2023年アメリカ野球殿堂入りローレン氏とマクグリフ氏のチーム選択

2023年にアメリカ野球殿堂入りが決定したスコット・ローレン氏とフレッド・マクグリフ氏。一般的には殿堂入りの際に、過去に所属したチームから1つのチームを選び、殿堂入りの際に作られる盾(プラーク)や、記念グッズなどに選んだチームのロゴを入れます。

(※上の写真のケン・グリフィー・ジュニア氏はマリナーズを選択しました。)

ローレン氏はカージナルスを選択しましたが、マクグリフ氏はどのチームも選択しませんでした。ローレン氏とマクグリフ氏は2023年7月23日にニューヨーク州クーパーズタウンで正式に殿堂入りを果たします。彼らの盾(プラーク)は当日のセレモニーの直前に公開されます。

ローレン氏の経歴

ローレン氏は殿堂入りプレートにカージナルスを選びましたが、カージナルスのキャップを選択した12人目のメンバーです。メジャーで17シーズンプレーしましたが6シーズンをセントルイスで過ごしました。所属中には3回のゴールド・グラブ賞を獲得し、4回オールスター・ゲームに選出されました。ローレン氏は2006年に田口壮氏と共ワールド・チャンピオンに輝きました。ローレン氏の現役時代にはこの1回のみです。

ローレン氏はフィリーズでメジャー・デビューし足掛け7年、カージナルスで6年、ブルージェイズで2年、レッズで4年プレーしました。フィリーズに一番長く在籍しましたが、最も活躍したのがカージナルス時代です。

ローレン氏の経歴はこちらです。(英語版)

フレッド・マクグリフ氏の経歴

2022年12月4日にContemporary Baseball Players Era Committee(現代野球選手時代委員会)によって選出されたマクグリフ氏は、19シーズンにわたり6チームでプレーしました。ブルージェイズ、ブレーブス、レイズでそれぞれ5年間過ごし、パドレスで3年、カブスで2年、ドジャースで1 年それぞれプレーしました。マクグリフ氏の現役選手としてのキャリアは偏りがなく分散されています。バッティングはどのチームでも均等に成績を残しています。

マクグリフ氏は、メジャーをスタートしたトロント、ワールド・シリーズで優勝したアトランタなど候補に上がりましたが、それぞれのチームの素晴らしいファンと平等に祝いたいと判断しました。 つまりプレートに特定チームのロゴを入れないという判断です。

マクグリフ氏の経歴はこちらです。(英語版)

(※このニュースはこちらの記事を参考にしました。)

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