60年以上にわたり、ニューヨーク・メッツのチーム・カラーは2色で定義されてきました。それはドジャースの青とジャイアンツのオレンジです。 メッツは創立以来着用してきたユニフォームは、この2色の組み合わせでした。
今回のシティ・コネクト・ジャージでは新たに2色を追加します。まずはグレー、ニューヨーク市のコンクリート・ジャングルを表現し、もう1つの紫はシティ・フィールドに向かう地下鉄 7号線に使用されているカラーです。
(※この動画には千賀航大投手も出演しています。)
ジャージのデザイン
シャツとパンツにデザインされているピン・ストライプは円形とひし形で構成されており、ニューヨーク市の地下鉄の特急路線を表現しています。
ジャージの胸部の「NYC」の文字は、クイーンズのみならずニューヨーク全体に敬意を表するものです。そして袖のパッチはニューヨーク市の地下鉄のトークンをイメージしたデザインです。
キャップの前面にはクイーンズ・ボロ橋の鉄骨の断面が描かれています。キャップの内側には、ニューヨーク市の地下鉄路線図がデザイン施されています。
背中の選手名は、アウェイ・ジャージの前面に使用してきたフォントで書かれています。ジャージの上部には、「The World's City」と書かれた紫色の碑文のイメージで書かれています。
このデザインは2年以上の準備を経て最終バージョンを決定する際に、25~30のバリエーションを検討しました。そしてメッツのフランシスコ・リンドー選手とブランドン・ニモ選手に試作を見せ了解を得ました。
シティ・コネクト・ジャージのお披露目
メッツは2024年4月27日のセントルイス・カージナルス戦でシティ・コネクト・ジャージを着用します。
今後のシティ・コネクト・ジャージ
メッツは2024年シティ・コネクト・ジャージをデビューする8チームのうちの1です。 これでシティ・コネクト・ジャージを持たない球団はヤンキースとアスレチックスの2球団だけです。
ヤンキースについては、オーナーのハル・スタインブレナー氏がヤンキースがホーム・ゲームでピンストライプのジャージ以外を着用する考えにあまり乗り気ではないと言われており決定に至っていません。
アスレチックスは3年後にホームをラスベガスに移しますし2025年から3年間は暫定的にサクラメント市をホームとします。このような事情からシティ・コネクト・ジャージの提供は未定です。その代わりという表現は妥当ではありませんが、ロサンゼルス・ドジャースが2つ目のシティ・コネクト・ジャージを2024年に発表する予定です。
アスレチックス ラスベガス移転前の3年間はサクラメントでプレー
(※このニュースはこちらの記事を参考にしました。)