2025年 アメリカ野球殿堂入りメンバーのキャップが決定

野球殿堂博物館は2025年に殿堂入りするメンバーが採用したチーム・キャップを発表しました。多くのケースでは、メンバーが所属した球団で最も思い入れのあるチームを選びます。例えば長く在籍した、最もチームに貢献した成績を残したなどの理由です。なかには2024年のジム・リーランド氏のように所属した全チームに敬意を表しあえて選択しない方もいます。しかし2025年のメンバーは全員所属したチームを選択しました。

選択したチーム

BBWAA (全米野球記者協会)選出

CC・サバシア(ヤンキース)

サバシア氏はメジャー・リーグ19年間で3チームで先発投手として活躍し、最後の11シーズンはヤンキースで活躍しました。サバシアはニューヨークで2009年と2010年にメジャー・トップの勝利数を上げました。ヤンキースがワールド・シリーズで優勝した年にはエースとして活躍しています。サバシアは2010年に20勝を挙げたブラック・エースの仲間入りを果たしました。

CC.サバシアの成績はこちらをご覧ください。

イチロー・スズキ(マリナーズ)

イチロー氏は19年間のメジャー・リーズのうち14シーズンをマリナーズでプレーしました。その間にオールスター・ゲームに10回選出されたほか、2001年にはアメリカン・リーグ新人王と最優秀選手賞を受賞しました。さらにマリナーズでは10回のゴールド・グラブ賞も受賞し、2004年には2度の首位打者を獲得し、MLBの2024年終了時に破られていないシーズン最多安打記録も樹立しています。

イチロー・スズキの成績はこちらをご覧ください。

ビリー・ワグナー(アストロズ)

ワグナー氏は16年間のメジャー・リーグのキャリアの最初の9シーズンをアストロズで過ごしました。オールスター・ゲームに3回選出され、30セーブ以上を記録したシーズンが5回ありました。1993年にアストロズのドラフト1巡目で指名されそのわずか2年後にメジャー・デビューを果たしています。

ビリー・ワグナーの成績はこちらをご覧ください。

ERA委員会(時代委員会)選出

ディック・アレン(フィリーズ)

アレン氏は15年間のメジャー・リーグのキャリアで5チームに所属し、そのうち9シーズンはフィリーズでプレーしました。フィリーズでメジャーのキャリアをスタートし、1964年にナショナル・リーグの新人王賞を受賞しました。アレンは通算351本塁打のうち204本をフィリーズで記録しています。

ディック・アレンの成績はこちらをご覧ください。

デーブ・パーカー(パイレーツ)

パーカー氏は19年間メジャー・リーグでプレーしたうち最初の11シーズンはパイレーツでプレーしました。パーカーはパイレーツでナショナル・リーグの打撃タイトルを2回獲得し、1978年にはナショナル・リーグ最優秀選手賞を獲得しました。また1979年のワールド・シリーズではパイレーツの優勝に貢献し、ゴールド・グラブ賞も3回獲得しました。

デーブ・パーカーの成績はこちらをご覧ください。

レリーフにチーム・キャップが刻まれる

殿堂入りしたメンバーのレリーフは2025年7月27日のInduction Celemonyの際にお披露目されます。レリーフには各人のメジャー・リーグの象徴的なキャリアを約90ワードで記述します。そしてレリーフにはチームのロゴが入ったキャップも刻まれています。メンバー自身と家族がレリーフに入れるチーム・ロゴを決定しますが、最終承認はアメリカ殿堂博物館が行います。

2024年に殿堂入りしたエイドリアン・ベルトレー氏はドジャース、マリナーズにも在籍しましたが、テキサス・レンジャースのチーム・キャップを選択しました。

ベルトレーのプラークはテキサス・レンジャースのチーム・キャップ

HOFウィーク・エンドには50人以上の殿堂入りメンバーが参加する予定で、全リストは7月上旬に発表されます。皆様もこの式典に参加しませんか?以下のサイトをご参照下さい。

アメリカ野球殿堂入り式典を観に行こう!

(※このニュースはこちらの記事を参考にしました。)

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