2021年6月19日(日本時間)大谷翔平選手がホームラン・ダービーに出場する意向を示したという発表がありました。大谷翔平選手のオールスター・ゲームの出場の可能性は高いのですが、まだ投票が始まったばかりで決定したわけではありません。
ホームラン・ダービーのみ出場事例
2016年にホームラン・ダービーに出場し優勝したジャンカルロ・スタントン選手(出場時はマイアミ・マーリンズ所属)はオールスター・ゲームのメンバーに選出されていませんでした。つまりホームラン・ダービーのみに参加をしました。この事例がありますので、大谷翔平選手のホームラン・ダービーへの参加は故障などのアクシデントが無い限り、実現すると思われます。
ホームラン・ダービーのルール
2021年のルールはまだ公表されていませんが、筆者が観戦した2017年のホームラン・ダービーのルールをご紹介します。
2017年の出場者
アメリカン・リーグから4名、ナショナル・リーグから4名選出されました。
選手名 |
所属チーム |
メモ |
ジャンカルロ・スタントン |
マイアミ・マーリンズ |
2016年のホームラン・ダービーの優勝者 |
アーロン・ジャッジ |
ニューヨーク・ヤンキース |
2017年にブレイクしたヤンキース期待の新人選手 |
コディ・ベリンジャー |
ロサンゼルス・ドジャース |
2017年にブレイクしたドジャース期待の新人選手 |
マイク・ムスタカス |
カンザスシティ・ロイヤルズ |
2017年にキャリア・ハイの38本塁打を記録。ロイヤルズにはドラフト1位(全体でも2位)で入団。 |
ミゲル・サノー |
ミネソタ・ツインズ |
2021年現在前田健太投手とチーム・メイト。ホームラン打者の印象であるがキャリア・ハイは2019年の34本塁打。 |
チャーリー・ブラックモン |
コロラド・ロッキーズ |
ロッキーズ一筋の選手。ホームラン打者というよりも高打率の中距離ヒッター。2017年は37本塁打を記録。 |
ジャスティン・ボーワ |
マイアミ・マーリンズ |
マーリンズ時代のイチロー選手のチーム・メイトで、2020年に阪神にも在籍した。 |
ゲイリー・サンチェス |
ニューヨーク・ヤンキース |
ヤンキースの打てるキャッチャーで2017年には33本塁打を記録。 |
2017年のルール
1対1の対決です。持ち時間4分間の間に何本ホームランを打てるかを競争します。対戦相手は2017年のオールスター・ゲーム前までのレギュラー・シーズンでのホームラン数の多い順にシード1から8までに振り分けられ、1位対8位、2位対7位、3位対6位、4位対5位が対決します。シードが下位の選手が先行で競技が始まります。またユニークなルールとして以下の2点があげられます。
・4分が経過するまでに1回45秒の休憩を取る事ができる。(決勝のみ2回休憩)
・4分が経過するまでに飛距離130m(440フィート)以上のホームランを2本打った場合、さらに30秒が追加される。
4分経過前に後攻の選手が先行の選手のホームラン数を超えたら、その時点でその対戦はストップします。
単にホームランを打つだけでなく、飛距離がアドバンテージになります。しかしながら距離を意識しすぎると打ちそこなったり、疲労がたまったりします。ルールに基づいた駆け引きが必要ですが、大谷翔平選手の飛距離、年齢をからは勝てる要素が多いですね。
1回戦の結果
勝敗 |
選手名 |
ホームラン数 |
ホームラン数 |
選手名 |
勝敗 |
負け |
ジャンカルロ・スタントン |
16本 |
17本 |
ゲイリー・サンチェス |
勝ち |
負け |
マイク・ムスタカス |
10本 |
11本 |
ミゲル・サノー |
勝ち |
勝ち |
コディ・ベリンジャー |
15本 |
14本 |
チャーリー・ブラックモン |
負け |
勝ち |
アーロン・ジャッジ |
23本 |
22本 |
ジャスティン・ボーワ |
負け |
準決勝の結果
勝敗 |
選手名 |
ホームラン数 |
ホームラン数 |
選手名 |
勝敗 |
勝ち |
ミゲル・サノー |
11本 |
10本 |
ゲイリー・サンチェス |
負け |
負け |
コディ・ベリンジャー |
12本 |
13本 |
アーロン・ジャッジ |
勝ち |
決勝戦の結果
勝敗 |
選手名 |
ホームラン数 |
ホームラン数 |
選手名 |
勝敗 |
負け |
ミゲル・サノー |
10本 |
11本 |
アーロン・ジャッジ |
勝ち |
2021年のルールは変わるのでしょうか? 判明次第ご紹介します。いずれにしても大谷翔平選手のオールスター・ゲームの二刀流での出場ならびにホームラン・ダービーへの参加を期待しつつ、その両方で好成績を残してほしいですね。
テレビ放送の予定
2021年のホームランダービーは、NHK、J SPORTS(ジェイ・スポーツ)で生放送が予定されています。
MLBオールスターゲームは、まだ未定(7月1日現在)です。今後の更新は、NHK、J SPORTS(ジェイ・スポーツ)内の放送スケジュールをご確認ください。
フューチャーズゲーム(生放送) J SPORTS
J SPORTS 日本時間での放送時間 7月12日(月) 午前3時50分から午前8時
ホームランダービー(生放送) NHK / J SPORTS
J SPORTS 日本時間での放送時間 7月13日(火) 午前8時45分から午後12時15分
NHK 日本時間での放送時間 7月13日(火) 午前9時5分から午前11時30分