Hall of fame awards presentationにつづいて土曜日の18:00から「Hall of fame parade of legends」が開催されます。毎年野球殿堂入りした選手が集いクーパーズタウンの公道を封鎖し、トラックに乗って沿道のファンに顔見せをするイベントです。
レジェンド達が一堂に会する貴重なイベントです。これだけ多くのレジェンドが同時に集まることは他のイベントではないと思います。興奮必至です!!
パレードのスタートはダブルディ・フィールドです。野球場の外野フェンスに沿ってパレード用のトラックが並んでいます。レジェンド達はこのトラックに乗り込みChestnut St.を直進しMain St.との交差点を右折し野球殿堂博物館の前でトラックを降ります。距離にすると約500mです。
2014年にパレードを観た時はChestnut St.の沿道を選びました。理由はMain St.が人であふれ返っておりゆっくりパレードが観れないと判断したからです。しかし今回(2019年)はあえてMain St.での見学にチェレンジしました。
結果は予想通り沿道に人垣ができ入る余地がありません。まず最前列から3列程度はファンが持参した椅子が並べられています。この椅子の後ろに何重もの人垣ができるのです。
パレードの前日朝の時点で場所取りが始まっていました。野球殿堂博物館ではこの前日の場所取りを禁止していません。椅子やシートを置いてペーパーに名前を書いておいておきます。自己責任ですので盗まれてもクレームをつけることはできませんが、私が観る限りトラブルはありませんでした。
野球殿堂博物館の係員に前日から場所取りをする理由を質問したところ、パレードのゴール地点は野球殿堂博物館の正面玄関であり、トラックから降りたレジェンド達が厚意でサインをするそうです。熱心なファンはこれを求めて前日から場所を確保しています。
パレード当日! 実際レジェンド達がサインをするのはトラックを降りた野球殿堂博物館正面玄関周辺でした。サインをもらえる保障はありませんが、少しでも確率を高めるためにファンは努力を惜しみません。脱帽です!
パレードに話を戻します。次々とトラックがやってきます! トラックの屋根の部分にレジェンドの名前が書いてありますので、顔が認識できなくても誰が乗車しているのかはわかります。名前を見つけただけでも興奮状態です。2019年は30台くらいはあったでしょうか。
でも! 2014年と大いに違う点がありました。
通常ならばレジェンドは家族とトラックの荷台に積まれた長椅子に座ってパレードをします。サービス旺盛なレジェンドは立ち上がって沿道の両サイドに手を振ってアピールをしてくれます。
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今回は荷台に長椅子はセットされていましたが、トラックの座席に座っています。顔が見えません。パフォーマンスも観れません。またトラックのスピードも2014年に比べて速いものでした。ですので2014年は1時間以上、1時間半近く行われたパレードが2019年は45分で終了してしまいました。
あっけない! なぜ?
実はパレードが行われる時間の天気予報が雷を伴う雨だったため主催者はレジェンドとファンの安全を優先しこのように判断したようです。結果的には雨は降りませんでした。今年は運が悪かったと言えばそうかもしれません。でもパレードは行われましたし観れました。中止にはなりませんでした。
この経験は、「また来いよ! 2025年にも来いよ!」というメッセージとして受け取ることにします。そんなHall of fame parade of legendsを皆様にも経験して頂きたいものです。
※2019年7月19日〜22日に訪問し収集した情報を掲載しています。