アリゾナとフロリダでの開催構想
アメリカでは新型コロナ・ウィルスの感染拡大で大リーグの開幕が見通せない状態です。一部報道ではアリゾナ州に30球団を集めて無観客で開催する案も出されたようです。
そんななか、2020年4月10日のUSA Todayでは、MLB機構が複数の案を検討している中の1つの案として、キャンプ地であるアリゾナ州とフロリダ州の2州に分けて試合を行うことも検討しているそうです。幸いにも各々の州でキャンプを行っている球団は15球団づつです。州毎に3地区で構成し州のチャンピオンを決定し、両州のチャンピオン同士でワールド・シリーズを争うというアイデアです。
地区分けは以下の通りです。
グレープ・フルーツ・リーグ(フロリダ州) | ||
North | South | East |
ヤンキース | レッドソックス | ナショナルズ |
フィリーズ | ツインズ | アストロズ |
ブルージェイズ | ブレーブス | メッツ |
タイガース | レイズ | カージナルス |
パイレーツ | オリオールズ | マーリンズ |
カクタス・リーグ(アリゾナ州) | ||
North East | West | North West |
カブス | ドジャース | ブルワーズ |
ジャイアンツ | ホワイトソックス | パドレス |
ダイヤモンドバックス | レッズ | マリナーズ |
ロッキーズ | インディアンス | レンジャース |
アスレチックス | エンゼルス | ロイヤルズ |
新型コロナ・ウィルスで全世界、とりわけアメリカでは多数の感染者、死亡者が報告されています。現実的には今シーズンの開幕は厳しいとは思いますが、仮に上記のアイデアで開催した場合、通常と違うチームで地区が構成されますので面白そうです。ワクワクしませんか?
暗いニュースが報じられる毎日ですが、MLB機構は安全性を考慮しながらもユニークなアイデアに知恵を絞っている様子が伺えます。一日も早い感染の終息と普通の生活が戻ること、そして球場に打球音が響くことを祈願します。そして我々は自粛という形で貢献しましょう。
(※2020年4月10日 USA Todayの記事、その他を引用)
チーム名変更による表記について
クリーブランドは2022年よりチーム名をインディアンスからからガーディアンズに変更されます。本件は2021年以前の記事ですので、インディアンスと表記しております。