ローンデポパークはMLBナショナルリーグの東地区のマイアミ・マーリンズの本拠地となり、2012年にオープンした野球専用スタジアムです。
開場後、しばらくはマーリンズパークとして親しまれてきましたが、2017年、当時のオーナーだったジェフリー・ロリアがマイアミ・マーリンズ球団をデレク・ジーター(元ヤンキース)とブルース・シャーマンが率いる投資家グループ売却。
その後、2021年にネーミングライツを獲得したローンデポ社の名前でローンデポパークと呼ばれるようになりました。
開場当初は天然芝のスタジアムでしたが、ドーム球場となり、屋根を閉めることが多いため、芝の生育条件が悪く、2020年に人工芝に張り替えられました。
外野エリアに巨大なオブジェが設置されており、マーリンズの選手がホームランを打つと、巨大なオブジェで祝う仕掛けになっています。
スタジアムの基本情報
球場名 ローンデポ・パーク(LoanDepot Park)
所在地 501 Marlins Way, Miami, FL 33125
収容人数 36,742人
芝 天然芝
ダグアウト 3塁側がマイアミ・マーリンズ、1塁側がビジターチーム
ローンデポ・パークの歴史とエピソード
イチロー
2015年にヤンキースからマイアミ・マーリンズに移籍したイチロー選手で一気にメジャーになった球場でもあります。
当時は多くのファンがマイアミまで観戦に駆け付けました。
マーリンズに在籍していた2016年は、デンバーのクアーズフィールドで行われたコロラド・ロッキーズ戦に先発で出場し、7回に三塁打を放ち、史上30人目のMLB通算3000安打を達成しました。
WBC日本代表
2023年にはWBC(ワールドベースボールクラシック)の準決勝、決勝がこのローンデポパークで開催されました。
東京での準々決勝を勝ち、準決勝へ進んだ日本代表は、準決勝でメキシコ代表と対戦。終盤まで劣勢だった日本代表でしたが、村上選手の逆転サヨナラの2点適時二塁打で決勝進出を果たし、その決勝では、アメリカとの対戦で、抑えとして登場した大谷翔平投手が見事にアメリカ打線を抑え、日本を優勝に導きました。
大谷翔平
2025年9月19日はメジャーリーグ史上に残るだろう、伝説的な1日となりました。主役は大谷翔平選手でした。
史上初の50本塁打50盗塁の達成が高まる中でのマイアミでの試合となりました。
この試合、大谷選手は、第一打席で2塁打を放ち、その後、盗塁を決め、シーズン50盗塁を達成します。
6回表の第4打席でライトスタンドの上段席へ49号のホームランを放ち、50-50に王手をかけます。
そして、8回表の第5打席で50号ホームランを放ち、メジャーリーグ史上初の50本塁打&50盗塁の達成します。さらに9回表の第6打席もライトスタンドへの上段席へ3打席連続となる51号のホームランを放ち、大谷選手のこの日の成績は6打数6安打3本塁打10打点2盗塁というすさまじいものとなりました。
日本から最も遠い都市にあるマイアミのローンデポパークですが、私たち日本人にとっては、非常に身近に感じられる球場の1つではないでしょうか。
ローンデポ・パークでの観戦の準備

マーリンズの本拠地のローンデポ・パークの球場内の座席についてのご案内です。バックネット裏の前の座席は飲食込の最高級の座席になります。ダグアウト上は比較的買いやすい価格で販売されます。

ローンデポパークで観戦する際のQ&Aになります。
公式サイトでうまくチケットが買えないときの解決策、アクセスについてなどの疑問の答えがここにあるかも。もし掲載がない質問はお気軽にお問い合わせください。
WBC2026
2023年に優勝した日本代表は2連覇を目指してWBC2026年への挑戦が始まります。ローンデポパークは以下の試合が予定されております。
日本代表は東京ドームでの1次ラウンドを勝ち抜くと、準々決勝をマイアミでのローンデポパークで3月14日に行います。
1次ラウンド
2026年3月6日(金)から3月11日(水)
準々決勝ラウンド
2026年3月13日(金)、14日(土)
準決勝
2026年3月15日(日)、16日(月)
決勝
2026年3月17日(火)
ローンデポ・パークの観戦に便利なホテル
マイアミ・マーリンズの本拠地であるローンデポ・パークは、マイアミのダウンタウンエリアから約5キロぐらい、また空港のエリアからも6キロほどの場所にあります。
この球場周辺は安心して滞在できるホテルがないので、拠点とするべきエリアはダウンタウン、または空港エリアのホテルという選択肢もあります。