アメリカ時間8月31日のポスト・シーズン・ロースター資格の期限が過ぎました。注目の何人かの選手は他球団から獲得の打診を受けてチームを移ります。エンゼルスはウェーバーに登録された6選手中5選手が他球団との契約にこぎつけました。
クリーブランド・ガーディアンズ
アメリカン・リーグ中地区2位のガーディアンズ。2023年8月31日時点のチーム成績は64勝70敗でエンゼルスと同じです。ワイルド・カード争いでは上位3チームに入る事は困難ですが、中地区首位のツインズは69勝65敗でゲーム差は5です。ツインズとの直接対決もホームで3戦(9/4~9/6)残しています。まだチャンスがあると踏んだガーディアンズはエンゼルスから3投手を獲得しました。
アメリカン・リーグ中地区順位
順位 | チーム | 勝 | 敗 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ツインズ | 69 | 65 | .515 | |
2 | ガーディアンズ | 64 | 70 | .478 | 5.0 |
獲得選手
ルーカス・ジオリト(エンゼルス)
エンゼルスはジオリト投手とレイナルド・ロペス投手を獲得するために有望選手2選手をホワイトソックスに放出しました。しかし、プレーオフ争いから後退した結果、両選手ともウェーバーになりました。エースのシェーン・ビーバー投手が故障者リスト入りし、タナー・ビビー投手、ローガン・アレン投手、ギャビン・ウィリアムズ投手の新人トリオが支えたガーディアンズのローテーションにベテラン投手が加わります。
レイナルド・ロペス(エンゼルス)
ジオリト投手と共にエンゼルスに移籍したロペス投手ですが、またしても2投手セットでガーディアンズに移籍が決まりました。 ガーディアンズのブルペンのエマニュエル・クラセ投手、ジェームズ・カリンチャック投手、トレバー・ステファン投手、エニエル・デ・ロス・サントス投手などとブルペンを形成します。
マット・ムーア(エンゼルス)
2022年はレンジャーズで過ごした後、ムーア投手はエンゼルスと1年契約を結びました。エンゼルスはで44イニングで49奪三振、12四球、防御率2.66とリリーフ投手では安定した成績を収めています。34歳の彼はガーディアンズの救援陣に厚みをもたせてくれるでしょう。
シンシナティ・レッズ
レッズは69勝66敗でナショナル・リーグ中地区3位です。首位のブルワーズとは6ゲーム差、ワイルド・カード争いでも3位のジャイアンツと1ゲーム差です。ポスト・シーズン進出の可能性は十分あります。首位ブルワーズとの直接対決はありませんが、2位カブスとはホーム球場で3連戦(9/1~9/3)を予定しています。混戦のナショナル・リーグから勝ちあげる事はできるでしょうか?
ナショナル・リーグ中地区順位
順位 | チーム | 勝 | 敗 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ブルワーズ | 74 | 59 | .556 | |
2 | カブス | 71 | 62 | .534 | 3.0 |
3 | レッズ | 69 | 66 | .511 | 6.0 |
獲得選手
ハンター・レンフロー(エンゼルス)
今シーズンのレッズはレフトに9選手を起用しています。実績のある31歳のレンフロー選手はワイルド・カード獲得に向けて突き進む中、強力な外野手を形成します。
ハリソン・ベイダー(ヤンキース)
ベイダー選手はヤンキースで出塁率.278、OPS.643でキャリア最低の成績でした。故障者リストにも入りました。 しかし29歳のベンダー選手はポテンシャルの高い選手ですからチームが変わり成績が上向くかもしれません。
マリナーズ
トレード期限ではアメリカン・リーグ西地区4位で売り手に回ったマリナーズ。8月は21勝を上げ、一気に地区優勝争いに加わりました。残り1ヶ月の9月は熾烈な首位争い、ワイルド・カード争いが予想されますが、このタイミングでしっかりと補強しました。
アメリカン・リーグ西地区順位
順位 | チーム | 勝 | 敗 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | マリナーズ | 76 | 57 | .571 | |
2 | アストロズ | 77 | 58 | .570 | 0.0 |
3 | レンジャーズ | 75 | 58 | .564 | 1.0 |
ドミニク・レオーネ(エンゼルス)
マリナーズのブルペンは、オールスター・ブレイク以降、メジャーで2番目に良い防御率を記録しています。、2012年にドラフトでマリナーズに入ったレオーネ投手の加入で厚みが増します。
(※このニュースはこちらの記事を参考にしました。)