロイヤルズ対ニューヨーク・ヤンキースは、こちらも1勝1敗で勝ったチームが王手をかける大事な試合となりました。ヤンキースが2点をリードするもロイヤルズが追い付き、終盤を迎えます。8回表、この日、先制タイムリーを放っているスタントン選手の一発が飛び出し、ヤンキースが3対2とします。試合はこのままヤンキースの勝利。ヤンキースがリーグチャンピオンシップシリーズ進出に王手をかけました。
3対1でヤンキースが勝利
カンザスシティで行われたロイヤルズ対ヤンキースはヤンキースが2勝1敗で王手をかけての第4戦になりました。
ヤンキースは、エースのゲリット・コール投手が7回1失点と好投。
打線もソト選手、トーレス選手、スタントン選手が打点を挙げて、コール投手を援護。
そのまま3対1でヤンキースが勝利し、ヤンキースがリーグチャンピオンシップシリーズに進みました。
ニューヨークはメッツもリーグチャンピオンシップシリーズに進んでおり、ワールドシリーズがサブウェイシリーズになる可能性もあります。