昨日のコラムでヤンキースタジアムの保護ネットに関する記事を書きましたが、30球場の状態を調べてみました。情報ソースは公式サイト(MLB.com)の各球場のネット(Netting)情報もしくはシート・マップから拾い上げたものです。サイトの情報掲載以降にネットの拡張や張替えがあったかもしれませんのでご注意下さい。
大別すると3種類
保護ネットが張られている範囲ですが、球場の形状、非対称なデザインから少しずつ異なりますが、大別すると3種類に分別できると思います。
両チームのダッグアウト端まで
両チームの選手が待機するダッグアウトの外野側の端、その隣にカメラマン席が設けられている球場が多いのですが、その付近まで保護ネットが張られている球場です。コーチャース・ボックスの後方あたりまでとも言えます。
エンゼルスタジアムがこのタイプですが、セクション109~セクション127の間に保護ネットが張られています。
アストロズ、レッズの計3球場がこのケースです。サインをもらうチャンスが他球場よりもありそうです。
外野ポールまで
内野席ほぼ全体にネットが張られています。一部球場ではポール手前のセクションのみ保護ネットが無い球場もありますが、そのセクションのフェンスが高くなっているようです。
ホワイトソックスのギャランティード・レート・フィールドがこのタイプです。セクション108~セクション156の間に保護ネットが張られています。
オリオールズ、ブルージェイズ、ガーディアンズ(2022年よりガーディアンズ)、ツインズ、ロイヤルズ、アスレチックス、フィリーズ、マーリンズ、ブレーブス、ナショナルズ、カブス、パイレーツ、ダイヤモンドバックス、ジャイアンツ、ロッキーズの計16球場がこのケースです。サインをもらうチャンスが激減しそうです。
外野までネットが張られていてもサインをもらうチャンスあり
外野までネットが張られているからサインをもらうチャンスがゼロというわけではありません。球場によっては下の写真のようにネットを上げて選手がサインをしてくれるところもあります。
ダッグアウトと外野ポールの中間あたりまで
上記2つのパターンのほぼ中間まで保護ネットが張られている球場です。外野席寄りの3セクション程度はほぼネットがありません。
ヤンキースタジアムがこのタイプです。セクション11~セクション29の間に保護ネットが張られています。
レイズ、レッドソックス、タイガース、マリナーズ、メッツ、カージナルス、ブルワーズ、ドジャース、パドレスの計10球場がこのケースです。(※レンジャースの公式サイトには保護ネットの情報が見つかりませんでしたが、球場の形状やさまざまな画像を見る限りこのタイプだと思われます。)
保護ネットも見やすく工夫
保護ネットが張られますと、試合の観戦や写真の撮影に支障をきたします。各球場もできるだけ見やすいように工夫をしています。
保護ネットの情報
保護ネットに関する公式サイトの情報は以下のURLをご参照下さい。
(※2021年9月時点でMLB.comに掲載されている情報です。)