筆者は、今回(2025年)が通算5回目のインダクションセレモニーへの参加となります。
2025年のインダクションセレモニー参加にあたり、従来と大きく変えたのは宿泊先です。
これまではホテル住まいでした。それもイベント期間中はクーパーズタウン周辺のホテルは旅行会社、イベント関係者などが先行して押さえているようで例年満室です。筆者の経験では1年前でも予約が取れません。ですから宿泊先はもっぱら自動車で1時間以上かかるホテルを利用していました。
旅行スタイルの変化
ところが近年Airbnbなどの利用拡大により、ホテルだけでなく空き家や空き部屋、別荘などが一般人の宿泊先として利用できるようになりました。これは旅行スタイルに変化をもたらし、宿泊の選択肢が増えました。有難いことです。
一軒家に宿泊
クーパーズタウン周辺の一軒家は定員が8人以上の物件が主流です。またクーパーズタウンは野球発祥の地であることから少年野球のキャンプ地としても利用されているそうです。キャンプ利用者は少なくとも1週間以上利用するため貸主も1週間以上の条件で募集します。できるだけ少人数の定員で利用期間の短い物件は少ないため、筆者の友人は1年前に今回の物件を予約をしました。
ポイントは条件を絞り込んで早く予約することが重要です。
高望みはしない
宿泊した一軒家は築年数も古いようでしたし、常時人が生活していませんので、隅々まで手が回っている訳ではありません。家周りの雑草は伸びており、室内の設備もくたびれている箇所が多少目につきました。ですが基本的に睡眠が確保できシャワー、トイレなどの水回りが利用できれば十分です。食事は外食かスーパーで食材を買って家で調理します。電化製品や食器は利用できます。高級ホテルのように最新設備が完備していませんが、冷蔵庫電子レンジ、食洗機、洗濯機、乾燥機、エアコン、ドライアー、テレビが揃っていましたので十分です。当然使用した食器は洗わなければなりません。
気の知れた仲間との共同生活
海外で家族以外の人と共同生活する機会はそうそうありません。多少の気は遣いますが、今回は4泊5日と短期間の滞在ですし、同じ目的を持った仲間ですから快適な共同生活が送れました。ベットルームが3部屋、シャワールームが2つ、トイレが3つ。定員8人の一軒家でしたが大人4人の利用は最適な人数だったと実感しています。
利用価格も適切
現在インフレが進むアメリカ社会。アルバニーのホテルでも一般$200〜$300は確実に取られます。今回利用した一軒家の総額を人数割したところ1泊約$300でした。定員の8人の利用では1泊$150です。安いとは言えないものの目的を果たすための立地を考えると投資価値があると思いました。
民泊の最大のメリット
今回一軒家に宿泊して感じた最大のメリットはクーパーズタウンへの近さです。自動車で約5分の移動は時間の節約になりました。今まで経験した往復3時間の移動が有効利用できます。また早朝から夜まで時間を自由に使えます。例えばパレードの場所を取るために朝一からの行動、新メンバーのプラークをいち早く見るために21時までの滞在。これはツアーに参加してはできません。アルバニー滞在でも可能ではありますが体力の消耗と睡眠不足を覚悟しなければなりません。近さは最大の武器です。
クーパーズタウンの駐車場
現地に近くても、パレードの日、Induction Ceremony当日の駐車場確保は多少苦労しました。無料駐車場のレッド・ポットが最も博物館に近く便利ですが、収容台数は50台程度です。イエロー・ポット、ブルー・ポットは博物館まで歩ける距離ですが30分〜40分歩きます。博物館と駐車場を結ぶトローリーは運行していますが、$5の一日券の購入と待ち時間のロスが発生します。そこで今回初めて有料の駐車場を利用しました。
レッド・ポットから博物館に向かって徒歩3分ほどの距離にあるレストランの駐車場を$20で利用できました。この価格は高くありません。トロリーバス4人分の料金と同じ金額で時間が節約できました。
無料にこだわらず有料駐車場の併用のメリットを学びました。
何度訪れても毎回学ぶことがあります。今回も民泊、一軒家宿泊を経験できました。正解は人それぞれですので存在しません。ただ選択肢の広がりを実感できた旅でした。