野球殿堂博物館は2020年に開催を予定していました「Hall of Fame Weekend」の延期を発表しました。
(ニューヨーク州クーパータウン)–国立野球殿堂博物館は本日(2020年4月29日アメリカ時間)、新型コロナ・ウィルス(COVID-19)の感染拡大による健康と安全が懸念されるとして、理事会が全会一致で2020年殿堂入りHall of Fame Weekendをキャンセルすることを発表しました。
そして2020年の野球殿堂入りの受賞者は、2021年7月23〜26日に開催されるHall of Fame Weekendで表彰されることを決定しました。
2020年の野球殿堂入りを果たしたメンバーは、デレク・ジーター(Derek Jeter)、ラリー・ウォーカー(Larry Walker)、マービン・ミラー(Marvin Miller)、テッド・シモンズ(Ted Simmons)の4氏です。
デレク・ジーター氏は「殿堂入りすることは信じられないほどの名誉となるでしょうが、関係者全員の健康と安全は最優先です。」「今年の殿堂入りセレモニーを延期する決定を尊重し支持します。2021年にクーパースタウンで現在の殿堂入りメンバー、ファン、スタッフ、私の家族や友人たちに加わることを楽しみにしています。」とコメントしています。
また、ラリー・ウォーカー氏も「私は理事会の決定を完全に理解し同意します。」「関係者全員が正しいことをすることが最も重要です。それは殿堂入りであれお客様であれ、参加者を危険にさらさないことを意味します。 この状況がいかに深刻になり、多くの命が失われたかを理解しています。」とコメントしています。
ジーター氏、ウォーカー氏の野球殿堂入りの式典を楽しみにしていた方も多いと思います。今年式典(Hall of Fame Weekend)への参加を検討していた方もいらっしゃると思います。非常に残念ですが今は新型コロナ・ウィルスの感染拡大を止めることが最優先です。この壁を乗り越えて経済活動を再開させ来年2021年のHall of Fame Weekendが盛大に行われることを期待したいと思います。
なお国立野球殿堂博物館の一般公開も引き続き閉鎖されています。
関連情報
2020年のアメリカ野球殿堂入りの発表 |
アメリカ野球殿堂博物館も無期限閉鎖 |
(※2020年4月29日の野球殿堂博物館からの公式メールでの情報より)