2024年8月5日のニュースでジャンセン選手が同一試合に両チームで出場する可能性につきまして以下の記事を書きました。
メジャー初!
それが2024年8月26日(アメリカ時間)の試合で実現しました。この日の第1試合は2024年6月26日に雨のため中断されたブルージェイズ対レッドソックス戦の続きとして開催されました。
当時の試合は2回表、1アウトで打席に立っていたダニー・ジャンセン選手のボール・カウントは0-1でした。8月26日はこの続きとしてダルトン・ヴァーショ選手が代打で起用されました。ヴァーショはニック・ピヴェッタ投手から三振を喫しました。
そして、ジャンセンに代打が送られた直後にレッドソックスのアレックス・コーラ監督はジャンセンを捕手として起用しました。6月26日の試合中断時にレッドソックスの捕手として出場していたのはリース・マグワイア選手でした。しかし8月26日はマイナーに所属のため、この試合には出場できません。
Long at-bat, huh pic.twitter.com/FPWRg8t88H
— Toronto Blue Jays (@BlueJays) August 26, 2024
そのため6月26日にブルージェイズの選手として打席に立っていたジャンセン選手をレッドソックスはトレードで獲得していましたので、ジャンセン選手をマグワイア選手の交代捕手として出場させました。ジャンセンはMLB史上初めて、両チームで同じ試合に出場した選手となりました。記録上はレッドソックスで4打数1安打、ブルージェイズでは打席には立たなかったことになります。
試合のスコアはこちらをご覧ください。
MLB史上初ですので、ニューヨーク州クーパーズタウンの野球殿堂博物館で、ジャンセンの歴史的試合を記念した品が展示される可能性があります。ジャンセン選手はこの日レッドソックスで着用したユニフォームは2着ありますので、1着を野球殿堂博物館に寄贈する予定だそうですが、6月26日に着用したブルージェイズのユニフォームは行方不明のようです。
マイナーでは記録あり
実はこのレアはケースはマイナー・リーグでは少なくとも1例ありました。
デイル・ホルマンは、1986 年にシラキュース・チーフスとリッチモンド・ブレーブスの両チームで同じ3Aの試合に出場しています。
6月の試合ではホルマン選手はシラキュース(当時はブルージェイズのトリプルA傘下)に所属していました。この試合も雨のため中断されたため8月16日にその続きの試合として再開されました。再開時にはホルマン選手はブルージェイズから解雇され、ブレーブスと契約していました。ダブルAからスタートしたホルマン選手はこの試合にはトリプルAに昇格していました。
デイル・ホルマンの記事はこちらをご覧ください。
試合が始まった6月のホルマン選手はシラキュースで1打数1安打、試合が再開されたときはリッチモンドの選手として2打数2安打でした。同一試合に両チームで出場し両チームでヒットを放っています。
(※このニュースはこちらの記事を参考にしました。